☆『虚像』カフェオレさん

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(尾崎ゆうじの)

『5分読書コン短編の期待できる度を評価してみた!』


 評価シート


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作者さんへ……このたびは企画にご参加いただきありがとうございます。

読者さんへ……本ページにお越しいただきありがとうございます。

      この作品良さそう、と思ったら作者さん並びに尾崎のフォローをお願い致します。



1 作品タイトル『虚像』

作者名: カフェオレさん

 作品リンク https://kakuyomu.jp/works/1177354054934569502

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2 本作のキャッチコピーとあらすじ引用(抜粋)

 

(キャッチコピー引用)


灰色の世界での出会い


(あらすじ引用)


終末感、世紀末感を意識した短編小説です。

ぜひご一読ください。


(以上、引用でした)

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3 尾崎が作品を読んだ日: 


 2020年 11月 6日 



4 各項目の評価・採点(各最高15ポイント(⑦のみ10ポイント)):


(↓評価モードや事前情報)


 評価モードはノーマルです。5分コンのテーマとしては、どんでん返し系ですね。



※評価モード・採点基準について知りたい方はこちら

https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054914254604/episodes/1177354054935296760


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①[タイトルやあらすじなど……9pt/15pt]


(↓ひと言)


 タイトル、キャッチコピーともに、最初はあまりピンときませんでしたが、全体を読んだうえで、「ああ、なるほど、そういう意味なのか」という類のものでした。なるほどなあ。評価が難しいですね。


 あらすじは、もうちょっとストーリーを教えてほしいかなと思いました。もちろんネタバレをしない程度に。


②[掴み……14pt/15pt]


(↓ひと言)

 

 荒廃した世界観からの、主人公がライフルを持ってシェルターを守っているという状況からスタート。そして外に出た探索隊が戻ってくるのか、こないのか、というストーリー進行が素敵。自然と読み進めました。


③[文章……14pt/15pt]


(↓ひと言)


 上手だと思います。ごく文字数の限られた短編でSFな世界観を描き、きちんと魅力ある作品にできているのは、表現したいものを描ける筆力あってのことだと感じます。


④[ストーリー……11pt/15pt]


(↓ひと言)


 終末都市のシェルターにおける、ハラハラドキドキのボーイミーツガール、という感じ、みたいな。です。


 「おおおっ!」という反応になるかどうかは、読者によるかなあ……。どんでん返されました。



⑤[キャラクター……11pt/15pt]


(↓ひと言)


 おそらく主人公やヒロインの年齢は、あえて隠している感じですね。ヒロインは、いかにも拾われたヒロインという感じで魅力を感じますね。短編の中でSFな世界観を描かなければいけないので、キャラクターを起てるのは限界があるよなあ、と感じます。苦労したと思います。頑張りましたね!



⑥[オリジナリティ、本作特有の魅力など……13pt/15pt]


(↓ひと言)


 もちろん酸性雨によって荒廃した街(世界)というのがオリジナリティですね。無理なく描かれている気がします。そんなに詳しく描写しているわけじゃないけど、きちんとイメージしながら読めるのは、現代SFならでは。題材選びも良かったみたいですね。


 シェルターの生活がそれっぽくて「もう駄目じゃん、この世界……」という絶望感が感じられます。



⑦[コンテスト・マッチ……7pt/10pt]


(↓ひと言)


 マッチしているような、していないようなです。題材は普遍的なので、想定読者層に対しては、そんなに問題じゃないと思いますが、どんでん返し系テーマの「最後はやっぱり私が勝つ」というところが問題になってきますね。うーん、またまたトリッキー。


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[おさらい]

・タイトルやあらすじなど……9pt

・掴み……14pt

・文章……14pt

・ストーリー……11pt

・キャラクター……11pt

・オリジナリティ、本作特有の魅力など……13pt

・コンテスト・マッチ……7pt



5 総合得点は──


(79)pt! 期待できる度──「もう少し?」



【最後にひと言】


(良かった点)


 勉強になりました! この字数の短編では、現代SF(ファンタジー)がぎりぎりだな、と感じました。


 最後まで自然と読み進められるような構成がきちんとできていて、実力者だなーと思いました。



(指摘・提案・もっと良くなるかも?)


 本作は短編としてだいぶ完成度が高いので、特に指摘などは思い浮かばなかったです。ただ私が言いたいのは、作者さんも確実に把握しているであろうですね。個人的には、あんまり読んで良い気持ちになる感じじゃなかったなあ……。


「うーん、どうなのかなあ」という歯切れの悪い言い方になっちゃいますね。評価はそこに吸われている感じです。でも他の読者さんがどう思うかはちょっとわからないので、うん、微妙ですね。



6 読者のみなさまへ:


 → 一読あれ。


 以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!

 気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054934569502



 では、次の作品紹介をお楽しみに! 

 


創作コーチ


尾崎ゆうじ

(note) https://note.com/ozaki_yuji


(youtube) https://www.youtube.com/channel/UCu54sC6pviWQUC1eA6dqDKg/featured?view_as=subscriber 

 ※初級者向けの『ゼロから講座』は、主にyoutubeとカクヨムにて実施しています!


https://stand.fm/channels/5f810a3bf04555115d146941 

 ※初~中級者向け。企画で語りきれなかったコメントの深掘り発信を音声で『気になるどーラジオ』


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