★『第3回気になるどー 特別フル読み選出作品』
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第3回気になるどープロジェクト 評価シート──フル読みバージョン──
今回も、お馴染みのフル読みをやることにしました。
第3回気になるどープロジェクト参加作品の中から1作品だけチョイスして『勝手にフル読みして感想を正直に述べ』ます。
(注)……フル読みとは、キリの良い部分(10万字前後)か、あるいは気になり続ける限り読むことを指します。通読することを確約するものではなく、途中で続きが気にならなくなったらそこで中断する場合もあります。
──で、その前に一言。
今回で『特別フル読み』は終わりにします。
詳しくは、またすぐにアップする第4回気になるどーの募集に関する告知と一緒にお知らせしますが、以降『気になるどー』に参加する場合はご了承ください。
では、今回フル読みに選ばれた作品はこちらです!
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1 作品タイトル『私が殺した白雪姫』
作者名:かしこまりこ
2 作品のリンクはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918512751
3 尾崎が作品を最初に読んだ日:
2020年 9月 5日
4 メモ(感じたこと、作品内容など):
① (フル読みに選んだ理由)
今回も最後に読んだ作品を選んでしまいました。
心理描写が適度かつ内容がこもっているというか、すごく興味をそそられたのが理由です。登場人物がつくりものっぽくなくて「これから何を話すのだろう」「どんな反応を示すだろう」と気になるのでした。それが一番の理由だったと思います。
正直なところ、かつて直木賞を獲った恋愛小説より中身が気になり、最後にどういう結論を出すのだろうかと、ぐいぐい行きました。
とはいえトータルで見ると、ちょっとのところで及ばないのかなあと感じたので、それは最初のうちに言っておきます。
でもよかった!! すごく!!
※今回の動画について……フル読みの場合は時間制限もなく、気になったところで指摘して次へ──という流れなので、必然的にかなり細かく見てます。特筆するような良い点なども、その場で語っていますので、評価シートはかなり簡単に書きますね。
内容が気になる方は、すみませんが動画を確認してください。(長いです)
② (良かった点)
(1) 何を隠そう人物描写!
作者さんは前回、『人物に共感できるか』に注意して読んでほしいと要望を出していましたが、むしろ人物の作り方や魅せ方、台詞など、むしろ突出している感じがしました。おそらく力を入れているところなのだろうと思います。素晴らしかった。ちなみに、私の友人で「おふくろ」と呼ばれている者がいました。結婚しました。
(2) テーマ
この物語の主なテーマは『生まれもった性質に対してどう向き合っていくか』だと思うのですが……特にメインの登場人物である美華とあきらの、それに対する迎合や反発、羨望だとか、そういう描写が非常に良く描けていると思いました。ただ読んで「面白い」に留まらなくて「中身がある」作品だと感じました。
(3) 台詞
とても大事。
私は『台詞』こそ、その人物を表現するのにもっとも重要な役割を果たしている要素だと考えています。
ストーリー進行に必要なことだけ言ってもつまらないし、作者に無理やりキャラ付けされていても冷めてしまう。読んでいてはっとするような、自然でユニークな台詞が多く、とても惹かれました。
③ (全体を通して気になる点・主な指摘事項)
(1) 前回の評価で指摘したところ
これについては割愛します。詳しくは気になるどーの前回の評価をご覧ください。
(リンク)https://kakuyomu.jp/works/1177354054914254604
(2) 藤坂一星の視点
13話から藤坂の視点が少し挟まるけど、プレイボーイということもあって、そのあたりの心理描写が若干くどくなっている気がしました。難しい按配だと思いますが、本作における人物描写で最も気になったポイントでした。
(3) 21話冒頭のあきらの心理
動画に委ねます。書くのが難しい。
(4) 22話からの展開
動画で一生懸命ぐだぐだと語っていますので、そちらを聞いてほしいです。作者さんがこの作品のことをどう思っているか、どうしたいかによって、改善は必要だと思いました。
☆もっと詳細が知りたい方は、こちらのyoutube動画をご覧ください。
口下手の尾崎ゆうじが一生懸命細かく解説しています。(だらだらしてるので倍速再生推奨!)
フルなので長いです! 作者さんのための特別動画と言ってよいでしょう!
動画のリンク↓
https://youtu.be/GsbxJ9ntKVo
では、採点に移ります!
5 この作品の『総合おすすめ度』は……
…
……
…………
【85%】です!
個人的には、第1話の部分と、ラストに至る過程がもう少し適度に膨らんでいれば商品レベルだと考えています。
6 読者のみなさまへ:
→ けっこうおすすめです。文量も少なめで、結構読みやすい。中身もある。というわけで、ぜひ読んでいただいて(もうみんな読んでる?)、私の言わんとしていることに共感できるか、お知らせいただけると嬉しいです。
「えー、これでもいいじゃん」という感じなら、それもお知らせください。
以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!
気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918512751
では、次回の気になるどーをお楽しみに! 告知もします!
尾崎ゆうじでした!
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