『王は死んだ』レイク

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 第3回気になるどープロジェクト 評価シート



1 作品タイトル『王は死んだ』

作者名:レイク


2 作品のリンクはこちら↓

 

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054918295761


3 尾崎が作品を最初に読んだ日: 


 2020年 8月 27日 


4 メモ(感じたこと、作品内容など):


① 特に要望は無かったので、いつもどおりに評価しました。文章を書くことにまだ少し慣れていないような印象を受けたので、その辺を中心に指摘などしました。


② (良かった点)


(1) 背伸びしない感じ


 無理にかっこよくしようとか、そういう印象がなく、今できる範囲の中で最善を尽くそうとしている素直な印象を受けました。


 もしかすると自覚は無いかもしれませんが、とても良い資質だと私は考えます。それは小説にかぎらず、何かを始め、高いレベルのスキルを習得していく過程において必要なものだと思います。


   

(2) 行動力


 上で述べたことの延長かもしれませんが「今できることをそのままやってみよう」といった姿勢で、力むことなく、カクヨムに作品をアップしたのかなと思います。


 そのうえで「正直なところ現在の自分の作品どうなん?」という疑問から企画に参加いただいたのだと思いますが、その過程も、それほど高いハードルには感じなかったのではないでしょうか。


 その度胸と行動力は武器です。そのまま行きましょう。


 私がネット投稿を始めたのは3、4年前のことで、たしか『なろう』の方だったと思いますが、当時はものすごく緊張してマウスを握る手が震えていた記憶があります。アップ後も、すぐにでも削除できるようにと身構えてましたね。


 きっと作者さんは、それほどの緊張を覚えることはないでしょう……羨ましいです。──と、勝手に想像していますが、違ったらすみません汗 


(3) 異世界転生の扱い


 王が生まれ変わったあとで、「これが流行りの転生か」という旨の一文があります。


 おそらくこの世界の設定上、どこかしらで「異世界転生というものがある」という噂などが流布しているのだと想像できますが、これは良い設定ですね。


 ハイファンタジーからのハイファンタジー転生なので、王が異世界転生をした時の心の準備というか、心構えがそれなりにできてないと、まるまる最初からのスタートで大変ですから(読者が)。



③ (全体を通して気になる点・主な指摘事項)


(1) いまさら感


 この指摘からは逃れられないと思います。


 こんなに異世界転生で溢れている時代に、これといった差別化がされている感じがしなかったので、あらすじを読んだ時点であんまり惹かれませんでした。


 プロローグと第1話を読みましたが、特に第1話で、そのまんまの印象を抱きました。



(2) くどめ


 プロローグから第1話へ──という場面は、それなりに良い雰囲気でした。そんなに指摘することもなく、時間も余ったので第1話に進んだ次第なのですが……。


 結果、第1話がちょっとくどめだと感じました。例えば図書館で移動式の階段を探して見つけて……のように、ストーリーと関係のない行動について述べたりだとか、重要度の低いものに字数を割いている印象が強いです。


 これは(1)とも繋がる部分です。文章だけでなく、構成の問題も大いに関係してくるので、この作品を現代で人気にしたいと思ったら、かなりの改稿と工夫を凝らさなければならないでしょう。



(3) 文章について


 冒頭で述べたとおり、まだ小説を書くことに慣れていない様子だったので、僭越ながら動画で少し指南しています。これこそipadを使うメリットだなと我ながら感じました。


 あとは動画に譲ります。


 

☆もっと詳細が知りたい方は、こちらのyoutube動画をご覧ください。

 口下手の尾崎ゆうじが一生懸命細かく解説しています。(だらだらしてるので倍速再生推奨!)

 

 動画のリンク↓  

 

 https://youtu.be/sW8v0tkD-FE


 では、採点に移ります!



5 この作品の『 続きが気になる度 』は……

 

 …


 ……


 …………


 【20%】です!


 理由は上記のとおりです。あくまで私の意見なので、すべて無視して結構ですが、もっと人気作にしたいなあという欲求が強いのであれば、現状この作品テーマではどれだけ改稿してもきついと思いました。


 この企画でこういうことを言うのは初めてですが、今回は言いたい。もうありふれてしまっていて、こういった企画などでない限り、読みたいと思わない作品です。


 ただし『とにかく1作品を最初から最後まで通して完結させる』という作業工程と、結果的にその作品が自分の表現したいものを上手く表現できているのかという確認は、経験としてめちゃくちゃ大事なことだと思うので、そのために書くのは一向に構わないでしょう。


 まだ8話ですので、選択はご自由に。



6 読者のみなさまへ:


 → うーん、です。私はあまりおすすめできないですが、まだ8話までのアップなので、そこまでで何か感想があれば、伝えてあげると喜ばれると思います。テーマについては、すでにここで述べているので、触れなくてよいでしょう。



 以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!

 気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!


https://kakuyomu.jp/works/1177354054918295761


 では、次の作品紹介をお楽しみに!


 尾崎ゆうじでした!

 

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