命・~貴女という幼い命~・詩です
野口マッハ剛(ごう)
オレの女友達から逃げた男に向けて叫ぶ詩
貴女の命
その男は逃げた
貴女という幼い命
その男は逃げて何がしたい
貴女の幼い命に母がいる
男は逃げて 女友達は産む
貴女という幼い命は決して不幸ではない
オレは知っている
貴女という幼い命と その母は強いと
オレは知っている
貴女という幼い命の写真を 貴女の母は嬉しそうにオレに見せてくれた
出会い系で知り合ったらしい
貴女の幼い命は果たして本当の父を知ることができるのか
オレは少しも怒らずにその出会い系の話を聞いた
今ごろ逃げた男は何をしているのか
オレの女友達はオレのことを兄さんと呼んでくれた
貴女という幼い命の母
貴女という幼い命の父
父は何を思う
母と娘を残してどこに行った
オレは心にちょっと その幼い命の父親がわりになれたらと思う
実はオレのお母さんの父 つまりおじいちゃんは血がつながらない
そんなおじいちゃんはオレを可愛がってくれた
だから オレは 優しさというものがわかる
だから オレは その幼い命の父親がわりになれたらと そっと心に思う
逃げた男には一生わからない感情
オレは その女友達と娘のこれからを どうか 神様が見守ってくれると信じている
オレのおじいちゃんは血がつながらない
それでもオレを可愛がってくれた
オレも その優しさを その幼い命に与えてやりたい
逃げた男には一生わからない感情
これがオレの叫びだ
命・~貴女という幼い命~・詩です 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo
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