什伍 霊籠(灵笼)終章 上下・特別篇(2021年5月))
什壱で紹介した霊籠の完結編。
何というか、完全に期待を裏切られた。正確には希望を打ち砕かれた。
心のどこかで信じていた砂粒程度の奇蹟は起きなかった。そもそも上のラストで、一見奇蹟が起きたように錯覚したけれど、あの伏線は一話で描かれていた。本当に人を突き落とすことに長けている。
普通の物語なら、救済枠と思われる人々を徹底して潰したので、残された人々の無力感が凄まじい。
あの人物が生き残ったのが意外だった。冷酷な選民思想の権化でも、彼なりに使命感と思うところがあったことは認める。ただし、今まで下層民に対する仕打ちがあまりに
結局、全てが解明されることはなかった。あの生物たちが科学の暴走で産物らしいことは、作中で、それとなく暗示されているが、それ以上のことは分からない。地上に存在している「彼女たち」の正体も謎のままだ。
映像クオリティが相変わらず高い。下の映像は凄まじかった。CG配信アニメの中では、トップクラスに入るだろう。後、これまでの中で無駄なシーンはなかったことを気づかされた。
これで完全に終わりかともやもやしていたら、15日に特別篇があり、2期も予定されているとのこと。どうするつもりなのだろう。
5月9日現在完結篇上のみyoutubeで視聴可能。かなりえげつない展開で、人間の暗部をこれでもか、と詰め込んである。
5月15日 特別篇 鑑賞。地上での展開。地上には、あの不死の生物たちと渡り合いながら生きている、進化した人類がいる模様。灯塔の生き残りは「彼」を中心に再編され、続きは2季へ。今回はアクションシーンが圧巻。
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