第9話 黄金の光の中で微笑む

素早く早口で長い呪文の唱える


パキン! 意志を封印していた魔法の首輪は音を立てて壊れた


・・・

自身より、かなり小柄な少年に押し倒された状態で

10数年ぶりに意識を取り戻し・・。


ただ、ただ・・少年を見つめている


・・・

ニッと誇らし気に満面の笑み

笑うアーシュ

「やぁ!・・大丈夫か?」


・・・・

呆然として、ただ明るく

無邪気な笑顔を見せる少年を見つめる・・。


優しく笑う

「・・沢山、話たい事がある」


俺がどんなに意識を取り戻したお前に会いたかったか


黄金色の太陽の光が包み込む


満足そうな笑顔の少年を

竜の顔の戦士は、静かに微笑んで見つめ返した

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