今宵は、キャラとオンライン乾杯で。『平田瑞希編』


……この度は、お話に出てくるキャラについての質問だ。

いつもは『私』が一人称だけど、もう鎧も外して『僕』へ。


近頃は『ボクッ娘』が主人公のお話を書いているので、私自身もついつい『僕』という一人称が板についてしまった。


ちょうど今の季節。

梅雨まだ明けぬ、そんな頃。紫陽花が素晴らしくも綺麗な時だ。

折っていた筆……再び執る。長いブランクはあったけれど、とにかく書く。拙い文章は元からか? と思いながらも手探りで書くと……思い込みでも書ける。

――同時に、

ここからまた物語は始まった。以前のキャラたちは、もう次の世代へと、バトンタッチを始めていた。かつての学園ものの先生も、もう娘の時代となっていた。


ここでは連載中の主人公の『ボクッ娘』ではなく、その子の以前の担任を中心に、お話を進めていこうと思う。

そして今、オンライン乾杯をしようと、その人が誘ってきた。

出会って五年が経つ。……今宵は僕と初めての乾杯となった。



質問。

乾杯と同時のアンサー。ほろ酔い気分で作者とキャラが二人三脚だ。



Q1.あなたの作品の中で、作者自身が気に入っているキャラを教えてください(複数可)


A1.僕の作品に、登場率100%を誇る『平田瑞希』

令和二年の現在は一児のママ。3月生まれの30歳。市立天王中学校へ移動となる。その前は私立大和中学・高等学園。国語教師。教師歴は5年です。



Q2.その気に入ってるキャラはどのようにして性格付けや肉付けをしていったのか、教えてください


A2.プロット……プロットではなく、作品の中でさえ一人歩きしていました。それはまだ旧姓の『北川』の頃、先生になる前の生徒の頃から、そして彼女が7歳の頃から……小学2年生の頃から描いてきて、ともに歩んできました。


しかしながら、まだ描かれてない部分……彼女の中学時代や、新人だった頃のお話もまだ途中だけれど、今後も連載は続きます。



Q3.こういうキャラが必要になった! というとき、どういった設定から決め始めますか?


A3.やはり物語に於いて、どの役割をするのかを考えます。その時の主人公の目線から設定を考えます。その子もまた、主人公とともに物語を歩むのですから。



Q4.ライバル(敵)がライバルたりえる者としての振る舞いをさせたい……どのようにして作っていきますか?


A4.まずは主人公に絡ませ、喧嘩するように仕向けます。そして主人公を成長させる存在として、主人公を悩ませる存在に作ります。……でもね、そのキャラこそが、主人公の一番の理解者になります。



Q5.モブキャラのセリフや振る舞いについて、どのようなことを意識して書かれていますか?


A5.日常にありそうな風景を意識し、主人公の視点を基準にしながら。



Q6.本編中で出番は少ないけど、こだわって作ったんだよ! そんなあなたのキャラ、好きなだけ紹介してください。


A6.


 北川初子……瑞希のママ。いつも遠くから瑞希を見守っている。瑞希が子供の頃は出番も多かったけれど、瑞希が成長するにつれ出番が……


 星野旧一(もとかず)……初子の教え子。享年15歳。もう存在はしていないけど、各々の物語ではその存在は大きく、最近では『新章たるウメチカ!』の主人公の千佳を見守る幽霊のおじちゃんとして現れて、メッセージを送った。

 また作者が生涯で一番最初に作ったキャラクターで、通称は『旧号』で、某特撮ヒーローから取った。通称から生まれたキャラは、彼が最初で最後だろう。



Q7.「こういうキャラの作り方がイマイチ分からない」というキャラ、教えてください。


A7.そうですね。……勉強もスポーツも、何もかもをこなす完璧なキャラ。またはコンプレックスのないキャラは、一人称の物語にするには難しいですね。



Q8.他の方の「Q7」をご覧になって、「こう作るといいよ!」という一言をどうぞ!(任意・敬称不要)


A8. そうですね。……できるならですね。きっと人それぞれ作り方は違うと思いますので。それでも、もしかしたら……ということもありますし。



――と、いうことで、今宵もまた更けていく。

人は皆、眠りの中にあるが、我が心には鐘が鳴り響いていた。


次なる訪問者。

そう。連載もまだ抱える中だけれど、それらを待たずして、『新章たるウメチカ!』の後に続く新連載の息遣いが。


それは……『葉月の訪問者』となりうる、新たなるキャラ。

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