第24話 老師と少年(南直哉 新潮文庫)

 主人公の「ぼく」は悩んでいた。

 人は何故、死ぬのか?

 何故、無意味な生を過ごさなければならないのか?

 森を抜けた先の庵で暮らす旅の僧侶と出会い九日間に渡る禅問答が始まった。


 変な芸能人や文化人(笑い)の変な哲学書より数倍、静かだけど迫力に満ちた本。

『私』とは何か?

 生きるとは何か?

 死ぬとはどういうことか?

 これらを問う意味とは?

 主な登場人物であろう「ぼく」も老師も多弁ではない。

 だからこそ、心をえぐる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る