下剋上

私は底辺私大からまぁそこそこの国立大学に籍を移したのだけれど、基本的にこういうことは下剋上というらしい。私は勉強嫌いだったから所謂高校教育での勉強というののほとんどをサボっていたので大学進学すら危うかった。たまたまAO入試という制度を使って入学したのだけれど自分が底辺だと思っていた分ショックはでかかった。附属校出身の落ちこぼれの方々が私の大学にくるものだから私は大学でも真ん中らへんの成績をおさめていた。なぜ国公立大学に行ったのかというと、たまたまそこにやりたいことがあったという以外の理由はない。別に私大でもやりたいことがあればいいと思っていたが今の立場になってから国立に籍を移してよかったなとつくづく感じる。大学とは箔である。結局大学で何をしてきたのか、ではなく、どこの大学に行ったのか。が非常に重要なアイテムとなってくる。なので大学の籍は移したものの学生のレベルは下がったような気がする。もっとシステマティックに研究をすればいいのに感情論で仕事をするものだから取りつきにくい。二度ほどの就職を経て今に至っている所為もあるのかもしれないが、感情論とは面倒極まりないのである。さてさて、話はずれてしまったけれども、下剋上の話をしよう。私は高校の段階で下位0.2%くらいの偏差値だったのでお世辞にも勉強ができるとは言えなかったが今現在上位0.2%くらいの大学に通っているのでまぁまぁ下剋上はできたのではないだろうか。ビリギャルなんていうのが流行ったけれどもそれどころじゃない下剋上を私はしたと自負している。だから高校生にはあきらめるなと言いたい。どんなに頭が悪かろうと行きたいところ、やりたいことがあれば案外その道に進むことができる。少なくともアカデミックの世界では。私は会社を立ち上げてやっと動き出したのだけれど、こういうことも一つ一つヤリタイコトを具現化させただけでそれに頭という問題がついてきたことはない。どちらかというとビジネスという視点で学ぶことがたくさんあった。もし修士に進む学生さんが見てくれているのだとしたら一回社会を見てから修士に入ることをお勧めする。研究成果が大きく変わってくる。それに自分の出身大学からストレートに修士にしか上がれないと思っている人も多々いるから社会に出てみるとどこにでも行けることにびっくりする人もいるだろう。私は就職してから何を思ったのか九州に飛んだ。関東の大学出身なのでなぜ九州だったかと言えばインターネットで引っかかったのがその大学だった。それだけだった。割とインターネットでたまたま入った大学が多いのでその辺は学生諸君はもっと考えて入った方がいい。私は選択を間違っていなかったが安直に大学を決めてしまうと損してしまう。地方の大学生は関東の大学に行くべきとも思う。なんといってもヤレルコトの幅が全く違う。なんでもかんでも首都圏なのか、と思うかもしれないが首都圏を知らずに地方でそこそこやっているより、首都圏でゴミのような生活を送っていたほうが学びは多い。九州なんてそれこそやれることが少ないけれど、常に首都圏の話は注目している。

情報収集能力が生涯においてかなり役立ってくる。といったところだろうか。

情報収集したものが必ず上を行く。下剋上するならまず情報戦に打ち勝つことだ。

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