生きていれば

何事も同じことが言えるが生きていれば何とかなる。真面目に生きていて楽しいですか?という疑問を投げ替えられたとて、ならば楽しくないから死んでしまおうというのはちょっと行き過ぎた考えだろう。死ぬほど楽しいことってあるし、死んでしまうくらいつらいことも当然ある。言えることは死ねば何もできないことで、死人に口なしである。生きていられるのであれば生きていた方がいいし、生きてさえいれば経験値が増える。そうあれだ、RPGの世界に潜り込んでしまったような感覚はなくした方がいい。あれはレールに乗れるように周到に作っているから誰でもヒーローに慣れる。実際はただ誰かの下請けをしていることなんてざらだから、ほとんど自分の力なんて必要とされていない。それに死んでもやり直しがきくような場面には遭遇しないから死なない方がいい。私は輪廻転生を信じているけれども、死んだところでまた同じことが起きるとも信じている。結局そこの壁をどこの人生においても越えなければならないのである。だから越えられない時はとりあえず立ち止まることをお勧めする。どれだけ壁が高いのかを把握して、よじ登れるのか、それとも道具を使わなければいけないのか冷静に判断できるようになるまで立ち止まるのである。お金が絡むことが多いけれど、だったら貯まるまで待ったらよい。人生意外と遠回りしてもやっていける。私自身がそうなんだから間違いがない。博士を取って道がなければ多分また新たな道があるのだろう。というか自営業で事務所でも立ち上げようかと思っている。課程中にまず一つプロジェクトをこなすことを目標にしているから、とにかくそれに向けて突き進むしかないのである。

まぁそんな感じで、人生には逃げ道なんていくらでもある。それを逃げ道と思うか、活路と思うかの違いで私の場合は圧倒的後者だった。自分しかできないことをやりたい、でも新しく何かを始めるというのは難しいから、自分にしか教えられないことを教えていきたい。ただそれだけだった。

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