タイミング法
こうして通院を始めた私は、内診と血液検査をこなしつつ、まずはタイミング法に取り組みました。女性が妊娠しやすいのは生理の後です。もう少し具体的に言うと、排卵日の2日前~前日が特に高確率なんだとか。逆に排卵日を過ぎてしまうと、妊娠の可能性は低くなります。低いだけでゼロではないので、妊娠を望まない場合はこの期間も確実に避妊しましょう。
ちなみに女性の基礎体温は、排卵と同時に1℃上がって、生理開始日に1℃下がるので、基礎体温表を作成すれば排卵日が予測できます。自分は昔から体温が不安定なので、なかば半信半疑で取り組んだところ、教科書のお手本かと見紛うくらい綺麗なグラフができて感動しました。昔から体温が不安定だったのは、どうやら我が家の安物の体温計に問題があったようです。私は無実だったのだ。
あとは薬。血液検査の結果、私はAMH(卵胞から出るホルモン)の数値が低かったので、女性ホルモンを補充する内服薬を何種類か併用して飲みました。薬は色々あって、どれが合うかは人それぞれなので、自己判断せず医師にしっかり相談するのが良いと思います。検査の過程で不妊症以外の疾患が見つかる場合もあり、そうなった時は治療や投薬に保険が適用されますが、少子化対策をするのであれば一刻も早く不妊治療全体を保険適用にして欲しいですね。
なおこの後1年ほど通院しても、私はタイミング法では妊娠せず、結果的に次の治療段階である人工授精に進みました。その前に子宮卵管造影検査と、それからフーナー検査を受けたので、それぞれについて軽く説明したいと思います。
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