長い計算機
SndmsXは人間の体内に取り付けるタイプの計算機です。人間が卵を口から体内に入れると、卵が腸に着いたところで卵は定着して計算動作を開始します。計算機の動力源は主に糖分です。赤い商標のあの炭酸飲料を燃料とするように最適化されたバージョンもあります。SndmsXを入れた人間は「非常に燃費の悪い人間」に見えるようになります。SndmsXに糖分を供給するために、その人間は食欲が増して沢山のものを味わうことができ、肥満になる心配がありません。しかし体温が上がりガスの量も増えます。SndmsXはもちろんペイントやワードパッドやソリティアやピンボールやホバーの計算を行うこともできます。それどころか電卓すらも使えるバージョンがあります。しかし設計のもっとも主要な目的はアイドル時に発揮されます。SETIです。SndmsXはどのような計算機よりも手軽に起動されていて、全世界のSETIの3割はもはやSndmsXによっているといわれています。その昔、SndmsXのために大量にものを食べようといって日本で始まった高カロリー料理があります。これは世界で忙しさとゆっくりさのブレが最大になるネンマツネンシと呼ばれる時期にエネルギーを蓄える目的があったといわれています。御SETI料理と呼ばれているそれは、今ではSndmsXを使わない人たちの間ですら公転周期に一回ずつの祝いとして親しまれています。
ちなみに、SndmsXという名前は、サナダムシという生物の生態にヒントを受けて作られたところからきています。
味は良い方にブレの範囲内でした。
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