日常の中の異常
『はぁ〜、今日も雨かぁ…。』
朝起きてカーテンを開けると窓の外はしとしとジメジメとした雨が降っていた。
とりあえず学校の制服に着替えて朝ごはんを食べる。私は訳あって一人暮らしをしているから誰かがなにかしてくれることは無い。まだ家を出る時間でもないのでちょっと起きるの早かったな、と思いながら髪をいじる。私の髪は長いので雨の日って邪魔なんだよね。冬とかは結構いいけど。
髪をポニーテールにして薄くメイクをする。少しだけスマホをいじっていると今日はバイトの日とカレンダーにマークされていた。そろそろ行こう、とリュックの中の今日の持ち物を確認してからお弁当を入れて耳にイヤホンをしてから家を出る。イヤホンのコードと髪を揺らしながら坂を下る。いつもは電車までチャリなのだが今日は雨なので歩き。
『〜♪』
流れている音楽を少し口ずさみながら歩いていく。朝の空気が湿気でジメジメするのがわかる。なんか重たいなぁ、と思いながら歩いていくと駅に着いた。腕時計を見るともうすぐ電車も来そうなので駅のホームで待つ。定期を買っているので楽だな、と思った。そういえばそろそろテストだなぁ。など考えていると電車が来た。電車に乗り学校へ向かう途中私は本を取り出して読書をしていた。今回の本は殺人などのミステリー。通学の時だけ読んでいるのでそこまですぐに読み終わる訳では無いがなかなか面白い。
学校に着いても私は1人だ。1人で席につき寝たフリをする。クラスメイトが揃いだしHRが始まり今日もまた面白味も何も無いつまらない日常が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます