第14話 「ノーエンド」
課内の意見の相違で課長が言い放った。
「ノーエンド」
明らかな言い間違えだ。
今更、ノーサイドだとは言えない。
課長は青春時代を語る。ラグビーをやってたらしい。
体と体がぶつかりあい、ぶっ倒れ、やかんの水で生き返るあの快感が忘れられないと。
「だから、ノーエンド」
夏が終わった。
でも、また来ると誰かが言った。
「夏は終わらない」
「青春は終わる」
「議論は終わらない」
「ノーサイド!」
決まった。課長の一言でなく、委託清掃業者のバイトのおばさんの一言で。
60近いおばさんの肌は艶艶していた…
瞳で泣かず、いつも心の奥で泣いていたから100%現役モード on my 毎度。
まさに、ノー エンド ストーリー オーバー summer
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