第13話 帰るか

朝、出勤して職場の一番仲の良い上司に挨拶したら言われた。



「帰るか…」



「……」



上司と僕は無断欠勤する。まだ、誰も出社してなかったから。



僕らは、過去へと無断逃避行し、互いの初恋の相手に逢いに行く。



「あのー➰」




「さあ、帰るか」



もうすぐ、見つめあい、キスしそうな時に上司は僕を連れ戻す。



僕らは出勤する。



部長が珍しく挨拶してくる。



「変えるぞ」



僕らは、有給休暇で帰ることにした。



青春は変えられない。


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