Knghit’s Of Darkness Re:LostKissMemoreal

JULIUS

プロローグ≪Ⅰ≫Re始まるKnghitsOfDarkness

 静かな波の音だ。

 ここはどこだろうな?

 神経を集中しても動けない。

 海なのか

 怖いが瞼を開ける。

 ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、と

 ないものだ。

 何者

 ここにいるのは何者KnghitsOfDarknessであろうな

 大海原の波の音が聞こえてくる

 ????「ここはどこだ?覚えてねぇ・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・うっ、うっ・・・あぁぁぁぁん、ハァッ」

 ????≪記憶喪失ってやつか?ダイン≫

 ダイン「ダインって誰のことだ?そんなことより、お前は?武器がしゃべっている?」

 ????≪バルムンクだ。お前の武器だ。バルムンク《ヴァン・ヴィンセント・アガートラーム・ヴェスタニエ》それも忘れているのか?≫

 ダイン「知らないなぁ・・・うっ、頭が痛い」

 バルムンク≪フィオは?アロンディーンのことは?≫

 ダイン「覚えて・・・いや・・・・」

 涙が流れる。動いたばかりで躰が痛い。ここはどこだろうな。

 バルムンク《失われた記憶か、ダイン?おまえはKnghitsOfDarknessの隊長だ。KnghitsOfDarknessは流石によ?まさか!?》

 アロンディーン《無理もないわ。無理もないよ。ダインはセフィリアの連戦で負傷した。大罪の攻防にも耐えた。分かるでしょ?》

 ダインはピィっと痺れが来た。ここに来る前だろうな。大罪?大罪?大罪?頭の神経が呼んでいる。叫んでいる。

 ダイン「暴食の大罪アウスト・ロウェル・レグウェルアス・・・あっ」

 それだけのヒントで思い出したのか。ダイン・ヴェスタニエはKnghitsOfDarknessを率いて聖地での奪還戦でセフィリアの配下と連戦をしていた。俺の脳内でよく見る世界が聖地の門の奥星の遺跡だ。ならば、ここはどこだ?

 バルムンク《人格剣を想い出したか?KnghitsOfDarknessだけ与えられる権能のスキルだ。ダインよ?一旦安否の連絡だ。お前が消えて数カ月。帝国暦14年だ。ツヴァイとはよく絡んでいただろ?ツヴァイはお前より5歳年上だ。》

 アロンディーン《ダインあなたは15歳よ。ツヴァイは20歳。あなたはKnghitsOfDarkness史上最年少で騎士に叙位後隊長就任よ。ねぇ?》

 ダイン「さっぱり・・・・ツヴァイって誰だ?ツヴァイって俺は知らない」

 アウスト・ロウェル・レグウェルアスは覚えている。セフィリア!?うっ、頭が猛烈にヒリヒリして噎せ返す。

 ダイン「ハァ・・・ハァ・・・ガァ・・・ハァハァ・・・ハァ・・・ガァ・・・ハァゴホッ、ゴホッ・・・ウギッ・・・ヌオン・・・ゴホッ、ゴホッ・・・ウギッ・・・ヌオン・・・」

 ヴァン《寄せておけ。ダイン、着いて来い。洞窟があった。そこで待つ。俺か?俺はヴァン・ヴィンセント・アガートラーム・ウィンストリア・ヴェスタニエ。正解はバルムンクの人格・・・本人だ。人格剣についてか、人格剣ソードデバイスだ。KnghitsOfDarknessの頂上に君臨する世界最高峰の8人の蒼天八極神は世界の管理者が任命している。》

 フィオレンティーナ《お姉ちゃんの子供だからね。ダインは。お姉ちゃんが死んだあの日ダイン私たちは絶対に守ると誓ったのだから》

 洞窟で焚火を焚す。潮風が当たって寒気がする。

 ダイン・ヴェスタニエ(15)は革サンダルのブーツに紫紺色の服にボサボサ金髪。眼が隻眼で上半身は十字の傷に全身がボロボロでよく動ける神経をしていた。

 ヴァンは見丈が高く金髪筋骨隆々でダインよりも20歳ぐらい年が離れている。人間時ヴァンは青い鞘に十字の剣青い鞘に十字のバルムンクを腰に差していた。フィオレンティーナは白い花冠のシースールーの衣装に真紅の十字の剣二剣を腰に差していた。

 フィオレンティーナ≪私の剣はアロンダイト。オーディンの軍神の加護を受けてアロンダイトにオーバレイをセッティング。あなたが使っている失敬ね。アロンディーンよ≫

 脳内がこんがる。ダインは焚火前に座り込む。セフィリア・・・セフィリア・・セッ

 ダイン「セフィリアねぇ。大昔人は誰でもセフィリアの背中に憧れた。英雄の男だったはずが・・・セフィリアは世界の悪。俺は・・・俺はぁ」

 ダイン「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ、ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ゴフッ、ゴホアッゴホアッ、ハッ」

 洞窟にもう一人いたようだ。ダインの咳を聴いて誰か松明をかかげる。

 ???「ダインか?誰かいるようだな。人がせっかくYouTubeでASMR聴きながら寝ようとしている最中にASMRでシコって今日のオカズの女を見る最中に咳するから誰だ?ってなったらよ、ダインじゃねぇか!?俺だ俺だオレオレ。ロキ・ラタトスク」

 ヴァン≪ロキ?ヴァン・ヴァース修道院以来だな。ダニエルには会ったか?ロキ、すまないがダインは記憶を喰われた。まぁ、んなこったぁ想定していたけど、セフィリアの大罪の武器の一つに注意散漫しちまった結果この様よ≫

 フィオレンティーナ≪迂闊だった。迂闊だったのよ。フレアは魔女の祖。7つの武器をセフィリアは大罪を人格剣に代えた。アイツ自身、賢者の石で生きはしている。アイゼンガルド皇帝の息子であり、セフィリアはルヴィア・ヴェスタニエの時代から生きてる不老の黒魔導士。セフィリアの真の名はジェラフバルト卿。ルヴィアの夫。ルヴィア・ヴェスタニエが最初に好きになり、腹の子を孕んだ。というのは聞き流せ、ロキ≫

 ロキ「ルーラシアの親父に連絡してくる。俺にとっちゃ、ルーラシアは親父だ。あの国は西大陸で繁栄の象徴。住みやすい、守りたい笑顔の国だ。」

 ロキは異彩のフードをかぶり、バンダナをして銃剣を担いでいた。半神半人のロキは母親が巨人族の腹違いの子を産みその子供たちがオーディンとは違うラタトスクの血筋。ロキ自身創世の頃から生きている為、ヴェスタニエをよく知っていた。

 ロキ「ヴァン、フィオ、懐かしいが。また後だ。KnghitsOfDarknessに連絡する。ダイン・ヴェスタニエの生存ただし記憶喪失兼戦力消失。ルーラシアの帰路まで遠い」

 ロキはルーラシアに電話した。

 ロキ≪もしもし?こちらロキ・ラタトスクっす。おい、ロキだぞ。ルーラシア聞こえてるのか?返事だ。返事。とってもいい土産話だぞ≫

 ルーラシア≪聞こえてるとも。お久しぶりだね。なんだい?KnghitsOfDarknessの聖地奪還の件で再残の画策の資金と融資について悩んでいたところだ≫

 ロキ≪ダインは保護。ダイン・ヴェスタニエの生存を報告だ。しかし、アレは使えないゴミだ。記憶喪失戦力消失セフィリア・アイゼンガルド・アイン・シンのおかげ様の厄介ごとさ≫

 ルーラシア≪うむ。報告ありがとう。ツヴァイ君は任務中で、アルステラ・アルンヘイムだっけ。マジュリア君とレイナ君は聖地杯ウィンドウにてKnghitsOfDarknessの指揮を執り行っている。ガウェイン・ザーロック・ザイは北國の任務中。北のロンドンとアノール・ヴィラ・ロンリウムの任務と作戦に入っている。インデックス君はマーデル・リンクの神殿に祭式で神官をしている。動ける人は?アレアレ?場所は尋ねたいね。近い人なら出せるだろう≫

 ロキ≪東の孤島。東だぜ。アルステラ・アルンヘイムが近いな。ツヴァイ達女性戦乙女の騎士を出すのか?ススメはしないが、念は出す。俺がルーラシアに帰りたいが、ダインをどうするかよ≫

 ルーラシア≪ツヴァイに伝令を出す。ご報告ありがとう。ロキ殿≫

 ロキ≪んじゃぁっ、アデュオス。俺は別件の仕事だ。ルーラシアの親父?テゥエルターナー戦争の裏を探っていたらマジでアレ気をつけな≫

 ルーラシア≪おつかれさま≫

 電話を切ってロキは銃剣を担いだ状態で、ダインの顔をみて洞窟を出ると海岸が近いせいか潮風が当たる。ロキは小型の木船を出してダインは洞窟においてだ。

 ヴァン≪ここで待てか≫

 フィオレンティーナ≪要請しにきたか。ダイン?助かったのよ≫

 ダイン「あぁ、あぁ・・・あっ」

 ここは東領土の孤島。アイゼンガルド帝国の死が支配する絶壁の嵐の海域。孤島は周囲が小さく洞窟と茂みがあるだけだ。焚火を焚いて暖をとってダインは眠った。

 帝国暦14年

 アイゼンガルド帝国・国境・アルステラ・アルンヘイム

 帝国とエイゼンヴェルグ領土の国境での境目の駐屯地。

 ツヴァイ・エルスレイヤー(20)は長髪の女性。騎士に叙位。

 グラマラスな肉付きの体で性格に難があるが、おっぱい。乳圧の十倍。

 ダインより5歳離れているお姉さんポジションだ。

 十字の聖剣エクスカリバー十字の神槍ロンゴミニアドを扱えるアーヴァンヘルムの娘。

 ツヴァイが駐屯地でミントアルコール度5%ミントを蒸して抽出しカモミール・ハーブ数種類を焙煎した一般的なアルコールを飲んでいるとき、伝令が来た。

 ≪伝令!伝令!伝令!KnghitsOfDarkness副隊長ツヴァイ・エルスレイヤー≫

 ≪KnghitsOfDarkness隊長ダイン・ヴェスタニエの生存!報告いたします!ダイン・ヴェスタニエの生存!ツヴァイ・エルスレイヤー至急保護に向かえ、と≫

 ティオーネ≪伝令します。隊長≫

 ツヴァイ「ダインでしょ?フフフフッ」

 ティオーネ≪ルーラシアまで5000Km遠いのだが。東の果ての果ての西までの帰路が時間かかるのだが。うむ≫

 ツヴァイ「私は飲んでいるでしょ?酒豪な方よ。ダインなら責任もってKnghitsOfDarkness副隊長としての命を出す。行って」

 ティオーネはツヴァイの従者であり、伝令に鍛えられた鳩だ。鳩というのか人間だ。獣性魔術の類で人間が動物や植物に化ける才能があるという。ティオーネも翼がある、鳥がなぜ空を飛べるか?太陽までの陽の翼を広げたいというのに獣性魔術で鳩に変身している。

 ツヴァイはミント酒の樽を置いて、剣を腰に差す。槍を担ぎ駐屯地の外に出た。

 夜風で外は寒い。アルステラ・アルンヘイムのリズルッド討伐戦と古龍ディヴェルアの子供暗黒牙煌焔龍アスルス・ディヴェルトリオンの討伐の駐屯地を借りて他国の騎士団もいた。

 帝国暦14年・アルステラ・アルンヘイム・魔女の不死院旧跡

 リズルッドは雷の魔女ヴォルトを双銃剣に変えて戦うスタイルのセフィリア四天王。

 身丈が高く金髪の長髪は長いのかゴムで縛って身体つきも良く、年齢は20代後半。魔女の契約と魔女を媒介に武器に出来るのもセフィリアの誓い。

 リズルッドはアスルス・ディヴェルトリオンといた。

 リズルッド「騎士団の連中はここに夜襲か仕掛ける。ベルガモットの龍の騎士団聖地ガンダルディキアの聖域の神殿騎士団ルーラシアのKnghitsOfDarkness、と」

 ヴォルト≪狙えばよかろうに。お主の腕は妾が認めている。≫

 リズルッド「龍が目覚める。私の仕事は龍の使役に騎士団壊滅だ。しかし、幸先が悪いニュースだ。KnghitsOfDarkness隊長ダイン・ヴェスタニエの生存との報告。ヴォルト?武器に変身を。」

 ヴォルト「御意。雷撃の銃弾は神の雷霆。ゼウスの怒り。トールの裁き」

 リズルッドは魔女の不死院旧跡の大広間の瓦礫をかき分けて、銃弾を構える。

 東の孤島

 森の茂みに出て小舟を作った。ダインの介護をしながら久々に人の姿でヴァンは森から木を伐採。食料の備蓄と調達。

 ダインを船に乗せて、東の孤島からアルステラ・アルンヘイムに漕ぎ出す。

 嵐の海域を超えてアイゼンガルド帝国の国境アルステラ・アルンヘイム。

 ヴァン≪もうすぐ着くぞ、お前を守うてやる分腕は鈍ってねぇよ≫

 フィオレンティーナ≪ツヴァイがいる駐屯地に送るね。最悪私たちが剣を振る。≫

 ダイン「ぐっ・・・・うっうん・・・うーん・・・ああ」

 この調子でしかない。現在ダインの戦力はゼロに等しい。

 ヴァン・フィオの戦力は神代のエーテル濃度数を基準だが神代に生きた創世記の旧時代の腕前。

 ツヴァイ「誰?フワーッ、ズバアッと、寝てぇが急用か?」

 スルーズ「はい。リズルッド動きました。場所は魔女の不死院旧跡。この国境での噂は本当でした。セフィリアの根の息吹。」

 トワルス「沿岸に船を。」

 オルガ「沿岸に船を。黒コートの少年を見かけたとのこと。ツヴァイ副長?どうしますか?団員を守ること、任務に支障がない程度に動いてくだされば命を早めに出してやねんと、口が軽すぎた。KnghitsOfDarknessの面倒は頭痛い」

 オルガ・オルフェウス・アンリ・アーヴァンヘルム(35)

 アーヴァンヘルム国のツヴァイの従者。母親であり、現蒼天八極神の一人南の山岳地帯にアーヴァンヘルム国の女帝。ツヴァイ共に行動してきたオルガ。

 ツヴァイ「ダインを保護、リズルッドはウチが仕留めるが?ん?アスルス・ディヴェルトリオンが12000年振りに目が覚めるならルーラシア案件だ」

 ルーラシア案件

 ・テゥエルターナー戦争の締結☐

 ・セフィリアの動向☐

 ・ディヴェルア神の再誕☑

 ・アイゼンガルド帝国攻略潜入作図☑

 ・アイゼンガルド帝国領土版図☐

 ルーラシアの案件をツヴァイは請負、ダイン・ヴェスタニエの保護。浅瀬の沿岸沿いの船に黒フードの少年の顔をツヴァイが確認した。

 ツヴァイ「ダイン?ダインか?ダイン?マジでダインじゃないの?」

 ダイン「アンタ誰?うっ・・・あう・・・ああっうっあう」

 ツヴァイ「ちょ、全員下がっていて」

 ツヴァイがダインの前に立ち右手に魔力を貯めて一気に左頬をパチンとした。

 ツヴァイ「覚えていろ、隊長?怒りの頬怒りのデスマックスな気分でダイン目を覚ませ?頭の中で蘇ったか?」

 ツヴァイに叩かれた衝撃の神経が一つの道を示す。KnghitsOfDarknessの記憶。ダインは話せるようになる。ツヴァイに殴られた影響で閉ざされていた”記憶”が氷が溶けていく。ダインはKnghitsOfDarknessの記憶と”人格剣”を戻した。

 ダイン「お待たせ、待った?」

 ツヴァイ「遅いじゃないの、待ちきれなかったわよ。まぁ僕はそう思わないのですがね、ダイン本当に戻ってきたのね」

 ダイン「正直、戦力はない、だが、思い出したぞ。思い出してくれてありがとう」

 ダイン・ヴェスタニエの記憶を戻したツヴァイ・エルスレイヤー。

 帝国暦14年アルステラ・アルンヘイム・駐屯地4階宿泊ベース

 今日は夜も寒い。4階は騎士団の宿泊地。寝泊りできる拠点だ。

 ツヴァイはエクスカリバーとロンゴミニアドを人に戻す。

 エクスカリバー≪くっ!?ハイハイ、出てくよ。久々の人だ。聖剣としての器ではない。ツヴァイは守りたい家族だ≫

 ロンゴミニアド≪同意だ、ツヴァイそこの小僧とSEXするか?クククククク、クハハハハハハハハダイン・ヴェスタニエよ、15歳ながらも逞しい肉の剣のモノよ、ツヴァイはもう処女の感覚はないが、コイツの中は名器だ。多くの男が興奮とそして屈服させてきた!帝国の将軍も骨抜きだ。ツヴァイの子宮は最高だぞ、小僧≫

 エクスカリバーに引っ張られて部屋の外に出るロンゴミニアド。ダインは静かに水を飲みツヴァイの顔を見る。

 ダイン「あっ・・・いやっ・・・・その・・・なんつっーかー、クソ出てこねぇや。言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンだぜ、俺さぁKnghitsOfDarknessの記憶思い出した。よくはねぇんだよ。俺さ、戦力はない。」

 ツヴァイ「任せとけよ、ダイン?ルーラシアからの案件は代わりにガウェイン卿とかが受けているよ。」

 ガウェイン・アーヴィング(32)炎帝ガウェイン・アーヴィング

 KnghitsOfDarknessでは腕利きの剣士だ。氷と焔の剣士。ダインよりも先輩だ。

 北の海域越えるとブリテン島だ。ブリテン島の内部は星の内海。

 セフィリアの動向とテゥエルターナー戦争の締結。14年前に戦争は終結した。

 ザイ・ジークフリート(19)

 東洋のジパング国剣客流浪人。ルーラシア五剣の一人。

 世にも珍しい刀を主流に戦うサムライ。

 ダインとはよく話し合っていた。

 コパン・マジョルカ・ザーロック(55)

 大柄の身丈が頭が高い男。槍を使う竜騎士。風の精を使える。

 この人は本当に気さくがいい、絶対に笑っている。

 頼りになる。娘が2人の愛妻愛娘家。コパン国の再興の為に空いた空席に座っているKnghitsOfDarkness最年長にして先々代のコパン王の代理で蒼天八極神に座っている。

 インデックス・ディスティニー(25)&ヒルデガルダ・ディスティニー(20)

 ダーヴァンヴェルグ国の司祭。サイラス・ウォーカーの内縁の妻。インデックスとサイラスとの間に息子がいる。インデックスは頭がいい、司祭として世界中廻っている。ヒルデガルダはインデックスの妹。双子の姉妹。ヒルデガルダは、司祭でありながらも神の仕事に興味なく夜の街接待を伴う夜の店でよく見かける。

 ダインは水を飲み、ミント酒も飲み干した。

 ツヴァイ「という、訳さ。世界ってダインはたぶん思い出せてないよね」

 ダイン「さっぱりだな、ツヴァイか、俺がいなくなってからもしゃぶって、チュパチュパしていたんか?お前ぐらいだよ。生技SEXで相手を抑えるの。ルーラシアもそれは頭悩ませていた。母親似だからな」

 ツヴァイ「母さんと比べないの。適当に産んで、産んで、育てて、育てて、捨てて、あの人はSEXしか頭にない人よ」

 ダインは笑う。というより感情が戻ってきたのか。涙がこぼれてきた。

 ダイン「泣いていい?」

 ツヴァイ「えぇ、どうぞ」

 アーヴァンヘルム・エルスレイヤーは最強の性騎士だ。アーヴァンヘルム国内は男性2割女性8割の国。ツヴァイがダインと交際していたのはダイン10歳の時。ツヴァイが16歳の時だ。あれから4年も経っているのか。20歳のツヴァイ・エルスレイヤー卿はもう寝た。ダインは布団をかけてツヴァイに布団をかけて、ダインは外に出た。

 ダイン「寝ている、静かにしろよ」

 バルムンク≪そりゃぁ、そうさ。ダイン?お前の記憶が戻ったのは奇跡だ。愛って強いんだな!愛が勝つ!KANの愛が勝つ!俺は信じていたぞ≫

 アロンディーン≪丘陵地帯から禍々しいドス黒い殺気ね。ダイン?剣に自信は?今のアンタは逃げなさい。逃げるは恥だが役に立つよ≫

 ダイン「ばーか、逃げねぇよ」

 腰から剣を抜き、剣を振る。気合を入れて命を賭けて剣をふるう。

 ダインは深呼吸して剣の斬撃を読み合わせた。

 ダイン「アークブラスト」

 二剣から繰り出す神速の斬撃。ダイン初期の剣スキル。これぐらいだ。

 バルムンク≪覚えているのか?≫

 アロンディーン≪エイゼンヴェルグの剣の動きよ、ダイン!けど、不安よ≫

 ダイン「アガートラーム開放ー承認ー」

 右腕を突き動かす。KnghitsOfDarknessで特有のモード。アガートラームはダインが持っている銀腕。けど、無意識で出来るのはさすがの隊長。

 ダイン「無理だ、そうか・・・まだない仕方ない。行こう。今日のところ2階のスペースで寝る」

 就寝だ。ダインは2階のバックパッカー・他国騎士団のスペースで寝た。

 帝国暦14年

 ダイン・ヴェスタニエは再び、立ち上がる。

 KnghitsOfDarknessReから始まるその先へ。





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