道化少女と僕と
五三六P・二四三・渡
道中
僕は彼女と星を見に行く。
なんでもUFOが通るって噂もある。
おっちょこちょいな彼女は、思わず頭を階段に落としてしまった。
僕は彼女の首を元の位置に直してあげて、手をつないで前に進んだ。
◇ ◇ ◇
「ねえねえ純くん」何だい、いつものように退屈に耐えきれなくなり、話しかけてきた黒瀬さん「えっなにそれ、なんでそんなひどい言い方するの……?」いや、今あんまり話しかけられたくない状況なんで……状況と安全性を吟味すると多分大抵の人は僕の意見を支持してくれることが明白だと思うよ「は~くど! 言い回しがくどい! 数年後自身を顧みて、語りのくどさに自己嫌悪に浸れる奴!」それで本題は?「えー、まあ雑談がしたかったんだけど」じゃあ話しやめようか「え? なんで?」いや集中力が削がれて危ないから「まあいいじゃん? わが一族はダーウィン賞とることが、まほれだかいこととされてるから」まほれ?「言うでしょ。誉めるって字を書いてまほれって」それ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます