第7話魔王の勇者の質問会2

『魔法の威力とかの変え方は分かったけど、無詠唱で魔法を使った方法は?』

『アレか?魔法を使う時詠唱をすると思うが、本来はもっと長い言葉を圧縮して力ある言葉にしておる』

本来の予定では俺が格好良く教えてアピールするが、スッカリ立場が逆転してしまった。しかし、まだアピール出来る場面は来るかもしれない。そのためにも技術はキチンと盗んでおかないとな!


『圧縮前の呪文を頭の中に思い浮かべることで無詠唱で呪文を唱えることが出来る。そこの脳ミソお花畑でも出来るから楽勝だ』

頭の中に思い浮かべるだけとは簡単そうだな。じゃ、試しに圧縮前のエンカを教えて貰おう。

俺は早速持ち物から紙とペンをオーマちゃんに手渡し実際に圧縮前の呪文を書いて貰う。


『オーマ!誰が脳ミソお花畑ですか?』

『倒した悪党に向かって私貴方とも友達になりたいんですとか、平気で言う奴にだ。』

『いや、私も根っからの悪い人とはお友達になりせんよ』

二人が言い合ってる間にオーマちゃんに書いて貰った圧縮前の呪文を見たが…下級呪文で原稿用紙一枚分でした…流石に短時間で暗記は無理…良し後回しにしよう。


「取り敢えず二人とも行こうか?約束通りこの町チュートでのオススメの飯食べさせてやるから」

「「えっ?」」

うん?何か変な事言ったか?二人が急に固まったぞ?ふむ、ショック療法として胸を揉んで正気に戻すしか無いかな?


「ヘェ、コノ町チュートト言ウンデスカ?始メテ聞イタナ?」

「何と言うかユウ動揺してますと丸分かりだからな?」

チッ、ショック療法の前に動き出したか……でも、オーマちゃんの言う通りユウちゃん動揺してますって丸分かりなくらい態度に出てるよ。と言うかやっぱり俺待ち合わせ場所の名前二人に伝えるの忘れてた?


「ついでに言うとこのファタジーワールドはライトとメルローと言う神様が作った幾つもある世界の内の一つ。アリアスと言う世界だって設定何だよな」

「オーマ…もしかして…このゲームって…この町言われてみれば見覚えのある気が…それに魔力とか実に現実とゴニョゴニョ」

「あぁ、あのポンコツ性悪共の名前も出てるしゴニョゴニョ」

俺の説明を聞いた途端二人は顔を合わせて内緒話を始めた。

うわっ、美人二人の内緒話!実に絵になる!何時までも見ておけるな…


「もしかして私知らない内にまたゴニョゴニョ」

「いやいやそれは無い。この世界がゲームなのは間違い無いみたいだ。」

どんな内緒話してるか知らないけど、魔法や忍術のある世界なんて現実じゃなくてゲームなのは確実と思うけどな……

ーーーーーーーーー

オマケコーナー

「さてとやって来ました。オマケコーナー司会を担当させて頂きますのは、このゲームの製作者ルビー・ローマンと」

「この私が光台 輝!神だぁぁぁあ」


「神を名乗る割には、特撮の台詞をパクったりして、確かにプライドは紙ですね。

このコーナーは取り敢えず本編と関係無く適当に話して行こうと言うコーナーです。」

「いや、だって、仮○ライダーゲ○ムカッコいいじゃん!僕日本に来て始めて見て嵌まりに嵌まっちゃたよ」


「ハイハイ、取り敢えずマニアの話は長くなるのが常。ゲン○の話を長く語りそうなので今回のオマケコーナーは顔見せだけと言うことで

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