雨の風を乗せたあの娘は
よいこらよいこら
季節の匂いを乗せた風が
あの娘をその気にさせたの
部屋のカーテンから漏れる夕焼け
汗だくになりながら、たくさんの愛に埋もれながら
でも、足りない、まだ足りない。
よいどれよいどれ
昼間から夕方にかけて、
汗ばんだ手と手が、
気持ち良すぎるくらいに気持ち悪いから
指を絡めた瞬間に、他のものは灰と化した。
君は泣いてた、僕は気づかなかった。
暗転、断続的で不連続なフラッシュ
写真写りを気にするあの娘
世界が俺のことを忘れている
誰のものでもない、孤独と自由
君は鳴いてた、僕は気づかなかった。
照明、100万ルクスのカメラマン
オパールとサファイアを組み合わせたミニアチュールみたいな、
薄着と下着のランデブー
黒髪眼鏡の乙女は変わった。
夕焼けみたいな髪の色、嘘だとわかるコンタクトの瞳で。画面越しに。僕を見つめて。
君は泣いてた、僕は気づかなかった。
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