恥ずかしいほどの幸福
甘い甘い小説
真面目に読めなくなった
痛い痛いポエム
開くことすらやめた
積まれたゲーム
買ったことを忘れた
卒業アルバムの写真
こんな人、いたっけ
自分が少しずつ変わっていく
味覚が落ち、視力が下がり、耳が閉じて
粗い解像度でつながる世界。
悪いことじゃない。
日々疲れると、この量しか受けつけられない。
睡眠時間は明日の仕事に響く。
あの頃の、甘い宝石に手を伸ばすこと。
諦めて、苦い世界で我慢すること。
我慢する顔は、きっと大人の顔に似ていて。
自分の気持ちに自分が素直になれなくなって、
恥ずかしいほどの幸福を得られるだろうか
わたしは、甘くて痛くて恥ずかしいほどの幸福を欲しているんだろうか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます