少年がいた。その少年は人の目から逃れるように、山奥で暮らしていた。そして少年の心には、誰にも消す事ができない程の深いキズが刻み込まれていた。そのキズ故に、少年は誰とも関わらず隠者のような生活をし続けるのだ……。悲しいお話です。救いが欲しい。彼には罪はないんだから。