50過ぎ。だからヌルく急ぐ。

第40回 検診受けてきた件／検査後の話

それにしても近頃の私は話が進められないやつになっちゃってますね。

たかが検診になんで３回もかかるんだ？　って我ながら呆れてます。

……なんて無駄口はこれくらいにして、さて、結果は！？

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検査結果は通常２〜３週間で届きます。

こちらの検診施設では以前から、検診結果の『報告書』に、前回と前々回分のデータも『比較表』として添付してくれていたんですが、今回はさらに進化。最新結果の横に、過去２回分のデータも併記してくれるようになったんです。

これ、ひと目で見比べられて、とっても分かりやすかったです。

体重の増加なんてそりゃもう、ばっちり(泣)。これにグラフでも添えられた日には、見た瞬間、血圧が上がるかもしれない。毎年メタボ検診に引っかかってるのに数値の改善に務めないようなひと(誰ですかね？)には、ぜひグラフ付きにしてやるといい、と個人的には思いました。

あ、ちなみに私はメタボ検診にはまだ引っかかったことないですからね、念のため。

そのメタボ検診ですが、要件は皆さん、ご存知ですか？

この際だから書いときましょう。

日本では、

ウエスト周囲径（おへその高さの腹囲）が男性85cm・女性90cm以上で、かつ

①血圧(高血圧)

②血糖(糖尿病)

③脂質(高脂血症)

上記3つのうち2つ以上が基準値から外れると、『メタボリックシンドローム』と診断されるそうです。

各項目の数字は省略しますが、カッコ内のそれぞれが危ない病気として当局にマークされている、と思っておけばいいのではないでしょうか(雑)。

今回、不思議だったのが、腹囲。

体重は昨年から１Kg弱増えたのに、腹囲は逆に数mmですが減ってたんです。誤差の範囲だとは思うんですが、太る＝腹囲UP、とは限らないんだなあ、と思いました。

でも、じゃあ、増えた肉はどこへ行ったんだ！？

これが、思うに多分、全体にうっすらと、っぽい。

暑くなってきたので先日、半袖を引っ張り出して着た所、二の腕が凄いことに……。今まで体重が増えて「ぎゃーっ！！」となったことは何度となくありましたが、それでも二の腕にあからさまにお肉が乗ったことはなかったんです。だいたいがお腹が出るくらい。ヤバい時は、お腹だけミシュランくん、ですね。で、慌てて運動したり食事制限したりすれば、なんとか復元可能、って感じでした。

それが今回は、腕は太いわ(木こりもビックリ)、太もももウエストもムチムチだわ(スキニーが……)、背中が一回り大きくなった気がするわ(オカンの背中は薄くて小さいくらいがちょうどいいと思う)、顔が丸いわ(アン◯ンマーン！)、挙げていけばキリがありません。それこそ全身着ぐるみミシュランくんです。

これがね、芋虫が蛹になったのなら良いのですけど。残念ながら年齢的にはそのまま干からびてミイラになることはあっても、羽化なんてあり得ないですからねぇ。

さて、この着ぐるみ肉、どうしたものか。

去年、太り始めた頃、LINEで学生時代の先輩たちに聞いてみたんです。そうしたら、コンブチャ(紅茶キノコ)を勧めてくれたひとがいて。Amazonのリンクまで貼ってくれてたんですが試さずじまいだったので、今回は挑戦してみようかと思ったり。ただしその先輩は１食置き換えダイエットに使ったのだそうで、同じことを私ができるかと言えば、かなり心許ない。まあ、今はまだ最終兵器として心の支えに取っておこう、なんて思っている所がいまだに痩せられてない最大の理由なんでしょう。

ところでこの検診施設には、ママ友がひとり検査技師さんとして働いています。彼女とは今では会う機会が全くありません。なので年に一度、検診ついでに顔を見られることを楽しみにしてるんですけど、一度だけ「ヤメテー！！」って事態が発生したことがあります。

それは。

彼女が身長体重測定を担当してた時があったんです……。

彼女は通常、私が受けない検査を担当してます。それがその日に限って人員の関係上そちらに回された、と言ってました。

アレは本当に勘弁して欲しかった。いや、マジで。彼女にもそう言ったら、ニヤッと笑って「プロはいちいちそんなもん見て覚えちゃいませんぜ」って言われちゃいました。確かに。

しかも、身長体重測定機は立ったまま自動計測、デジタル表示された数字がそのままPCに送られます。担当者が直接、私や検査数値に触れることはありません。

でもね、体重、って、一般女性にとってトップシークレットみたいなものでしょう？　それに彼女がまた細いひとなものだから、ね？　彼女の言ってることは分かるけど、やっぱりイヤなものはイヤ、なのでした。

その彼女とは、残念ながら今年は会えませんでした。元気かなあ。

さてさて、いい加減、検査結果を書かないと、今回もまた終わらないのはさすがにアレなので、そろそろ発表に移りたいと思います。

ドゥルルルルルル……、パンパカパーン。

毎年【ダメでしょ】項目

♪おっぱい♪

一般的にはマンモグラフィ推奨年代(40代～)に当たるのですが、私の場合、乳腺が発達しているとかで、そういうひとはエコー検査の方が診断しやすいようです。毎回引っかかる理由は、乳腺嚢胞（にゅうせんのうほう）といって、デキモノみたいなしこりがあるから。ただし、技師さんが毎回、前回のデータと見比べながら検査してくれているのと、基本、悪さはしないとドクターに言われているのとで、放置プレイ継続中です。

もちろんマンモグラフィも受けたことはあります。こちら、ひとによってはとても痛いのだとか。ありがたいことに私はあまり感じませんでした。技師さんの腕が良かったのか、私が鈍感なだけか、私の肉質の問題か(筋肉質のひとや肉質が固いひとは痛いことが多いらしい)、時期の問題か(生理周期にリンクしているらしい)は分かりません。

ただし。胸の痛みこそ大丈夫でしたが、挟まれて伸ばされて薄べったいお煎餅みたいになった我がおっぱいを見て(２枚の板に挟まれてホントにそうなるんです。おっぱいに夢を抱いている男子には絶対に見せられない)、もっと年を取ったら『餓鬼草紙』に描かれているようなおっぱいがベローンと垂れたお婆さん、あんな感じになっちゃうのかな、と心が痛んだことだけはここでこっそり白状しておきます。

今年は【こらこら】項目

♪尿検査♪

２項目引っかかっちゃいました。アイタタタ。ただ、理由は分かってる(気がする)ので、３ヶ月後に再検査、と出てましたけれど、無視ムシ虫です(笑)

２年に１度くらいは【ヤバくない？】項目

♪心電図♪

なぜか隔年ペースで引っかかります。しかも、毎回、書かれる言葉が違うのです。母も不整脈が出るひとですし、彼女の父親(私の祖父)も晩年心臓を悪くしていたので、念のため母のかかりつけ医に記述部分を見てもらいました。「これなら問題ないですよ」とお墨付きを頂いたので、今は全く心配していません。

いつもは【ちょいマズ？だけど今回はセーフ】項目

♪血液検査♪

毎回、総蛋白が低いのです。でも、今年はセーフ。

それより最近は糖代謝でぎりぎりビミョーな数字が出てくるようになってきてます。こちらがホントは一番ヤバいと思ってるんです。何せ糖尿病患者が肉親に何人もいるので。糖尿病は遺伝的要素が強いと聞いているので、今から気をつけなきゃとは思ってるんですよ。ええ。でもね、甘いものをガマンするのはね、ちょっとね……。うぇーん(泣)

いつも【大丈夫】項目

という訳で、残りの

視力、血圧、肝機能、脂質、胸部、消化器系、おっぱい以外の婦人科系……。

はい、無事にクリアしました。ただし、体脂肪率やBMIなどは絶賛増加中です。そして検査が終わると同時に気が緩み、検査時より体重がさらに右肩上がり……。

全身着ぐるみミシュランくんになるはずです。あーあ。

そんな訳で、たかが検診全３話、ようやくお開きの時間となりました。

最後に。

移転前のこの検診施設で、人目につくところにドーンと置いてあったモノと、それに添えられた言葉を皆さんにお贈りしましょう。

愛と贅肉を込めて。

【500gの肉の塊の模型】

これ、とってもリアルでした。これを見て、体に乗る肉の分量が具体的にイメージできるようになりました。以来、肉を買う時(特に私がイメージしやすいのは鳥もも肉)、気になる部分をつい見てしまうように。そして

「鶏肉なら売れるけど、私のは捨て値でも売れないどころか逆にお金払って汗かいてようやく処分できるシロモノなのだよなあ」

と嘆息するのでした。そんなヒマがあるなら早く何とかしろ、って自分ツッコミをしながら、です。

【添えられた言葉】

うろ覚えですが。

「検査で体重が500g増えていたとして、たかが500g、と思うかもしれないが、実際に目で見た分量としてはこの塊である。これだけの肉が引き伸ばされて体に乗っているのである。そうして毎年500gずつ増えていけば、10年後には５Kg増加していることになる」

～想像してごらん。この肉が体に毎年増え続けていくところを～

「イマジン」　ジョニ"満っつる"レノボ