第38回 健診受けてきた件/受ける前の話
気がつけば5月も今日でおしまい。
あっという間に梅雨を迎える頃となっていますが、皆さまお変わりありませんか?
そんな季節にまたまた腐りかけたネタを投入しようとする私はチャレンジャーな訳ではなく、ただのぐうたらです。
ぶっちゃけて言うと、某所に久方ぶりにお邪魔したところ、たまたま検診ネタで皆さん盛り上がってたんですね。それを目にして、書こうと思いつつ忘れていたのを思い出しただけなんです。せっかく思い出させてもらったので、だったら書かないとね、って慌てて書きました。
💉 💉 💉 💉
私は毎年、2月のバレンタインデー前あたりに検診を入れるよう設定してるんです。
なぜか。
①年末年始の暴飲暴食で増えた体重を元に戻すのに、検診はいいモチベーションになるから。
②このあたりで体重を戻しておけば、春先のイベントシーズンを苦しまずに迎えられるから(卒業式や入学式のために泣く泣く服を買い直すのを回避できるから、とも言う)。
③検診を済ませたあとバレンタインデー特設会場に行き、『ご褒美』と称して好きなチョコレートを心置きなく買えるから。
大まかに言って、こんなところですかね。
で、バレンタインデー前あたりに検診を受けようとするなら、例年だと1ヶ月前くらいに電話をすればまず予約が取れてたんです。なので、今年は長編最終回上げたその翌日くらいだったかな、午前中に電話をしました。
「検診予約、お願いします」
「はい。どちらのコースでしょうか?」
「家族検診です。2月半ばがいいんですけれど」
「……申し訳ございません。お取りできるのが、3月の31日のみとなっております」
「……は?」
言われた意味が、正直、分かりませんでした。
そんなこと言われたの初めてだったので。2ヶ月以上先まで予約が全部埋まってるだなんて思ってもいなかったので。
呆然と受話器を握りしめていると、電話口から
「お客様、いかが致しましょう?」
申し訳なさそうな声が尋ねてきます。
異世界に意識が飛んでいた私は、慌てて現世の電話口まで戻ってくると、
「あ、あの、そこしか本当に空いてないんですか?」
念の為、確認してみました。何かの間違いか、悪い冗談だったらいいのになあ、なんて思いながら。
「……はい。大変申し訳ないのですが、その日だけです」
「……分かりました。では、その日でお願いします」
こう答えるよりほかありませんでした。なぜならば、今回の券は年度末3月31日までしか使えないからです。4月1日からは新年度扱いの為、今、手元にある券はただの紙くずと化してしまうのです。セコいことにかけては自信がある私ですから、最後の1日をみすみす見逃す手はありませんでした。
でも、本当はこういうのイヤなんですよね。だって不測の事態が起きても予約日をそれ以上後ろにずらすことはできない。そんなプレッシャー、自分にかけてどうする、って話です。なんか考え過ぎて胃が痛くなったりしそう。でも、それならそれで食事量が減って痩せるのに都合がいいかな、とかヘンな思考がぐるぐると頭の中で回ってました。こういうのを『不毛』とか『ヘタな考え休むに似たり』とか言うんだよなあ、なんてことまで思いながら、考えるのを『やめられない止まらない カ◯ビーかっぱ◯びせん♪』って頭の中でCMソングまで流れ始める始末。
いやいや、ただの検診なのに何やってるんだ私。
そんな訳で、令和2年度最後の日に向けて、ダイエット開始です。
カクヨムコン終わったら少しは身体を動かす時間もまとめて取れるでしょ、と思ってたんですが、甘かった。色々とリアルの案件放ったらかしの山積み状態だったので、そりゃあもう、全然時間がない。全くない。なので全然痩せるための行動が起こせない。とりあえずこれ以上太らないようにするので精一杯。るーるるるー、って哀愁漂うBGMが流れてきます。
ヤバい。ヤバいヤバい。
気持ちだけ焦っても、ちっとも痩せない。いつもよりも検診まで時間があるのに、それまでに何とかなる、何とかできる気がまるでしない。このままの体重で行くのイヤだなあ、だったら今年は行かなくてもいいかも、なんてケチな私にあるまじき考えまで頭をよぎります。
しかも、こういう時に限って、卒業式の参列NG。ということは、
式用の服を着ないで済む=痩せなきゃ圧が低い、
ってことでもあるのでした。
ここまでくると、もう、完全に投げやり状態です。
いいや、行けばいいや。デブでもいいや。数字、記録されてもいいや。へ。ってなもんです。ダメだこりゃ。
そうして迎えた3月31日。
事前に取った大便検査2回分と尿検査、問診票をカバンに入れて、朝食抜きで自転車を勢いよく走らせたのでした。
これで少しでも体重が減ることを祈りながら。
バカなことばかり書いていたら、あらら、検査にたどり着けなかった……。
無念ですが、次回に続きます。
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