七夕の夜に

黒対白華

1つ

僕はまだ彼に甘えなければ上手く生きていけないんだな


僕は夜が怖くなって、想い人に声が聞きたいと願った



七夕の夜、短冊に書けない想いは心に秘めたまま

1人静かな暗い部屋で泣いている


ひ弱で身勝手な自分の情けなさに


「1人になりたくない」

「あいつの笑う所を何度でもみたい」

「彼のためならなんにでもなる」

「だけど、彼は僕を必要としているの?」

「誰も僕を必要としないの?」

そんな言葉が心に積もり積もっていき

自分はまた泣いてしまう


ねぇ、苦しいよ

ねぇ、寂しいよ

ねぇ、助けてよ


短冊に書き損ねた『想い人と長い時間を共に歩みたい』

その願いは、叶うことは無いだろう

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七夕の夜に 黒対白華 @kiminokoe

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