第22話 自分への甘さ
家に帰ると、すぐ夕食になった。
今朝の先生の話で褒められたことを話した。
お母さんは、「あの先生は、頑張ったことは必ず認めてくれる。
嬉しいね。」と言った。
綾姉は「褒め方の天才。
やる気育て上手。
だから、また頑張れるんだよね。」と言って、俺の方をポンと叩いた。
また頑張れという合図なのだろう。
ご飯を噛みながら頷いた。
お腹が満腹になると、血液が胃に集まり、脳へ行く良が減るらしい。
それによって、眠気が引き起こされるようだ。
加えて、今日のサッカーの走力強化練習で使った筋肉から栄養補給のため血液を要求してくるのだろう。
頭は一層眠くなる。
8時になり机に向かうが、本を読んでいるが、字がぼやけてくる。
いつの間にか目が閉じそうになる。
何とか一回読み通した。
次は漢字だ。
今日は、読みをやる。
最初に漢字を書き写す。
次に読み仮名を書く。
最後に○付けをして、読めなかった漢字と読み仮名を三回書く。
これも、空白の時間はあるが、何とかやり通した。
祭儀に計算ドリル。
ボーとした頭でやり終える。
ここで9時になった。
お母さんが「今日は疲れているようだから、お風呂に入りなさい。
早く寝た方がいいよ。」と言ってきた。
まだ、100マス九九はやっていない。
でも、お母さんが言うことだから・・・。
疲れているからしょうがないじゃん。
そういう日もある。
そう思って風呂に入り、早々と寝た。
疲れていたからだろう、いつもより早く寝入ったようだ。
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