スートバトルイズ2on3トランプ
ナイトメアン
第1話始まりの物語
むかーしむかし、ある所にトランプと言う国があった。そして、そこの国の王は、不幸な事に、病気で息を引き取った。そして、その王は、子孫が居なかったため、受け継ぐ者が居なかった。なので、その国の街、スペード、クラブ、ダイヤ、ハートの長で、誰がこの国の王になるか話し合いが行われた。
『さて、皆、集まったかな?それじゃあ誰が王の座に就くかの話し合いを始める。それじゃあまず、自己紹介からやって行こうか。それじゃあまず、今回仕切らせて頂いてる、私から、コホン、えー、私は、スペードの長をさせて頂いている、スペード.ソード.キングです。今回は、よろしくお願いします。それじゃあ次』
『それじゃあ、私が行かせて頂きます。えっと、クラブの長の、クラブ.リィーフ.キングです。よろしくお願いします』
『それじゃあ次、お願いします』
『はい。私は、ダイヤの長の、ダイヤ.ジュエリー.キングです』
『はい、それじゃあ次、お願いします』
『はい、私は、ハートの長の、ハート.ルックヒューチャーマスター.キングです』
『はい、自己紹介、ありがとうございました。それでは、本題に、入らせて頂きます。えー、まず、この中で、王の座が欲しい人、手を上げて下さい』
と、スペード.ソード.キングが言うと、皆は素早く手を挙げた。
『やはりそうですか。皆、王の座は欲しいですよね。それじゃあ、手を挙げた皆さん、どの様にこの国を進めて行くのか、順番に、言って行って下さい。それではまず、私から、えー、私が王になったら、まず、子孫を繁栄させた後に、食料の確保や、国民の安全を追求して行くとか、当たり前の事をやれば良いかなと考えています』
『ほお、そうですか。私も、同じ様な事を考えてました』
『私もです』
と、スペード.ソード.キングの当たり前の考え方に、皆は賛成してくれたと、同時に、スペード.ソード.キングは、
へっへっへっ、皆、俺の言った事に、賛同してくれてるぜ。まあ俺は、当たり前の事しか言ってないんだけどな。そして、俺が本当にこの国の王になりたかった理由は、国民をこき使って、俺と、俺の街に住んでる人達を、楽させようと考え、その上、俺の街に住んでいる全員を、首都である、キング王国に住まわせて、元いた住人を、全員退居させようと考えてたけど、本当に出来そうだな。みんなバカで良かった。これでなれたら、国民を自由に動かして、どんな事でもさせる事が出来るぞ!
と、とてつもなく下劣で、自分勝手な考えを持って、王になろうとしていた。
すると、ハートの長の、ハート.ルックヒューチャーマスター.キングが、皆に対して、
『ねぇ、本当に、それでいいの?子孫繁栄とか、食料確保とかは良いと思うけど、国民の安全を、どう確保するか?とか、言って貰わないと、本当にその人がなっても大丈夫なのか、分からないんじゃないの?』
と、ゴミを見るような目をして、スペード.ソード.キングを見た。すると、ダイヤや、クラブは、
『確かに』
と、ハート.ルックヒューチャーマスター.キングの意見に、関心を持ち、スペードの目を見て、回答を求めた。
そして、それに、スペードは、答えられず、黙り込んでしまった。
そして、皆は、
『それじゃあ国民の事を考えた発言をしてなかったのかよ。見損なった。それじゃあ、スペードを、王にしない方がいいな。』
『確かにそうですね』
と、意気投合した。そして、スペードを追い出し、また、誰が王になるか、話し始めた。
そして、皆、やはり自分が王になりたいと、譲る気は無いらしく、呆れたハートは、こんな事を提案した。
『あのさ、別にさ、王になるとかならないとか、関係無く、この中の、一番任せても大丈夫な人を王にして、そのなった人が、それと同じ様な地位の役職を作ってそこに入ればいいんじゃないの?』
と、そして、2人は、
『まあ確かにそうだね。でも、同じ様な役職って、例えばどんな役職を作るの?』
と、聞かれたので、ハートは、こう答えた。
『えっとね、例えば、難しいな。うーん、あ!研究大臣なんかどう?色んな病気とか、物質の研究を促進させる大臣。後、もうひとつ必要なのか…後は、交易大臣なんてどうかな?色んな国に出向いて学んで来る大臣とか?どうかな?』
と。そして、2人は
『うん。良いと思うよ』
『はい、私もそう思います』
『それじゃあそれに決定で。それじゃあ王の城に行って、そこに国民を集めて今日決まった事を発表しようか。一応王は私、ハートで、後は、今日決まった他の役職に就くって感じでいいよね?』
すると、2人は、こんな事を言い出して来た。
『何でハートが王なの?』
『確かにそれ、思いました。』
と、なのでハートは、
『未来を見透かせる能力を持った人が、王になった方が楽でしょ?』
と、言った。すると、
『そういう事なら分かった』
『私もじゃあそれで良いですよ』
と、2人は、言って来た。なので、ハートは、
『よし、理解してくれたみたいだから、王の城に向かうか』
『うん』
そして、3人は、王の城に向かった。そして、着くと、中に入り、直ぐに2階の、バルコニーのある部屋に向かい、窓を空け、バルコニーに付いている鐘を鳴らして国民を集めた。
そして、10分位して、大分集まって来たのでハートは、話し始めた。
『皆!集まってくれてありがとう!今から、これからの国の話をするからよく聞いてくれ!まず、私の紹介をする。この度、この国の王に就任した、ハートだ。よろしく。そして、このような立ち位置の役職が後2つ増える!まず1つ目は、研究大臣だ!どういう役職何だ?と、疑問に思っているだろう?この役職は、色んな病気や、物質の研究を促進させるための役職だ。そして2つ目、交易大臣だ!この役職は、色んな国に行ってもらい、色んな物と交換したり、その国の政策を学んだりするために、この役職の人には、色んな国に行ってもらう。そして、その2つの役職に就いた人を紹介させてもらう。まず、研究大臣に就任したのは、クラブ.リィーフ.キングだ』
と、ハートが言い、クラブが軽く
『よろしく』
と、挨拶すると、歓声の声が湧き上がった。
そして、少し間を開けてから、次の役職に着いた人を紹介した。
『それじゃあ、次の、交易大臣に就任した人を紹介します。ダイヤ.ジュエリー.キングだ!』
と、言い、ダイヤが軽く、
『よろしくお願いします』
と、挨拶すると、またも歓声が聞こえて来た。そして、ハートは、こんな事を言った。
『そして、まだお知らせがあります。えっとこの2人の大臣の元で働きたいと言う人は、この式が終わっても、その場所に残っていて!よろしく!この国の元王が亡くなって、色々変わって、追いつけない人も居るかも知れないけど、皆で頑張ってこの国を守っていこう!』
と、ハートが言うと、今日最大の歓声が上がった。そして、また少し間を開けてから、
『それじゃあ、さっき言った、2人の大臣の元で働きたい人以外は解散!』
と、言うと、大体の人が、
《わーーーーーー!》
と、叫びながら自分の家に戻って行った。
そして、ハートが下を確認すると、数十人かは待機して待って居たので3人は、下に移動してその人達に声を掛け、城の中に入れた。
『さて、皆、ここで働きたい人なんだね?じゃあとりあえず、ダイヤの方の仕事に就きたいなら、ダイヤの前に、クラブの方の仕事に就きたいならクラブの方に移動してね。皆』
すると、集まってくれた人は、はい。と、言って、移動した。そして、クラブの方に、20人。そして、ダイヤの方に、10人集まった。
『それじゃあ皆、今日から仕事を開始するから、クラブとダイヤに付いて行ってね』
と、言うと、クラブとダイヤは動き出し、皆はこの2人に付いて行った。
そしてハートは、王室に戻り、自分の椅子に座って、自分の、未来が見透せるカップを弄りながら、独り言を始めた。
『とりあえず、この国の、改革の、第一歩は踏み出せたな。それじゃあそろそろ、2つ目の仕事に入りましょうかね。』
と、言いながら、未来が予知出来るカップで、明日の事を占うと、
『受難と魔力の層そして、何だこれ?分裂の層?かな。見た感じ。とりあえず、なにか対策はして置かないとな……』
と、言いながら、カバンから、事前に魔力を供給して置いた、部屋の様子が見れ、録画出来る物を、大量に取り出し、1時間位掛けて、全部屋に設置した。
『いやぁ、これでこの城の様子を、リアルタイムで見れるから、安心だな』
と、言って、
『後は、明日に備えて今日はベッドで休もうかな』
と、言いながら、布団を被り、寝始めた。
そして、8時間位寝て、時刻は、次の日の朝の6時。
『んーっ』
と、伸びをしてから、
『よし、クラブと、ダイヤの所に行くか!』
と、言いながら、王室を出て、2人の居る部屋まで移動した。
『2人とも、様子を見に来たよ。何か仕事入って来た?』
『うん』
『どんな仕事?』
『えっと、畑を営んでいる人からの依頼なんだけど、最近、野菜の味が変になったり、食べるとお腹を壊したりしてしまう様になったから、何でそうなったか、調べてくれ。て言う依頼が大量に来ています。それも全部、この国の真ん中にある川の周りで畑を営んでいる人から』
『ふーん、そうなんだ。それじゃあその場所の様子を確認しに行こうか』
『うん』
3人は、城を出て、その場所に辺りを見渡しながら向かった。
『着いたな。それじゃあまず、依頼主の所に行こうか。どこにその人の家があるか分かるか?』
と、ハートが聞くと、
『うん。地図も一緒に送られて来たからそれを見れば』
と、言って、クラブは、ハートに地図を渡した。そしてハートは、その地図を見ながら探し、10分位掛けて、見つける事が出来た。
『よし、見つける事が出来たから中に入ろうか』
『はい』
ハートとクラブは、その敷地内に入り、
『すいませーん!誰かいますか!』
と呼ぶと、
『はーい』
と、目の前にあるドアを開け、お婆さんが出てきた。
『何の用ですか?』
『えっとですね、僕達、ここに住んでいる者に、依頼を受けて来たんですけど、ここであっていますか?』
『最近、野菜の味が変になったり、食べるとお腹を壊したりしてしまう様になったから、何でそうなったか、調べてくれ。て言う依頼ですか?』
『そうです』
『はい、ここです』
『そうですか。それでは畑の方を確認させて頂いても』
『はい。宜しくお願いします』
そして、お婆さんに畑の場所を、案内して貰った。
『それでは調査を始めます。それじゃあまず、袋を2枚、持っていますか?』
と、お婆さんに聞くと、
『はい』
と、答えてくれたので、
『それじゃあ、その袋を貰っても大丈夫でしょうか?』
と聞いた。すると、
『はい』
と、答えてくれたので、持って来てもらい、畑の土と、その近くに通っている川の水を採取して、袋の中に入れた。そして、
『それでは、帰って今採取した物を調べてわかり次第結果をお伝えするので、これにて帰らせて頂きます』
と、伝えてから帰った。
そして、城に着くと、ハートは、
『それじゃあ今日採取したこれ、調べて置いてくれよ』
と、言い、採取した物をクラブに渡した。
すると、
『はい』
と言って、受け取った。
そして、ハートは、自分の部屋に戻った。
『さて、ひと仕事終わったし今日の夜は、昨日の予言によると、なにかよからぬ事が起きるらしいからとりあえず、空いた今の時間に身体を休ませようかな』
と、言いながら、ベッドに向かい、寝始めた。そして、6時間ぐらいして、
『んぁ、んー、よく寝た』
と、起きて、伸びをした。それから、
『よし、飯でも買いに行こうかな』
と、言いながら立ち上がり、城の外に出て、近くにあるお店に入った。そして、何を買おうか10分ぐらい悩んでやっと手に取って、会計した。
そしてハートは、城に戻り、飯を食べた。
そして、飯を食べ終わると、
『よし、食い終わったしクラブとダイヤでも誘って散歩しようかな』
と、言って立ち上がり、ゴミを捨てた後に2人の部屋に移動した。
ダイヤとクラブ、いるか?』
『うん。何?』
『今から散歩行くんだけど一緒に来るか?』
と、2人に聞くと、
『いや、まだやることがあるから行かない』
と、断られたので、ハートは、
『そうか。分かった。それじゃあ留守よろしくね』
と言って、部屋から出た。
そして、ハートは玄関まで移動してくつを履いて、城の外に出た。
『どこら辺行こうかな?とりあえず、この国の中央にある川の周りを歩こうかな』
と言ってそこを目指して10分ぐらい歩いた。
そして、心地よい風に吹かれながら川の周りを散歩した。
そして、川の周りを一周し、帰ろうとすると、後ろから、
『すいません』
と肩を叩かれ、かすれた声で、声を掛けられたので、
『何ですか?』
と言いながら後ろを振り返ると、そこには、黒い帽子を被り、顎には白髭が生えていて、その白髭には煤の様な物をがたくさん付いているおじさんが立っていた。そして、後ろを振り返ると、そのおじさんが喋り始めた。
『あの、わしは、ここの川の近くにある住宅街に住んでいる者何ですが、わしが家で飯を食っている途中に誰かにやられたのか家が急に燃えてしまったんです。なので、消火を手伝って貰えませんか?』
『はい。良いですよ。場所はどこですか?』
と聞くと、
『それじゃあ着いてきてください』
と、言われたので、着いて言った。
川の反対側に周り、一本道を真っ直ぐ進んだ先に出てきた道を、左に進むと、住宅街が出てきた。
『ここの一番奥にあるのがわしの家です』
と、言われたので、足を踏み込むと、急に気温が上がってさっきまで涼しかったのだが、暑いと感じるようになった。そして、暑さを我慢しながら進んで行き、一番奥の家まで辿り着いた。
『すごい燃えてるな。隣の家にも燃え移ってるし。とりあえず、被害が拡大しない様に急いで消火、しようか』
『はい。でも、どうやって消化するんですか?』
と、聞かれたのでハートは、
『うーん』
と、言いながら、辺りを見渡し、
『じゃあ前の家に行って来ます』
と、言って向かい、呼び鈴を押すと、
『はーい』
と言う声と共に、若い女の人が出てきた。
『すみません、前の家が燃えてしまって、消火をする為にバケツと水を頂けないでしょうか?』
と言うと、
『分かりました。今から準備するので少しお待ちください』
と、言われたので、
『はい』
と言って、5分ぐらい待つと、
『お待たせしました。これで水が足りなかったらまた来てください』
と、言われたので、
『はい。ありがとうございます』
と言って、バケツを受け取り、目の前にある家に戻った。そして、ハートは消火を始めた。火元に水をぶっ掛けては前の家に向かってを1時間くらい繰り返し、ようやく火を鎮火させる事が出来た。
そして
『それじゃあ火も鎮火したし、帰らせてもらいますね』
と、言い、そのおじさんに背を向け、帰ろうとすると、
『ちょっと待って下さい!』
と、呼び止められたので、後ろを振り向き、
『何ですか?まだ何かあるんですか?』
と、聞くと、
『あの、今日のお礼にこれを差し上げます』
と、言われ、手を差し出して来た。なので、それを受け取り、
『ペンダントですか?ありがとうございます』
と、言うと、
『こちらこそありがとうございました』
と言われ、もう用は済んだかな?と思い、、
『それじゃあ、さようなら』
と、言って、今度こそ城に帰った。
『いやぁ、疲れたなぁ。さて、それじゃあ後は、ベッドで本でも呼んで休憩しようかな』
と言いながら、部屋の隅にある棚から本を取り出し、ベッドで寝そべりながら本を読もうとしていた。
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