第3話 作品が正当に評価されるにはどうすれば良いのやら!?
やっ太郎は、今回も悩み倒していた。
そもそも、PC関係の知識も法律的な知識もまるで無い、素人丸出しの、やっ太郎が『新たな小説投稿サイトを自らの手で作れば良いんじゃね!?』などという無謀極まりない戦いをおっ始めた大きな理由の一つが、不正工作によって得た不当な評価でランキングを独占する輩があまりに多かったからだ。
特にその傾向が強かったのが、小説屋になろうである。
小説屋になろうはポイント制で、ブックマークが1つ増えるごとに2ポイント、それに加えて作品を★5段階で評価する事が出来、★が一つ増えるごとに2ポイントもらえる。そしてそのポイントの合計でランキングが決まる。
……だが、この方式には大きな欠陥があるとやっ太郎は思っていた。
例えば、Aさんの作品を読んだ5人が、5人とも『面白い!!』と思って★五つの評価を入れたとする。その場合作者に与えられるポイントは、
★=2P × ★5つ × 5人 =50P である。
対して、Bさんの作品を読んだ50人が、50人とも『つまんねー!!』と思って★一つの評価を入れた場合に作者に与えられるポイントは、
★=2P × ★1つ × 50人 =100P なのである。
つまり、作品的にはAさんの方が優れていたとしても、ランキング的にはBさんの作品が上に来てしまうのだ。
コレは大問題である。やっ太郎の目指す小説投稿サイトとは、真に実力のある作者の書いた素晴らしい作品が正当に評価されるものでなくてはならない。
小説屋になろうのように複数アカウントや相互クラスタで悪質なポイント稼ぎをする輩の低レベルな作品が上にくるようではダメなのだ。
「ぐぬぬぬぬ……!!」
作品に対する評価はガンガン出来るようにしたい、しかし不正が蔓延するのは極力阻みたい。やっ太郎の苦悩は続く!!
~~~ 次回予告 ~~~
皆さんお待ちかね!!
不正を阻むにはどうすれば良いのか悩むやっ太郎
無い知恵を絞り過ぎて、やっ太郎の脳が爆発するかと思われたその時、一筋の光明(という名の思いつき)が!?
(●3・)〈次回!! 新たな小説投稿サイトを自らの手で作りたい!! 『不正を阻め、評価システムを考える!!』に、レディ……ゴーーーーー!!(Gガ○ダム風)
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