解答
質問A群(必須)
0-1 作中において、作中世界における理解とは別に魔法についての設定はありますか? 例えば、信仰の対価とされているが実際には自然法則の一つである、というように。
もし存在するなら、これから答えることについて必要に応じて二つの解答を用意しなさい。その場合、裏設定の方を()で括るか、別の方法で区分すること。
【解答】理解としては、人々の身近なものになりつつも、実際のところ原理は理解出来ていない状態。使い方や必要な物とかはわかるけど、どうやってこの現象が起きているのかははっきりとわかっていない。
これについて日夜大学教授は研究し、あるオカルト記者は古代文明の技術だと解釈し、あるカルト宗教では神々からの贈り物であると言い回っている。
しかし実際のところ、よくわからないけど便利ならいいやという精神で深く考えない者が大半である。
(裏設定としては、地球が誕生した時に生まれた物質のひとつで、つい最近まで発見されていなかっただけだった)
0-2 人間は存在しますか? 存在しないか、メインの種族ではない場合、これからする質問に出現する人間の単語を、主に活躍する種族に置き換えて答えて下さい。
【解答】
メインとなるのは基本人間。後述する動物たちといったように、人間とは別の知能を持った存在を種族として捉える考え方はあるが、まだ道具といった考え方が多い。
・魔法(あるいはそれに該当するもの)とは何ですか? 端的にその概念を説明して下さい。
【解答】
「悪魔」と呼ばれる物質が空気の中を漂っており、それを紋章のようなものに封じ込めて使うもの。
一般的には「悪魔の技術」と言われている。
・その世界における魔法的分類を箇条書きで述べなさい。また必要に応じて説明を加えなさい。
【解答】
・接触系紋章
紋章に触れると発動するもの。
(例)リフトなど。
・非接触系紋章
その紋章が付いているだけで機能するもの。
(例)延命装置など。
・その世界における魔法的生物の分類を箇条書きで述べなさい。必要に応じて説明を加えなさい。別途、人間について述べなさい。
質問A+α(出来れば1~3は必ず答えて下さい)
1・魔法の発動に必要な要素を箇条書きし、それぞれに説明をつけ加えなさい。
【解答】
・悪魔と呼ばれる物質を捕らえ、紋章のような焼印に封じ込める。それを物、あるいは動物や人などに焼印を押し、紋章をつける。
以下は紋章の種類によって異なる。
・接触系紋章の場合
その紋章に触れることで発動する。発動中にもう一度触れると取り消すことができる。
・非接触系紋章の場合
焼印が押された瞬間から効果を発揮し、焼印がついた箇所が剥がれることが無い限り永続する。
2・例外について述べなさい。
【解答】
人間についた接触系紋章の場合は、その本人でないと効果を発揮しない。
3・魔法についての専門用語を全て書き出し、一つずつ定義を説明しなさい。
【解答】
・悪魔
空気中に漂っている透明の物質。
奇妙な能力を持っているが、その理由はまだ解明されていない。
・紋章
悪魔が封じ込められた紋章。悪魔の力を引き出すのに必要。
・悪魔の技術
紋章を利用した技術全般。
・魔法は万能ですか。
yes→a か a-1
no→b
【解答】
YES
a-1 なぜ万能だと答えたのですか。
【解答】
悪魔を利用した技術が次々と発案、実現しており、限界が見えないため。
質問B群(できるだけ答えて下さい)
・魔法の発展の歴史について概略を述べなさい。
【解答】
令和2年、世界各地にとある病気が蔓延した。(現実で言うところのコロナウイルス)
そんな中に、次々と病気を治す男が現れた。彼は自分のことを、12世紀から18世紀まで続いた魔女狩りで弾圧された魔女の子孫と呼んでいた。
ほとんどの者が信用せず、あざ笑ったりひどい仕打ちをする中、とある日本の中小企業の社長がその男に目をつけた。
そこから悪魔の技術が発達し、瞬く間に世界各地に広まった。最初に目をつけた企業は急成長を遂げ、他の日本の企業、および世界の企業も、悪魔の技術を使った産業に参入していった。
やがて令和という元号から、「明魔」と呼ばれる元号に切り替わったころ、日本は悪魔の技術が最も発展した大国と化していた。
初めて悪魔の技術に手を出した企業を中心に、日本各地では企業の力が上がっていく一方だった。
その分、法律の力は弱まっていったが......
・魔導書は存在しますか? するとしたらどのようなものですか?
【解答】
お試しカタログ的なもので存在する。
使用してから一定時間経つと、自動的に破れて使えなくなってしまう。
・魔法による環境問題は存在しますか?
【解答】
今のところは問題はないように見られている。
悪魔が不確定である要素から、有限なのではないか、実は環境に被害を与えているのではないかと考える学者もいる。
・戦争において魔法はどのように使用されますか?
【解答】
悪魔の技術が普及してから、海外では戦争が発生した時期のあった国があり、主に武器や防具、道具、兵器として使われていた。その国は明魔元年の時点では休戦中。
・日常生活において魔法はどのように使用されますか?
【解答】
産業革命で発達したように、日常生活における電話、テレビ、スマホといったものに使われている。
街の移動では自動運転のタクシーでの移動が一般的となっており、自ら車を運転する者はマニアやスポーツをのぞいていなくなっている。それによって、自由に運転できる道路が次々と消えていっている。
警備システムといえば、ただ警報を鳴らすだけといった古くさいものから、侵入者を焼き殺すといったぶっ飛んだものまで様々。
他にも建築、医療、介護といった、様々な分野で悪魔の技術は無くてはならないものとなっている。
・商業的活動における魔法の利用について答えなさい。
【解答】
一般販売向けに売られているのは、悪魔の技術を利用した道具。
用途は限られるものの、令和初期のころとは比べものにならないほど技術が上がっている。
しかし、それよりも人気なのは、人間の皮膚に押す紋章の烙印である。
特に人気なのが、烙印を押した者の能力を上げる紋章......たとえば、身体能力を上げるといったドービングのようなものや、専門的知識を身につけるものなど......ここまでくれば、もはやゲームで言うスキルをセットしているようなものだ。
非常に高価ではあるものの、ちゃんと法律で認められた合法の商品である。これによって、能力がなくても金さえあれば、自分が望むありとあらゆる職業に就くことができる。
[金のない者? 見たことないですなあ by とある企業の社長]
これにより、義務教育は小学校までとなり(それ以降の知識は紋章で補えるため)、オリンピックはどの紋章を付けるかの選択が問われる競技となり、まもなく子供を産む親たちは我が子の将来設計について真剣に話し合うのだった。
変わり種としては、見た目を変える紋章である。
これはいわゆるファッションとして浸透しており、値段もコーディネート一式ぐらいの値段なので金があまりなくても比較的手が出やすい。体についている紋章を隠すためにも使われている。
このおかげで肌の色による人種の違いが狭まり、ひとりひとりの個性が強調されるようになったが、見た目で分かる病気が判別できなくなり手遅れになる事態が多発したり、犯罪者が姿を変えて簡単に変装できてしまうなどの問題もある。
ちなみに明魔元年では、青い肌に1つ目に1本のツノという「サイクロプス・ファッション」が流行となっている。
・迷宮、あるいは冒険者にまつわる魔法の利用について答えなさい。
【解答】
悪魔の技術とは関係が薄いが、人々が目を背ける社会問題として、地下の存在がある。
下水道や巨大な防空壕、地下鉄、開発中止で放置された地下都市など、都市によってさまざまだが、そのほとんどは貧困層が集まるスラムとなっている。
そこの住民たちは悪魔の技術を一切使わず(一部は少しだけ使う場所もあるが)、彼らなりの生き方で暮らしている。その様式は、もはや文化である。
その一方で、法律の力が弱まっている地上以上に治安が悪く、被害にあっても
ほぼ自己責任である。また、地上の人間を恨む住民も多く、興味本位で訪れた地上の人間が襲われることなんて日常茶飯事。
その逆で、地上の人間があえて地下に入り、地下の住民を悪魔の技術で襲うという、ホームレス狩りならぬスラム狩りが起きた事例がある。中には村のような規模を潰してしまった事件も。
入り組んだ地下に襲いかかってくるスラムの住民。スラム狩りを行う者にとって、自分は冒険者、スラムの住民はモンスター、地下は迷宮と捉えているのかもしれない。
・人間以外の知的生物による魔法の利用に特筆すべき所があれば答えなさい。
【解答】
人間の知能を持つことのできる効果がある紋章をつけると、犬や猫といった動物、植物、マネキン、果ては建造物まで知能がついてしまう。だいたいの動物は二足歩行になる。
人工物や植物といった感情をもたないものはロボットのように主人に従うが、感情の紋章をつければ自我を持つ。元々感情のある動物の場合は、知能だけで十分。
・動物的存在と人間社会から見做されている生物による魔法あるいは魔力の利用について述べなさい。
【解答】
上記のような知能をもらった人間でないものは、そのほとんどはSF作品でいうロボット・アンドロイドのように愛玩用のペットや人間の役にたつ商品といった扱いである。一部は自由を求めてデモ活動を行っているが、彼らの夢はなかなか果たされていない。むしろ知能のない生き物に知能を与えない方がいいという見方が増えてしまっている。
・魔法的特質と身体的特徴(あるいは身体)に関係がある場合は述べなさい。例えば、髪の毛の色は魔法属性を表す。髪に魔力が溜まるので伸ばす、血液や身体の一部が魔法行使に役立つ、などです。
【解答】
基本的に特質や特徴は関係無い。
唯一の例外は紋章アレルギーである。
これは先天症で起きる拒否反応であり、紋章をつけるとその部分から体が腐ってしまうことだ。
いくら金や権力を持っていたとしても、この症状が起きてしまえばお先真っ暗......と思いきや、義手や健康な人間の手を移植するなどしてから、その部分に紋章を付けることで解決可能。
しかし、この方法が提案される前までは、失望した親が子を地下のスラムに捨てるという悲劇が起きていた。
・鑑定魔法は存在しますか? するとしたら、その仕組みについて答えなさい。
【解答】
鑑定用の紋章が存在する。その紋章を乗せたものの種類に応じて数種類の色で発光するといった簡素なものだが、他の紋章を組み合わせて使えば、価格を推定したり、どのような物質で出来ているのか、もともとどのような場所にあったのか、誰から誰に渡され、今は誰が所有しているかまでもがわかってしまう。
・契約魔法、あるいは隷属魔法は存在しますか? するとしたら、その契約あるいは隷属を担保しているものは何ですか? その仕組みについて答えなさい。
【解答】
契約したり、奴隷にさせる紋章は(今のところ)存在しないが、元々知能のないもの(植物や人工物など)に知能を持たせた場合は、感情を与えない限り主人の命令に忠実になる。
担保するものはなく、基本的に「私に従え」と命令したものに従い、「私以外の者の言うことは聞くな」と言ってしまえば、その他の人間の命令には従わないどころか、主人を変えることもできなくなる。
・治癒魔法は存在しますか? そのメカニズムについて述べなさい。
【解答】
治療に関する紋章は主に医療に使われており、普通の病気はもちろん、外傷といったものから体内の病気、そして紋章アレルギーをのぞいた疫病といったものまで治してしまう。病の場合は原因となるウイルスや細菌を悪魔という物質が殺し、傷は悪魔が人間のもつ自己回復を促す。
医学における悪魔の技術は人を治すだけではない。延命効果のある紋章を使えれば、寿命という概念を亡くしてしまえる。実質、不老である。
しかし、この技術が広まったことにより、もう死んでもいいのに世間体を気にして無理に延命しているという者もいる。
・生と死にまつわる魔法は存在しますか? 例えば、治癒魔法の蘇生、ネクロマンシーなどです。存在する場合、霊魂は存在しますか?(実体二元論を採用していますか?)
蘇生やネクロマンシーのメカニズムについて述べなさい。
【解答】
死んだ者を蘇らせる方法は存在しないが、死体に命を吹き込む方法は存在する。
[学生でもわかっている、死体に命を吹き込む講座]
1,まず、死体に腐敗を止める効果をもった紋章をつけます。
2,次に知能の紋章をつけます。
3,仕上げに、感情の紋章をつけます。
4,なんということでしょう、死体が起き上がったではありませんか。
ただし、あくまでも死体に命を吹き込んだだけなので、死んだ本人の魂が戻ってくるわけではない。一応、生前の記憶を紋章で入れることもできるが、あくまでも記憶を再現した記憶をもっているだけで、本当に魂が戻ってきたのかについては意見がわかれている。
また、上の過程から感情を省くことで、従順な肉人形を作ることもできる。
これを利用したものとして、一時期は死体が相手をする風俗店が流行っていた。とある店の死体が誘拐した少女の体をバラして使われているという噂が広まってからは廃れてしまった。
・攻撃魔法について述べなさい。
【解答】
護身用としては、体からスタンガンのように電流を出すものが、手軽さ、とっさの時の反応、そして殺してしまわない適度な電流という理由で人気である。
・攻撃魔法はどの分野においてどのように発達してきましたか?
【解答】
治安が悪くなったさいの護身用として開発された。
・魔法の教育機関や魔法教育の普及の状態について述べなさい。
【解答】
義務教育である小学校では、主な悪魔の技術について学ぶ科目がある。
その後、中学校以降では科目選択の中で、焼印の作り方を学ぶ。座学については知識の紋章をつけるだけで十分なため、授業内容はほぼ実技である。
・科学的手法による探求は行われていますか?
【解答】
上記の通り、さまざまな学者が悪魔という物質について研究し、いくつかの学説が存在するものの、はっきりとした根拠は見つかっていない。
・魔法業界について説明しなさい。
【解答】
悪魔の技術によって発展した都市一番の企業は、その都市の王族と言われるほどの権力をもつ。
その影には黒魔術師協会の姿があり、彼らを利用する企業もあれば、逆に利用されている企業もある。
・地域的な魔法の普及率を答えなさい。
【解答】
地下スラムをのぞけば、ほぼ80%程度。
・魔法の専門家の仕事や職業、就職について答えなさい。
【解答】
・黒魔術師
悪魔の技術を生産するわけではなく、いわゆるマフィア、極道的な立場の方々。
そのほとんどが悪魔企業と手を結んでおり、まさに裏社会のトップ。
・フリーランス
企業の力が強大なこのご時世の中には、個人の力で生きている者たちもいる。
フリーランスとして生きていくには、令和時代以上にスケジュール管理能力と誰にもマネできないアイディア、そして権力にも押しつぶされない屈強な精神が必要となる。
仮に成功したとしても、企業からスカウトされ、その対価につられて企業専属となる者もいる。
・悪魔なんでも屋
悪魔の技術が利用できない者に変わって、依頼者ができないことを請け負う職業。スラムの存在をしった者がこの仕事を思いついたのが始まりだという。
・焼印士
焼印を作る仕事。悪魔の技術の需要が高まってきてからは、各地の企業から引っ張りだこである。
就職については、その職に必要な紋章をつけているかがどうかで採用を決める企業がほとんど。ただし、実力が認められれば、紋章がなくても特別採用を行う企業もある。
以上。
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