8日目 海賊狩りは楽しいな
かくしてImperial Eagleを購入し、こっちはパルスレーザーとレールガンという初心者にも比較的扱いやすい武装を乗っけて出陣した私だが、わざわざ新たに購入した弊害はカスタムの時点で出始めていた。
電力に余裕がないのだ。搭載できる中で最高性能の発動機を搭載しても、戦闘態勢に入ると発動機のキャパシティがオーバーしてしまう。
キャパシティがオーバーするとどうなるかというと、生命維持装置が停止してパイロットが最短数分で長くても20分ほどで死に至る。
仕方なく、センサーその他のグレードを落としてギリギリキャパシティ内に収めた。
Vultureならば、もっとキャパシティに余裕があったというのに。
なぜわざわざ新しいのを購入したのか、これがわからない。
まあそんなわけで一抹の不安を抱えつつも海賊討伐に向かった。
海賊はほとんどCobra MkⅢやASP Scoutといった汎用機が多く、戦闘機であるImperial Eagleの敵ではなかった。
Imperial Eagle自体も、機動に癖がなく扱いやすいし、それなりに火力も出る。
その上、多少苦戦をしてもすぐに星系内のセキュリティガードが応援に来てくれる。
汎用機勢のみならずViper MkⅢ、Krait Phantomのような戦闘艦の相手も、セキュリティと共闘すれば、しばしば逃げられる事もあるが、問題なく撃破が可能だ。
と、いうわけでVultureへのリベンジマッチを挑むことにした。
今度こそいけると信じて。
インターディクトを成功させ、今度はこちらから仕掛けようとはせず、エネルギー配分をシールドに回して、出来るだけ相手の射線に入らないように位置どりをする。
しかし旋回性能の高いVulture相手には射線を逸らす事もなかなか難しく、結果的にセキュリティが助けに来るまでにシールドを引っぺがされた上に、船体のHPを30%まで削られてしまった。
しかし、セキュリティが2隻駆けつけ、いかにVultureと言えど数には勝てない。
このゲーム、少しでもプレイヤーがダメージを与えれば、NPCが倒した場合はプレイヤーが倒した扱いになる。
そこらへんのシステムは他のプレイヤーとお近づきになる機会がなくてよくわからないのだが。
それはさておき、セキュリティにヘイトが向いたのを確認して私も加勢に入る。
しかし、おかしい。
3隻がかりで蜂の巣にしても相手のシールドが全然削れない。
なんか嫌な予感が漂うなか、Vultureが急転換し、鼻先をこちらに向けヘッドオンの体勢に入る。
そしてそのまま斉射を受け、あえなく爆散した。
またである。
もはや天丼感すら出てきたが、プレイ日誌ゆえ致し方のない事だろう。
私のプレイスキルの問題なのだから致し方ない訳でもないかもしれないが。
とりあえずこの日は一旦ここで海賊狩りは終わり。
戦果は7隻だった。
4、5時間ぶっ続けでやってこれはちょっとどうかと思ってしまった。
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