捨てられた子猫ちゃん
一ノ瀬 彩音
第1話 壱
水瀬菜々緒25歳は婚約相手がいたのですけれど、婚約相手から
婚約を破棄されて見捨てられた。
婚約相手は『君の事は必ず幸せにするな』と言ってただけに
婚約を破棄されるというのは絶対におかしいです。
男性というのは本当に信用出来ないし、女性の事を理解しているようで
理解していないというのがわかります。
本当に婚約を破棄されるなら最初から婚約をしなければ良かったと
後悔している菜々緒であった。
そんな菜々緒は公園に立ち寄るのですが、今日は晴れているのですが、
曇りも多くて風もちょっとだけ冷たいのです。
菜々緒自身は自宅に帰るより公園に居た方がスッキリするかもしれません。
生憎、この公園には利用者が少ないようで菜々緒は休憩するには
いいかもしれないって思っているのです。
まずはベンチを探しているのですけど、ベンチは木製でして本当に
日本らしいなって思いつつも腰を下ろしてベンチに座ると休憩しているのです。
休憩している菜々緒はどうして婚約を破棄されたのかなって考えているのですが、
やっぱり他の女性と比べると魅力もないし、地味だし、取り柄もないので
しょうがないと言えばしょうがないのかもしれません。
そんな最中で菜々緒に近づいて来る男性がおりまして、男性は菜々緒に声をかけるのです。
「すいません、隣いいですか?」
菜々緒は男性の声に気付くとお返事をするのです。
「は、はい、いいですよ」
男性は腰を下ろして菜々緒の隣に座るのです。
菜々緒は男性の事が気になるのか、さっきからチラチラと見ているのですが、
本当に菜々緒はどうしたのでしょう。
「どうかしましたか?」
「い、いえっ…………」
しかしながら、菜々緒は男性の事がものすごく気になるようで
まだチラチラと見ているのです。
「どうなされましたか?」
「本当に何でもないんです」
「そうやって見られていると気になります」
「あっははは……そうですよね……」
「何か用があるのなら言って下さい」
「は、はい」
「相談事でもいいですか?」
「宜しいですよ」
「実は私、婚約を破棄されてショックを受けているのです」
「なるほど」
「ショックのあまりにこの公園で休憩しているのです」
「なるほど」
「そこにですね、貴方が現れて好きになってしまったのです」
「なるほど、そうですか……ええっ!? 俺の事が好きに?」
菜々緒は笑顔で『はい』って言うのでした。
「初対面なのに…………」
「はい、わかります」
「それってつまりは俺と恋したいという事ですか?」
「そうなりますね」
「俺でいいのですか?」
「はい」
「わかりました、恋をしましょう」
「あ、ありがとうございます」
2人の視線が合うとお互いの黒い瞳を見ているのですけど、
だんだん惹かれ合うといつの間にか、2人はキスしているのです。
キスしている2人は本当に初対面とは思えないくらいに
何度もキスしているのです。
菜々緒と男性は晴れて恋人同士になると2人は早速、
腰を上げてベンチから立ち上がると公園を出て、
公園から駅前までは近いので徒歩で移動しているのです。
徒歩で移動している時も楽しそうにお話をしてて
本当に意気投合をしているのです。
駅前に到着すると流石に人が多くて人混みでして、はぐれないように
2人は手と手を重ねて握りしめ合っているのです。
そうする事ではぐれないようにしているのでした。
駅前でデートしている2人はショッピングやらお食事、喫茶店に入って
休憩したりと楽しんでいるのです。
しかし、デートしてても時間になると菜々緒と男性はお別れをしないといけないのですが、
2人は連絡先を交換しているのです。
これでお互いにいつでも連絡が出来るというものです。
菜々緒と男性は次に会う約束をするとさようならをするのです。
そして、菜々緒と男性は何度もデートしてて、本当に楽しそうで笑顔で
2人は本当に恋人同士以上の感情があるかもしれません。
それからというもの、男性は菜々緒に対して溺愛してて、
菜々緒も拒絶しないで受け入れているのです。
男性は菜々緒に溺愛する事によって菜々緒も喜んでいるので
安心しているのです。
菜々緒も男性から溺愛されると心底喜び嬉しいので
満足しているのです。
菜々緒も男性もそういう生活を送っていると2人は婚約するのですけど、
この婚約は確約されているようなものです。
菜々緒自身も男性と将来、一緒に慣れる事を強く望んでて
男性も同じ事を考えているのです。
そして、数か月後。
菜々緒と男性は本当に結婚してて夫婦となっているのです。
夫婦となった2人は男性が菜々緒に溺愛する事は変わらない。
2人の夫婦関係は幸せと愛が沢山あるのでした。
捨てられた子猫ちゃん 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019
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