第97話 上へ参ります
タイミングが悪かったのか、下行きのエレベータが上昇してしまい、途中階のボタンを押すも止まらず。成す術もなく最上階に着いた。
降りないの?という顔の子供に頷くと、2人が乗り込んできたが、エレベータはさらに上昇していく。このまま私は、何処へ辿り着くのだろうか。子らの背には翼がはためく。
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