フレーバーテキストは女神様が書いている
グリニッジ
第1話 ショートケーキ
「私は女神アイナ、この異世界ミランの管理者」
「皆さんは、鑑定に出るフレーバーテキストをご存知ですか?」
「あれって実は私が書いているんです!!
とてつもない量のフレーバーテキストは私が書いているんです!!」
大事なことなので2度いいます
「あの~女神様、誰に向かって喋っているんですか?」
「今、声をかけてきたのは、私の側近執事のセバス」
「私の仕事であるフレーバーテキストを書く仕事を出つだってもくれない、
しかも再そくまでしてくる鬼なんです(涙)」
「鬼って、いい加減こっちを向いてお話をしてください女神様」
「で、なんのようなんですかセバス」
「はぁいい加減ショートケーキのフレーバーテキストを書いてください!!」
「だって食べたことのないフレーバーテキストなんて書けないわよ」
最近、地球から異世界移転してきた少女が地球の料理やゲームなどを
ミランに広げて、料理やゲームのフレーバーテキストがひっじょ~に
切羽詰まっているのです
「と、ゆうわけで地球にレッツゴー!!ショートケーキ食べに行くわよ」
早速、日本の神の1人、アマテラス様が経営している喫茶店に来ています!!
「唐突ね女神アイナちゃん」
「アマテラス様!!ショートケーキ、ショートケーキをプリーズです」
「アイナ様唐突すぎですよ、ご無沙汰しております。アマテラス様」
「セバスも苦労してるわね(汗)」
私は地球から移転してきた少女のこと
ショートケーキのフレーバーテキストを書かなければならないこと
アマテラス様に説明した
「地球人がミランに移転してるなんて私は聞いてないわね? 管理局からも
なんにも話は来てないわよ?」
「そんなことは、私もわかりません!! でも今は地球の文化(料理系)がわんさか
増えて大変なんです!!」
「とりあえずショートケーキ2つと紅茶とセバスは飲み物何にする?」
「あっ私のこと忘れてたわけではなかったんですね(汗)」
「私だってそこまでひどい子ではありませんよセバス」
「もうしわけありませんでしたアスナ様、私はコーヒーでお願いします」
私の目の前にはアマテラス様手作りのショートケーキが
「ごくん」
「美味しそうですねアスナ様」
「えぇぇ」
早速いただきま~す
ショートケーキを一口含むと
「はぅ~スポンジのフワフワに甘いクリーム、甘酸っぱいいちごが、
なんとも言えない美味しさの・・・セバスここは宝石箱ってゆうんだっけ?」
「アイナ様それは駄目です。駄目です」
「は~い(*ノω・*)テヘ」
「さっアイナ様、美味しいショートケーキも食べたことですし、戻ってフレーバーテキスト書いたてくださいね」
「それではアマテラス様失礼いたします」
「アマテラス様美味しかったですまた、来ますね」
「ええ、2人共また食べに来て頂戴ね」
私は今、女神パソコンの前に座っている
これにフレーバーテキスト書いて送信すると
ミランの鑑定に反映されフレーバーテキストが見れるようになるのだ
~ショートケーキ~
スポンジとクリームが層になって、イチゴなどがのせられたケーキ
季節によってはいろいろな果物でも楽しめるケーキでもある
「どうかなセバス?」
「いいのではないでしょうがフレーバーテキストとは元来簡略的説明なので」
「じゃこれで送信っと!!はー終わった終わった」
「アイナ様何を言ってるんですか、まだまだ書くフレーバーテキスト山のようにあるんですからね」
「ショートケーキだけで地球までいって1日使うなんて」
「だって食べたことないものに説明なんて書けないわよ」
「セバス!!」
「はいっ」
「フレーバーテキストは簡単だからこそ難しいんだよ」
「そうですねアイナ様」
「だからまた、美味しいもの地球に食べに行こうね」
それはそれは眩しい笑顔が私に向けられていたのでした
駄目なんて言えないではないですかアイナ様と心のなかでつぶやくセバスであった
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