第14話 宗教のはなし

 世界には色々な宗教があるけれども、そんな大きな世界のはなしではなく、身近なことを書こうと思います。


 私が住んでいるのはとある京都の地。そして、なんか知らんけど、やけにお地蔵さんが多い。通りにひとつくらいあるんちゃうんかな?

 それで、うちの地域にも当然お地蔵さんがいらっしゃって、八月の後半に「お地蔵さん」の日(地蔵盆?)があります。


 うちの(私のじゃないけど)お地蔵さんは大日如来さんなので(詳しい事は分からない。私にその知識を求めるのは止めておきましょう)、普通の地蔵盆より後の日にやるらしい。

 んで、お供えをして、お坊さんに念仏(?)唱えてもらって、時には一緒にアミダブツって言ったりして、途中で大きな長いお数珠をみんなで回す。これが「数珠回し」という必殺技。その前にお焼香するんやっけな?


 そう、そのお焼香が覚えられない。

 一回お坊さんが説明してくれはったけど、一年空いたら忘れるわ、ほんまに。

 で、回りの人見ながらマネするんやけど、もう、あれカナン。子供と一緒にどうやるねん?って親子で挙動不審。お姉ちゃんはソツなくこなす、強者。チビたちとキョロキョロしながらやってるという悲しいお母さん、約一名。


 はい、私は仏教信者でありません。結婚して仏教、浄土真宗なるものに関わるようになりました。未知の世界は深い……。おまけに、家の中にはお稲荷さんという京都では有名な神社の社(もちろん、小さいやつね)まである。こっちは月二回、お参り(我流)してますが、御約束事はさっぱり分かりまへん。

 月一回お供えを入れ替えて、月二回榊(樒?どっちやっけか?)を取り替えます。


 はい、勉強不足は先刻承知。でもねえ、調べても忘れちゃうんやわ。

 覚えられないの、私。

 悟りならぬ、諦めの境地。


 みなさんが大事にされている宗教を軽く見ていると怒らないで下さいね。心の中ではちゃんと大事に想っています。だって、神様やもんね。日本人なら、特に信じていなくとも、きっとそこら中にやはる神様の存在を身近に感じているものではないでしょうか。だからそれは信仰心とは別の話ではないかな、と思ったり。


 それぞれの国、家庭で文化が千差万別あり、家族でも価値観が違ってくる。それで諍いも起こったりするけれど、思いやりがあれば乗り越えていけないかしら?

 幾世にも争いのない穏やかな世界であれと願うばかり。

 そんなことを思う今日この頃。

 私にも信じている神様はいますが、それはまたの機会に。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る