第6話 参戦・奴隷少女!
ナローシュは購入した奴隷少女と話をする。
奴隷少女「ナローシュ様にお伝えしたいことがあります。とりあえず、私は食べても美味しくないですよ」
ナローシュ「やだなぁ、さっきのは交渉術だよ。とはいっても頭にパッと浮かんできたことを言っただけなんだけどね」
奴隷少女「とっさにそんな物騒なことを思い浮かんで相手を脅迫するとは、素晴らしい交渉術です。とりあえず、私を奴隷として買っていただいたことについてはお礼を申し上げます、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたしますね」
奴隷少女はぺこりとお辞儀をする。
ナローシュ「そういえば何で奴隷少女は奴隷になっちゃったのかな? 」
奴隷少女「それは……、魔王のせいです。魔王のせいで私はとてもつらい目にあってきました」
奴隷少女はその綺麗な瞳を潤ませる。奴隷少女の過去に何があったのだろうか。
奴隷少女「バイトをしていた酒場でつまみ食いしてクビになったのも、誰も私をスカウトしに来ないのも、お金が空から降ってこないのも、全て魔王のせいなのです」
ナローシュ「魔王って便利な言葉だなぁ……」
奴隷少女「そのせいで家賃を払うことができずに奴隷になってしまいました。ナローシュ様は魔王を倒しに行くのですよね、でしたら私にも元凶である魔王討伐を手伝わせてください」
ナローシュ「奴隷少女が乗り気なのはいいんだけど、そこまで魔王を敵視する必要もないんじゃないかな。奴隷少女の話だと魔王はそこまで悪いことはしてないみたいじゃん」
奴隷少女「もし魔王が悪じゃなければ、私自身が原因で奴隷になってしまったことになりますよね。しかし、私は悪くないので、魔王は悪ということになります」
ナローシュ「魔王を倒した後、奴隷少女がなんて言い訳するか楽しみだよ」
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