僕のHappy Ever After
瞼を閉じたら すぐに夢の世界へ行けた
夢の中で目覚めても すぐに別の夢の世界へ行けた
苦痛以外の何物でもない目覚まし時計よりも先に起きた
いつも停められる踏切を難なく渡った後の信号も青だった
僕の嫌いなブロッコリーを代わりに食べてくれた人が居た
不意にメモが必要な時にポケットをまさぐったらペンがあった
歯医者で絶望的な痛みに耐えていたら素敵な曲が流れてきた
ずっと居なくて心配していたカエルくんが玄関前で俺を待っていた
23時を過ぎてしょうがなく財布を探していたら鞄の底から煙草の買え置きが出てきた
でも 今日一番のHappyは
歯医者で苦痛に耐えながらかすかに聴こえていた曲を
タイトルも アーティストもわからない状態で
サビのごく一部の歌詞の最初のスペルが「e」から始まるのか
「a」なのか「h」なのか わからない状態から
3時間かけて探し当てたこの曲
「Happy Ever After」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます