2度目の人生もやっぱり魔王だった

アストライア

第1話 2度目の人生


暗闇の中

腰までのびる

髪の長い長身の

青年が微笑んでいた


その目は混沌の闇に浮かぶ宇宙のような

色で怪しく輝いていた。


彼の名前はディープブルー。

彼は異世界で1度目の人生を終え

現在はかつての

姿のまま2度目の人生を別の

異世界で歩んでいた。


彼は1度目の人生で闇王と呼ばれていて

いわゆる異世界の魔王だった


ディープブルー「夜はやはり良いな。明るい時間は私には似合わない」


彼は夕方~夜になると活発に活動を頻繁にする癖があった

理由は動きやすいから、

そして何より闇に紛れて行動がしやすいからだ。


彼は夜通し

色々な策略を繰り返していた

目覚めた時から

かつての姿のままだった為

実に効率よく動けていた


ディープブルー「私は領地を持つ。この腐敗した世界を変えるのだ」


彼は現在世界を変える。とはりきっていた


2度目の人生では

セレス帝国という異世界にある

帝国で目覚めた


正直 前の世界でない

世界で目覚められるなら

どこでも彼はよかったし

普通に生きるつもりだったが



セレス帝国ではさまざまな種族が

暮らしていて

闇の力を扱えるものや

獣人を差別し腐敗している世界だった為


2度目の人生を生きる中

膨大な闇の力を使う

彼は嫌気がさし

差別や偏見、扱いの悪さ。

腐敗していた世界を変える。と決めたのだ


ディープブルー「世界を変える。私が。」


ディープブルーは想いを世界に馳せながら

過去を思い出していた



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