第27話
「もういいです! 誰も私の味方にはなってくれないんでしょ! だったらいい! もう、忘れて。これ以上私のことに関わらないで! 」
「まりこ……!? 」
「なんで私がこんな目に合わないといけないの。私が何かしたの? ねえ、答えてよ! 」
「ちょっと待って落ち着いてまりこちゃん! 」
「椎名もありえない、こんなに近くにいてどうして気がついてくれなかったの? 私のこと、本当は妬ましかったんでしょう! 」
「待ってよまりこってば」
「あなたたちみんな自分のことばかりで周りが見えてない! 良い母親ぶってるのかもしれないけど、そんな若作りな化粧にミニスカートなんか履いて、女子高生でもあるまいし、どうかしてるんじゃないですか!? だから、私が成功していて、なんでも手にしていて若いからって、こうしてザマアミロって思ってるんでしょ? そんなだから旦那が離れていくのよ! それなのにこんな形で私に攻撃してくるなんて、私、絶対許さないから! 」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます