第10話 開けドア

「コピペ(マネ)でプログラムを作るよ!」


いきなりゼロから作ることはできない。

みんくは、ドアのプログラムを作るため、

窓のプログラムをコピーペースト(マネ)をすることにした。


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■窓(まど)プログラム


窓とは

 →外を見ることができる。

 →開けた場合、出入りができる。

 →閉めた場合、出入りができなくなる。

 →すごく強くたたくと、われる。(自分もケガをする)


「窓プログラム」を、「まどかみんくの部屋の窓」に適用する。


■まどかみんくの部屋の窓

色:透明

大きさ:たて200cm、よこ150cm

位置:べんきょう机の左側の壁

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■ドア プログラム


ドアとは

 →開けた場合、出入りができる。

 →閉めた場合、出入りができなくなる。


「ドア プログラム」を、「まどかみんくの部屋のドア」に適用する。


■まどかみんくの部屋のドア

色:茶色

大きさ:たて200cm、よこ75cm

位置:本棚の左隣の壁

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よし! これでOKだ!

みんくは、画面をタッチし、プログラムを実行する。


数秒後、そこには、みんくの思い描いたとおりのドアが出来上がっていた。


これでようやく外に出られる。

ドアを開けようとする。が、手が止まる。


もし、このドアの向こうに、おかしな世界が広がっていたら……

と思うと、手が止まってしまう。


だって、この部屋、ドアが無かったし。

ドアを作るためだけにプログラムを作らないといけなかったし。

あきらかに、おかしなことになっている。

みんくは、警戒していた。


「でも、ここでとどまっていても、何も始まらないし……」


開けるしかない。このドアを……。

みんくは、おそるおそる、ドアノブに触れ、ガチャリと回し、

すこしずつ、すこしずつ、ドアを開けていった……。


つづく

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