これは私に起こった事実です! しかも現在進行形。
ボケ猫
第1話 糖質制限を実施していますが・・何か?
今の私は糖質制限8年目です。
以下、そうなるまでを思いつくままに書きなぐりました。
よろしくお願いします。
2012年の12月初旬夕方。
突然、視界に霧のようなものが広がる。
その場にいた人に、何か霧が出てないか?
そう俺がつぶやくが、誰も不思議そうな顔で霧などはないという。
確かに部屋の空間だからそんなものはないだろう。
俺も焦ってしまったが、しばらくするとそんな霧も消えていた。
その後は何事もなく帰宅。
家に帰って食事をすると、食後また霧のようなものが見えた。
片目ずつ瞼を閉じて確認。
どうやら左目にそういうものが見えるらしい。
しばらくすると消えてなくなる。
嫁とかお義母さんに言ってみると、お義母さんが疲れているのでは? と労(ねぎら)ってくれ、少しお酒でも飲んでみたら・・と勧めてくれる。
お酒を一口飲むと、また少しして霧のようなものが見える。
ちなみに俺はマスオさんとして嫁の家で暮らしていた。
5年目だ。
そうやって霧のようなものが見えるが、しばらくすると消える。
夜ということもあって、次の日に眼科を受診しようとなった。
次の日、眼科を受診すると先生がこちらを向いて俺を見る。
俺は思わず、
「先生、大丈夫なんですか?」
と、聞いてしまった。
先生は俺を見て、こいつは何を言っているんだという顔で見る。
「君、大丈夫どころじゃないよ。 出血しているね。 大学病院へ紹介状を書くから、明日にでも精密検査を受けた方がいいよ。 午後に紹介状を取りに来て」
そう言われて俺は衝撃を受けてしまった。
その後のことはよく覚えていない。
とにかく紹介状をもらいに行ったのは覚えている程度だ。
次の日。
地元の大学病院へ検査を受けに行く。
長い検査で疲れてしまった。
先生たちが俺の目を調べてくれる。
半日以上は費やしただろう。
先生の話を聞く時間がきた。
俺は先生の前に座って、かなり落ち込んでいただろう、そんな感じで聞いていた。
先生が言う。
「君、血管が詰まりかけてるね」
「え?」
俺には全くわからない。
何で血管が詰まりかけているのか?
「先生、血管が詰まりかけているって・・何が原因なのでしょうか?」
本当に俺には全くわからない。
先生も原因はわからないようだ。
俺は内心焦って、自分でいろいろ原因を考えてみる。
「先生、もしかしてストレスなんか関係ありますか? 子供を育てているときにカーッとなることがよくあるんです・・」
そんなことをいろいろ俺はやかましく言ったと思う。
先生は苦笑いしながら、そうかもしれないねと言っていたような気がする。
結果は、経過観察。
つまりわからないから放っておこうということじゃないのか?
俺は大学病院の先生の部屋を後にしながら出て行くと、若い先生が近寄って来て言う。
「おそらく、そんなストレスじゃないと思いますよ」
俺は、ありがとうございます、と一言告げて帰宅。
その先生の一言でも救われたような気がする。
子供のせいにしなくて良かった。
帰宅して、嫁とお義母さんに報告。
お大事に! で終わる。
これもストレスになっているだろうが、原因はストレスでなるわけではないらしい。
それから10日ほどが経過。
霧のような症状は出ないことが多くなったが、たまに出たりする。
独り意味不明の恐怖に襲われていた。
そんな時、俺の頭に浮かんだことがあった。
東京の知り合いに、結構有名な整体の先生がいた。
その人に連絡し、話を聞いてもらっていると、
「ボケ猫君、もしかして身体が糖体質になってるんじゃない?」
俺を救ってくれた言葉だが、その時にはよくわからなかった。
整体の先生が言うには、ケトン体なるものがエネルギー源になって・・・といろいろ説明してくれた。
後で俺自身が詳細を調べると、かなり情報修正しなければいけなかったが、この整体の先生の一言で、俺の中で今までの常識が崩れ去ったのは間違いない。
それから糖に関することを調べて行くと、1~2日くらいで、『糖質オフ!健康法』という文庫本を購入。
まさか・・そんな・・の連続で、半信半疑、いやほとんど疑いながら実践していく。
糖質制限を始める当初、嫁に言った言葉。
「もし俺が倒れたら、病院へ運んでください」
それをスタートに糖質制限を開始。
まず、ご飯をやめる。
代わりに豆腐を食べる。
お菓子を完全にやめる。
などなど、後でわかったことだが、ケトン食に近い食事をしていたようだ。
当初のこの文庫の著者の先生の推奨、一度の食事で20g以下の糖質という設定だ。
それをスーパー糖質制限という。
俺は1度の食事で10g以下だっただろう。
野菜がメイン。
野菜も根菜類は案外糖質が多い。
大根は大丈夫のようだ。
季節の野菜を中心に摂取。
肉は鶏肉をメインに摂り、後は豚肉。
元々20代後半から牛肉は食べなくなった。
ただ、ここで問題がある。
基礎疾患がある人だ。
特に肝臓に障害のある方は、専門医と相談して行うしかない。
できないかもしれない。
内臓の状態が特に異常のない人でないと、糖質制限は難しいと思う。
食事内容は、誰が見ても大丈夫か? というものだ。
野菜はたっぷり摂る。
糖質制限を始めた当初、朝食にはキャベツ1~2葉、たまねぎ少々、にんじん少々、エノキを半株くらい。
後は煮干しやチーズを入れて、レンジでチン。
少しのドレッシングをかけて食べる。
今となっては朝は味噌汁1杯と、納豆と漬物くらいになっている。
基本は味噌汁1杯くらいと考えてもらえるといいと思う。
それにこれは同じだが、ヨーグルトを小皿にたっぷり乗せはちみつを小さじ1/3くらいつけて食べる。
そしてコーヒーをほぼブラックで飲む。
朝の糖質量は間違いなく10g以下だろう。
以前よりも食べる量は少なくなったが、問題ない。
著書の先生も、朝はコーヒーだけらしい。
それで15年以上経過している。
昼はかなりがっつり食べていると思う。
豚肉を炒めたり、チキンステーキなど、肉をメインで食べる。
ほとんど焼く。
最後にもやしやキャベツなどを投入。
味つけは塩コショウやカレー粉、ポン酢など、日によって違うが大体そんなものだ。
たまに焼肉のたれを大さじ半分くらいで炒めたりする。
チーズも振りかけたりして食べる。
ただ、食後にコーヒーは必須。
食事内容のカロリーはたっぷりだろう。
それでも糖質をメインで考えているので問題はない。
イメージとしては油と肉まみれだ。
(続)
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