第250話 等量性について

 スキルにもいろいろありますよね! どうも水谷一志です!


 今日は等量性について語っていきたいと思います。


 ここで、「等量性」を定義します。


 「等量性を持つ」とは、異なる二つのスキルが同じ程度の量存在することを指します。


 例えば、これはとある本で読んだことです。知識と経験、どちらが大事かと言うことに関して知識を優先する側、経験を優先する側の意見があるとします。


 (ここからは僕の語りです)しかしこれは等量性と言う観点から見れば「同じ」と捉えられます。なぜなら知識ベースの人間、経験ベースの人間は「同じ程度」存在すると考えられるからです。これを「等量性を持つ(等量性が高い)」と定義します。


 対して思考の方はどうでしょうか?知識、また経験をベースに物事を考える人間に対して、純粋に自分の閃き、思考で物事を考える人間は少ないように見受けられます。つまり知識、経験ベースに比べて、思考ベースは「等量性を持たない(等量性が低い)」と定義できます。


 補足ですが何もこれは「思考ベースの方が知識、経験ベースに比べて価値が上がる」と言いたいのではありません。あくまで等量性は「量」に着目した概念です。


 次にどのようなスキルが等量性を持つ(持たない)か見ていきましょう。まず「物事を理解する能力」と「理解した物事を発出する能力」は等量性を持ちません。これは例えば英語やその他の外国語を勉強してみれば分かります。英語の場合、リスニングよりもスピーキングの方が難しいことは明らかです。これは「理解する方が易しい」ことを意味します。そして易しい方が量は多いと考えられるのでこの二つのスキルは等量性を持ちません。


 また、福祉の世界では「ウェルニッケ失語」と「ブローカ失語」と言う言葉があります。この二つをとってみても、上記二つのスキルは等量性を持たないことが分かります。


 (ウェルニッケ失語、ブローカ失語の説明はネットに譲ります)


 次回も等量性について語っていきたいと思います。


 ではまた!

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