I Wanna Be a Creature

第1話

 私はマンションを見上げていた。時刻は夜で道にはまだ車が行き交っている。そんなくらいのまだ街が眠りについていないくらいの夜。

 私はそんな夜の街で喧噪から少し離れた裏通りからマンションを見上げていたのだ。

 そのマンションは川縁に立つ24階建てで、小綺麗なデザインで駐車場も完備。しかし、どうもセキュリティマンションでは無いようだ。金持ちとまではいかない中間層の人々が多く住んでいるのだろう。

 部屋はほぼ満室のようで、並んだ窓の多くに明かりが灯っていた。

 このほどほどの都会である小都市の数あるマンションのひとつ。

 シンボルタワーである地方テレビ局の展望台からこの辺りを見回せば両手の指では足りないくらいの数の似たようなマンションが建ち並んでいる。

 ありふれた、抜きん出たところの無い、普通の日常を送る人たちが暮らすマンション。

 そんな風な幸せな日常を送る人々のマンションだ。

 私はそれを見上げていた。

 ぼんやりと、本当にぼんやりと見上げていた。

 その窓の明かりのなんと眩しいことだろうか。なんと遠いことだろうか。

 私の手に入らないものだ。

 私の手に入らないありふれた、抜きん出たところの無い、普通の日常の明かりだ。

 私には見上げて羨むことしか出来ないのだ。

 だから、こうして人の居ない路地裏から黙って見上げているのだ。

 見上げたからどうということが無くても、だから、なにかをするというわけでも無くても、なんとなく見上げてしまったのだ。

 歩いていて目に付いたからこうして見上げているのだ。

 後ろの自販機がブーン、と音を立てた。チラリと見れば街頭の少ないこの通りではその光がやけにくっきりと、ともすれば幻想的に見えた。どうでも良いことだがやけに頭に残るのだった。

 私は人間では無かった。

 つい先日人間では無くなってしまったのだ。

 しかし、こうしてマンションを見上げる私の姿は人間だ。

 ジーンズにトレーナーで全然手入れしていないセミロングの髪の毛の、ちょっと色気の無い20台前半のピチピチのギャルである。

 しかし、これは夜だからこうなのである。

 夜だから人間の姿なのである。

 なら、日中はどうかといえば私は真っ黒である。

 影なのである。

 人間の姿で無いどころか立体物ですらない。

 建物とかの物体が光を受けるとその反対側に出来るあの影なのである。

 具体的な症状を言えば。

 まず、今はこうして人間の姿をしているが、日が昇って光を受けると私の体はまず端から蒸発していくのである。その時はやけに気持ちが良い。暖かな心持ちになってどんどん胸の内から幸せが湧き出すようである。

 しかし、心がそうでも明らかに肉体は消滅していく。なので、日の当たらないところに退避する。つまり、影だ。

 すると、体がどろりと溶けるのである。

 足下の影の中に入っていくのだ。

 そして、動けなくなる。夜までそのまんまである。

 そして、夜になったらようやくこうした人の形に戻るのである。

 そんな感じで私は日中人の形をしていない。生物どころか物体ですらない。

 私は怪物である。名前があるのか知らないが私は『影のバケモノ』と自分で呼んでいる。 この症状が現れたのはひと月前だ。

 初日は大変だった。

 まず、消えるときの快楽に飲まれて死にかけた。

 そして、なんとか影に入ってから人間で無いことを理解して恐怖し絶望した。

 夜になって人の形になってから朝まで泣いた。

 夢だと何度も思い込もうとした。しかし、日が昇るとまた同じ事が起きてようやく自分が異常なのだと理解したのだ。

 それから、こうしてひと月が過ぎた。

 絶望し通しでひと月が過ぎた。

 そして、私は恨めしく思いながらマンションを見上げているのだ。

 ありふれた人々を見上げているのだ。

「あー、クソッタレ」

 そうして私は吐き捨てる。

 もう、いい加減に見飽きたのだ。いつまで眺めていても何が得られる訳でもない。ただ、瞳に涙が貯まっていくだけである。

 そして、私は飛んだ。

 飛行したのでは無い。

 足で地面を蹴って飛び上がったのである。

 それだけで、私の体は砲弾のようにすっ飛びそのままマンションの屋上へと到着した。

 これも『影のバケモノ』たる私の能力であり、バケモノ性のひとつだった。

 とにかく、異常に身体能力が高いのである。

 他にも、私が意識すれば体は簡単に原型を失い思った通りの形になる。色は真っ黒の影だが。伸ばしたり縮めたり、大きくしたり小さくしたり自由自在だ。

 そして、ご飯が要らない。何も食べなくても全然腹が減らないのだ。多分、私は意識しないままで影を食べているのだ。影に入っている間、妙に何かが満たされていく感じがするのだ。

 ついでにどれだけ高いところから落ちても、恐らく何かが突き刺さっても何の問題も無い。 落ちるのはこの前の深夜鉄塔からの落下で実証済み、刺さるのは落ちている釘が刺さって実証済み。体が影だからなのだろう。およそ、ケガというものをしないのである。ひょっとしたら真っ二つにされても大丈夫なのではなかろうか。

 とにかく、そういうわけで日光以外で私の生存を脅かすものは無いに等しいのだ。

 とんでもない肉体の能力と不死性。

 そのふたつを兼ね備えたのがこの影のバケモノなのである。

 私はマンションの屋上から地上の景色を眺める。

 忌々しいほどに皆いつも通りだ。いつも通りの車の明かり、家々の明かり。私の気などまるで知ったことではないのだろう。どいつもこいつもまぁまぁ平和でまぁまぁ幸せな1日を終えたに違いない。そうだろう、そうだということにしておいて欲しい。ひとりぼっちの時の八つ当たりくらい好きにさせてくれ。

 私はそのままマンションの上を飛び、次から次へと建物の上を跳ね回った。

 怒りと哀しみのままにコンクリートを蹴り続けた。

 影の体はとても軽い。どれだけ力一杯蹴っても傷のひとつも付きはしない。

 ついでに影なので気づかれにくいのだろう。これだけ飛び回っても誰もこちらを見つけることは無い。このことはこの前落下した時に実感済みだった。

 跳ねて跳ねて跳ね回って。夜の街を見下ろした。どれだけ上から見下ろしても彼らが私の下になるわけではない。ただただ、遠くなるばかりだ。

 私は馬鹿らしくなって高層建築が切れたところですとんと下まで降りた。そのまま住宅街に入って電柱の上に降り立つ。

 この辺は何を隠そう私の住むアパートのあるエリアである。まさしく近所。私はそのアパートの部屋の隅の影で日中を過ごすのだ。

「あ、今日もそんなところに居る」

 と、電柱に乗る私に声をかけるものがあった。しかし、身構えることは無い。その声は良く聞いた馴染みの声なのだから。

「早紀。今日も遅かったんだね」

 そこに居たのはレディーススーツを着たみるからにOLの女。私の友人早紀だった。

 私は電柱から飛んで、そのまま早紀の前に降りた。

「最近残業が当たり前みたいになってきててヤバいわよ」

 早紀はげんなりした調子で言った。

 早紀は今年で入社2年目である。2年目ともなれば会社はもはや新人扱いなどしてくれないのだろう。残業天国のただ中に居るのである。いわゆるブラック企業なのだと思う。

「そのおかげで私と会えるのは皮肉だね」

「本当にね。定時退社出来てればあんたと会うこともないから。良いのか悪いのかどっちなのやら....」

 早紀は遠い目をした。

 早紀は私をすぐに見つける唯一の人間だ。影のバケモノは影なので中々人に見つかりづらいのだ。余計なことを見られる心配が無いとも言えるが不便な場合も多い。ただ、コンビニで会計するだけでも全然気づいて貰えず時間がかかることなどしょっちゅうなのだ。

 しかし、早紀は視界に入った途端、いやそれどころか、入っても居ないのに気配だけで私に気づくのである。まぁ、私が早紀の帰宅ルートにこの時間に合わせてやってくるせいもあるのだが。しかし、それにしたって普通の人の何倍か何十倍の頻度で私に気づくのだ。早紀がすごいのか、近しいものには気づいて貰えるとという影のバケモノの特性でもあるのか。とにかく、早紀と会う分には不自由が無い。なので、毎晩こうして私は早紀と話しているのだ。

「今日も今日とて人間じゃ無かったのかね」

「うん、今日も今日とて人間じゃなかった」

 早紀は快活に言った。そんな明るく言うのは止めて欲しい。どれだけ暗い話題だと思っているのか。

 だがまぁ、こういうデリカシーの無い会話というのは友達相手ならば気が紛れると言えば紛れるのだ。そんな感じでいつも会話しているのだから。

「そっちは今日はどうだったの」

「聞いてよ。あのクソ部長がさぁ」

 そんな感じで早紀は職場の愚痴を漏らし始める。私はそれをうなずきながら聞くのである。正直、こうなる前もフリーターだったのでちゃんとした社会人の話なんてまったく分からないのだが、とりあえず聞くだけ聞くのだ。

 そんな談笑をしながら私たちはいつもの場所に足を向ける。

 近所にある喫茶店である。たどり着いて見てみれば、いつものように店内にはほどほどの客が入っていた。多いと言えば多いが、不愉快では無いという程度。ここはコーヒーとチーズケーキがおいしい事が有名でこの時間でも客が来るのだ。このほどほどの量というやつが気兼ねなく会話するのにちょうど良い。

 私たちは店内に入った。

 店員も私たちの顔は見知っている。ほがらかに会釈されたので返し、いつも座る辺りの窓際の席に座った。

 やって来た店員にコーヒーふたつと早紀はチーズケーキを頼みお冷やを一口飲むと一息ついた。

「それで、戻れる見込みは立ったの?」

 早紀は本題を切り出した。このひと月議論してきた議題である。私が人間に戻れるか否か。そういう話だ。

「ちっとも」

 しかし、残念ながら答えはNOである。

「手がかりがないことにはね」

「あの、白づくめの男ってやつはどこに居るのかね」

「わかんない。もう、この街に居ないかもだし。そもそもあいつも人間だったのかどうか」

 私は溜め息交じりにお冷やを飲んだ。ただの水だ。おいしさは無い。

 早紀の言う白づくめの男、やつこそが私をこうした張本人である。

 ひと月前の深夜。コンビニのバイトの夜シフトを終えて私が帰宅する途中にやつは現れたのだ。

 白づくめとは文字通りである。そのスーツは元より、ネクタイも靴もベルトも中折れ帽も、そしてその髪も肌も、瞳と唇意外は全て白い。そんな男が私の前に現れたのだ。年は全然分からなかった。年齢不詳というやつだ。

 場所は私の帰宅ルートの県道沿い、その線路の高架下だった。

 やつは会うなり、

「君は望んでいるね」

 と言った。私はすぐにスマホを取り出し、110番を押そうとした。

 しかし、間に合わなかった。男は瞬く間に私の鼻先まで顔を寄せ、そして私の頭に右手をかざした。

「与えてあげよう」

 男は言った。そして、そこで私の意識は途切れた。

 そして目が覚めれば影のバケモノの初日だったというわけだ。

 私は朝日を浴びて消滅しかけ、その日からなんとかかんとか今日までやってきたわけである。

 白づくめの男こそが私を影のバケモノに変えた。つまり、やつなら私を逆に人間に戻せる可能性がある。少なくとも今はそれにかけるしか無かった。なので、私はひと月に渡ってこうして白づくめの男を捜しているのだった。

 素直にやつは謎の男である。

 なんで私の前に現れたのか。なんで、私を影のバケモノに変えたのか。なんで、そんなの力を持っているのか。そもそも何者なのか。全てが謎に包まれている。いわば怪人だ。はっきり言って不気味の極みだし、探すことにためらいを感じるほどのヤバさを感じる。

 しかし、やつだけが頼みの綱なのである。

 なので探すしか無いのである。

 ちなみに病院に行くという案は二人で相談して却下になった。

 政府の研究機関に送られるだろうという読みである。私たちはそういう世の中の危険をわきまえた20代前半のギャルなのである。

 そして、今日も夜になってから街を飛び回って探したがやはり見つからなかったのだ。

 なので、失意の元にマンションを見上げ、ヤケクソで高層建築の上を飛び回り、それから早紀に会いに来たわけである。

「手がかり無しか。旗色悪いね」

「悪かろうがなんだろうが、やるしか無いんだよ」

 その通りだ。たかだかひと月白づくめの男を見つけられなかったくらいで諦めるわけにはいかない。こちとら人生がかかっているのだ。少なくとも数ヶ月、長くて1年は探す所存だ。それまでには見つかる予定である。その先については考えたくも無い。憂鬱になるだけだ。 もしこの街に今居なかったのだとしても、探し続ければいつかまたこの街に来る可能性は十分ある。それがいつになるかは分からないが数ヶ月以内だと信じている。そのはずだ。それ以外の可能性など考えたくも無い。絶望的になるだけだ。

「なにがなんでも人間に戻るんだから」

 私はうめくように言った。

 と、そこでコーヒーとケーキが運ばれてきた。受け取ると私は一口すすった。美味しい。主食は影になってしまったが、別に人間の食べ物が食べられないという訳では無かった。こうして、味わい楽しむことが出来る。これで腹が満たされることは無くとも娯楽にはなる。

 しかし、こうなってからバイトも辞めたので収入は無い。そのためあまり暴飲暴食するわけには行かないのだった。向こう1年戦うつもりならアパートの家賃分くらいはその分を残しておかなくてはならないのだから。

 私はそんなことを思いながらコーヒーをもう一口すする。

「でも、実際のとこどうなの。便利なことって無いのその体」

 早紀はチーズケーキを食べながら何の気なしに言った。

「あるわけないじゃん!」

 私は思わず叫んでいた。なんてことを言うのか。デリカシーの欠片も無いとは今の早紀である。影のバケモノに良いところなどあってたまるか。

「よしんばあったとしてもバケモノであった時点で全部帳消しなんだよ」

「そう? 人間じゃ無いってそんなに悪いこと?」

 早紀はフォークをゆらしながら言う。

 早紀じゃない人間に言われたらすぐにでもつかみかかりたくなるところだが、不思議と嫌な感じにならないのがこの友人の妙である。

 怒りは湧くが爆発するほどではない。むしろ続きを聞きたいと思えてしまうほどだ。なので、私は黙ってコーヒーをすする。若干の威圧感は放ちながら。

「子供の頃にさ、将来の夢に人間じゃないもの書いてる子居たでしょ?」

「ああ、鳥とか魚とかゲームの敵キャラとかね」

「怪獣になりたがってる子も居たよ。それに、大人になっても鳥になれたらとか、ネコだのイヌだのが羨ましいとか言ってる人居るじゃん」

「ああ、まぁ」

 ネコになりたいとかは割と言いがちだろう。寝て散歩しているだけで食料が運ばれてくる生活など夢のようだ。

「だからさ、結構みんな当たり前みたいに持ってるもんなんじゃないかな、人間以外になりたい願望って」

「それはそうだけど、実際なるのとは別物だよ。他愛の無い空想みたいなもんでしょ。本気の人なんて居ないって」

「でも、夢には見るんじゃん。きっとみんな、人間ならではのしがらみからどこかで解放されたいんだよ。だから、他のものになりたがるんだ」

「それで、私はその夢そのものだってこと?」

「さぁ、それは分からないけど。でも、そんなに悪いことばっかりのものじゃないんじゃないかな」

 早紀は完全に私の状況を他人事として持論を展開した。友人で無ければ絶叫しながら喫茶店中のお冷やを頭から浴びせるところだが早紀なのでしない。それにこの友人の時々見せる薄情さにはもう慣れている。長い付き合いだ。

 しかし、しっかり意思は表示する。

「冗談止めてよ。こっちは朝から晩までまともな生活なんて何も無いんだよ。そりゃあ、運動神経はバケモノだし、死なないし、多分病気になんてならないけど、ちっとも良い事なんてないよ。どれだけ孤独なことか。人間じゃ無いことの辛さはなってみたやつにしか分からないよ。きっと、世の中のイヌだの鳥だのになりたがってる人も大部分はなったら後悔するよ。人間じゃ無いって辛いんだよ」

 まくしたてるように言う私にさすがの早紀も少しは罪を自覚したらしい。

 しょんぼりという形容がふさわしい状態になってしまった。

「悪かったわよ、適当な事言って」

 適当な事だったのか。

「思ったこと考え無しに言うクセは直さなくちゃだわ。以後気を付ける」

「本当に気をつけてよ。デリカシーって言葉が世の中にはあるんだから」

「風の噂では聞いてる」

 多分この娘はまた適当を言った。見た目ほど反省していない可能性が高い。人の生活について踏み込むだけ踏み込んでおいてこの無責任ぶりである。我が友人ながら中々人でなしだと思う。

 私はじっとりと早紀を見つめながらコーヒーをすすった。

「早く人間に戻れると良いわねぇ」

「どこまで他人事なのよあんたは。一応友人に起きてることなのに....」

「大丈夫よ。きっと」

 どこまで本気なのか早紀は私を励ます。しかし、最後の一言には今までと違う温かみがあって、早紀が本当に私についてそう思っているのだとなんとなく分かった。長い友人づきあいが成せる業である。こういう部分が早紀を憎みきれず、ぶち切れそうになりながらも友達であり続ける理由だったりする。

 早紀が大丈夫と言うなら大丈夫かもしれないな、などと。自分のことなのに私もどこか他人事のように思うのだった。

 確かに、地道に行動していればどうにかなる可能性はあるのだから。あんまり悲観的になり過ぎるのも考え物かもしれない。そうだそうだ。そういうことにしておいた。

「ところで、聞いてよ。この間の会社の飲み会でさぁ、同期の男が異様な勢いで言い寄ってきてさぁ」

「なんで、この流れで突然私の手の届かない領域の自慢話始めるのよ」

「良いじゃん、明るい話題って必要よ」

「なんだかなぁ...」

 再び早紀に激しい苛立ちを覚えながら私はその自慢話を聞くのだった。静かな殺意の満ちた瞳をしながら聞くのだった。

 そんな風にまた、時間は過ぎていった。

 飛び回って、マンションを見上げて泣いて、そしていつも通り早紀と喫茶店に入ったらもう街の一日は終わりだった。

 私はその後も夜明けまで街を走り回ったが、やはり収穫はゼロだった。

 そして、また一日が終わったのだった。

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