第42話 進化

「おはようございます」


「ん…おはよう…」


いつもナービは起きた瞬間に声をかけてくるがどうしてここまで完璧に起きたかを判断しているのだろうか?


「どの種族に進化するか決めましたか?」


「しっかり決めたよ」


一応なんの種族にするかは決めておいた。


「じゃあ進化させるね」


「はい」


そしてステータス欄から進化させた。


「え……」


進化をさせた瞬間に意識が遠のいてきた。

さっき寝た意味なかったじゃん…と思いながら気を失っていった。





「おはようございます」


「おはよう…どのくらい寝てた?」


「ピッタリ2日間寝ていました」


進化したら2日間寝るようにでもなっているのか?

強い敵と遭遇した時に急遽進化させるのはダメそうだ。


「とりあえず鏡でも作って自分の姿を見てください」


「?わかった?」


岩石魔法で鏡を作った。作る時に今までよりも魔法が使いやすかった。そして作った鏡で顔を確認してみた。


「!?!?!」


「厨二病患者みたいな見た目ですね」


髪は銀色で右眼が赤色で左眼が青色になっていた。

とりあえず急いでステータスを確認した。





【名前】  斉藤 零

【種族】  覇王 

【年齢】  19   

【レベル】 1   ★★★

【ランキング】 1位


【HP】   21120/21120 (12080UP)

【MP】   17000/17000 (10000UP)


【攻撃】  2280+140   (1040UP)

【防御】  1644+100   (822UP)

【魔攻】  2280+140   (1040UP)

【魔防】  1644+100   (822UP)

【敏捷】  2498+40   (1149UP)

【運】   100       (18UP)


【スキル】

・手加減Lv.3(New)・指導Lv.3(New)

・騎乗Lv.3(New)・吸血Lv.8(5UP)

・超音波Lv.9(4UP)・罠精密感知Lv.5(4UP)

・罠解除Lv.8(5UP)・偽装Lv.MAX

・変装Lv.4(New)・熱精密感知Lv.3(New)

・連携Lv.MAX・指揮Lv.3(New)

・気配精密探知Lv.MAX(2UP)

・水中高速移動Lv.9(4UP)

・水中呼吸Lv.MAX・無呼吸Lv.MAX(3UP)

・気配精密察知Lv.MAX(4UP)


【ユニークスキル】

・【HP】極大強化・【MP】極大強化

・【攻撃】極大強化・【魔攻】極大強化

・【敏捷】極大強化

・ナビゲーション・高速崩壊Lv.3(New)

・神速多重思考Lv.3(New)

・全大耐性Lv.3(New)

・超高速再生Lv.3(New)・疾風迅雷Lv.3(New)

・竜魔法Lv.7(3UP)・修復Lv.6(3UP)

・神速飛行Lv.3(New)・性聖Lv.3(New)


【エクストラスキル】

・覇王Lv.6(New)・魔眼Lv.3(New)

・武眼Lv.3(New)・強欲Lv.5(1UP)


【称号】

・先駆者

・挑戦者

・一騎当千

・耐え忍ぶ者(New)

・強欲

・新種

・種族の王(New)



「…………」


「どうやら右眼が魔眼、左眼が武眼になっているようですね」


「そこ!?」


もう容姿のことなんてどっかに行ってたよ!!

それよりもほぼ全てが変化したステータスが問題なんじゃないの!?


「【HP】と【MP】が元の3倍、他が元の2倍になったようですね」


スキルの極大強化の部分は倍になったりしなかったようだ。

進化して★が1つ追加されたのでもう残りの強化も取ってしまった。


『ピコーン!』

『【防御】極大強化を取得しました』

『【魔防】極大強化を取得し、【HP】極大強化、【MP】極大強化、【攻撃】極大強化、【防御】極大強化、【魔攻】極大強化、【魔防】極大強化、【敏捷】極大強化を統合し、【ステータス】極大強化を取得しました』

『【称号】強化者を獲得しました』



「………」


「また強くなりましたよ」


「まぁ…そうだけどさ…」


強くなるのは嬉しい。とても嬉しい。けど、ただでさえツッコミどころが多すぎるのにまた増えてしまった…


「1から調べるか……」


「頑張っていきましょう。」


そして分からないスキルや称号を調べてた。



【スキル】

・手加減:殺さないようにできる(指南用)

・指導:指導するのが上手くなる

・騎乗:生き物に乗るのが上手くなる

・変装:見た目を変えることができる

・指揮:指揮を執るのが上手くなる

【ユニークスキル】

・疾風迅雷:電光石火の進化

・修復:壊れたり壊れそうな物を直す(生物不可)

・性聖:性欲が強くなるだけではなく相手の事を真摯に思いやり、相手が喜ぶことを性的にできる

【エクストラスキル】

・覇王:魔王と武王が合わさったもの

・魔眼:

見た者がどのような魔法を使ってくるのかを瞬時に把握することが出来る。

見た魔法を瞬時に使えるようになる。

見た者の魔法的弱点がわかる。

・武眼:

見た者がどのような攻撃をするのかを瞬時に把握することが出来る。

見た武具を瞬時に使えるようになる。

見た者の物理的弱点がわかる。


【称号】

・耐え忍ぶ者

大耐性系スキルを10以上取得したものに贈られる称号。

〈効果〉

・全大耐性Lv.1を取得

・防御力UP

・魔防力UP


・強化者

全てのステータスの強化スキルを取得した者に贈られる称号。

〈効果〉

・【ステータス】○○強化を取得

・強化率UP


・種族の王

全ての種族の王に贈られる称号。最強の証

〈効果〉

・魔眼Lv.1を取得

・武眼Lv.1を取得

・全てのスキルを努力次第で取得可能

・取得したスキルはレベルが3になる。




「強くなったってことがわかった!」


「…………」


そしてスキルレベルが上がったのも進化の影響だそうだ。

また、【ステータス】極大強化と称号の効果でステータスがまた上がったようだ。

しかし、結局いろいろと確認はしたが、実際戦闘で試してみないと分からかった。

なので88階層でモンスターを倒して実践することにした。




「あれれ??」


試そうと思ったがモンスターが弱く感じてあまり試すことが出来ない。武眼は試せたが元々モンスターの動きが早くもないので宝の持ち腐れ感がすごい。

それでも進むためには倒す必要があるので倒して行った。



「おかしいですね」


「そうだね」


3時間くらい倒し続けたら急にモンスターが現れなくなった。

こちらとしてはありがたいのだが急に全く出てこないと少し不気味に感じてしまう。

それでもダンジョンを進んで行った。



「前方に何者か立っております。警戒して進んでください」


「!!!」


ナービから言われた通りに警戒しながら進んで行った。




「はじめまして魔王さ…ま!?!いえ!申し訳ありません!覇王様!!」


「え……」


前で待ち構えていたお姉さん系美女が急に慌てだして平伏した。

こんな状況は初めてなので、これからどうすればいいのかな?ナービさん………





【名前】  斉藤 零

【種族】  覇王 

【年齢】  19   

【レベル】 1   ★

【ランキング】 1位


【HP】   24120/24120 (3000UP)

【MP】   19000/19000 (2000UP)


【攻撃】  2480+140   (200UP)

【防御】  2044+100   (400UP)

【魔攻】  2480+140   (200UP)

【魔防】  2044+100   (400UP)

【敏捷】  2698+40   (200UP)

【運】   100       


【スキル】

・手加減Lv.3・指導Lv.3・騎乗Lv.3・吸血Lv.8

・超音波Lv.9・罠精密感知Lv.5・罠解除Lv.8

・偽装Lv.MAX・変装Lv.4・熱精密感知Lv.3

・連携Lv.MAX・指揮Lv.3・気配精密探知Lv.MAX

・水中高速移動Lv.9・水中呼吸Lv.MAX

・無呼吸Lv.MAX ・危険精密察知Lv.MAX


【ユニークスキル】

・【ステータス】極大強化(New)

・ナビゲーション・高速崩壊Lv.3

・神速多重思考Lv.3・全大耐性Lv.3

・超高速再生Lv.3・疾風迅雷Lv.3・竜魔法Lv.7

・修復Lv.6・神速飛行Lv.3・性聖Lv.3


【エクストラスキル】

・覇王Lv.6・魔眼Lv.3・武眼Lv.3・強欲Lv.5


【称号】

・先駆者

・挑戦者

・一騎当千

・耐え忍ぶ者

・強欲

・新種

・種族の王


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