第38話 気になること
「モンスターが現れました」
【名前】
【種族】 ファイアーコング
【年齢】 0
【レベル】 1
【ランク】 A-
【HP】 2000/2000
【MP】 1200/200
【攻撃】 670
【防御】 580
【魔攻】 630
【魔防】 540
【敏捷】 420
【運】 8
【スキル】
・火炎魔法Lv.8・岩石魔法Lv.4・武聖Lv.5
・突撃Lv.4・投擲Lv.8・火炎耐性Lv.8
【ユニークスキル】
【称号】
「あのゴリラさ、火ついてるけど大丈夫なの?」
「大丈夫なんでしょう」
頭や肩から火がついているゴリラが出てきた。
「近寄られたり少しでも危なく感じたら他の魔法やカグロを使うから火炎魔法だけで倒せないか試していい?」
「いいですよ」
ナービから許可も出たので、あの炎の申し子のようなモンスターに炎で倒してみる。
「炎鳥!!」
まずは小手調べに炎で鳥のようなものを作って放った。
「ですよね」
ゴリラは全くガードもしないでくらったが、涼しそうな顔をしている。
それからも同じ魔法を続けて放ったがやはり効果はなかった。そしてゴリラは俺に火しか攻撃手段がないと思ったのかニヤつきながらゆっくり近付いてくる。
「炎柱!!」
地面に予め魔法を準備しといてゴリラがそこに乗った時点で魔法を発動した。
「ウゴォ…」
「おっ!ちょっと効いた」
一瞬苦しがっていたのを見逃さなかった。
今までの魔法よりも高威力なため少しダメージを負ったようだ。
これならば火炎魔法だけでも倒せるかもしれない。
なので火力が高い魔法を準備する。
「ウッホ…」
あくまでダメージが入ったのを悟らせたくないのか、余裕そうにまだゆっくり近づいてくる。
ゴリラが5メートルのところではとっくに魔法は完成していた。
「焔…!」
「ウホォ!ーーーーー……」
『ピコーン!』
︙
︙
「お疲れ様です」
やっと青い綺麗な炎が出るようになった。
この炎の前では炎の申し子のようなゴリラでさえ炭となってしまう!!
「我の炎の前に立てるものなど居な…」
「早く行きますよ」
「あ、はい」
こうしてダンジョンを進んでいった。
「この73階層からは出現するモンスターが追加されます」
聞いてみると鳥のようなモンスターが出るそうだ。
鳥なら前の階層で多く戦ったから慣れたものだ。
【名前】
【種族】 ラヴァバード
【年齢】 0
【レベル】 1
【ランク】 A-
【HP】 1500/1500
【MP】 2000/2000
【攻撃】 340
【防御】 310
【魔攻】 540
【魔防】 480
【敏捷】 650
【運】 8
【スキル】
・火炎魔法Lv.8・高速飛行Lv.6・突撃Lv.5
・加速Lv.4・火炎耐性Lv.8
【ユニークスキル】
・部分魔法化Lv.2
【称号】
「部分魔法化?」
どんなスキルか聞こうとしたが聞く暇もなく突撃してきた。
とっさにカグロを刀にして羽を切った。
「!!!」
切る瞬間に羽が炎になった。
「危ねっ!!」
炎になった羽が伸びてきて当たりそうになったが躱すことができた。
そして方向転換してまた突撃してきた。
部分魔法化なので恐らく全身を魔法化することはできないのであろう。そのため全身に攻撃を仕掛けたら防ぐことができないだろう。
しかし、羽を広げると横が3メートル以上あるためカグロでの攻撃ではそれは不可能に近いので魔法で倒すことにした。
「ロックウォール!」
急には止まれないため突撃してきた鳥の前に岩石魔法で岩を出した。
「グゲェ!!」
「よっ!!」
ズドン!!
『ピコーン!』
『部分魔法化Lv.2を強欲し、魔王Lv.5と統合します』
︙
︙
結局ハンマーで倒してしまった。
だって鳥が地面でぐてーっとしていたらハンマーで殴りたくなってしまう。
「部分魔法化は進化すると全体魔法化になるため少し集めながらいきましょう」
確かに全体魔法化で全身を魔法化すれば発動中は物理攻撃無効のとても強いスキルとなる。
なので少し集めて進んだ。
「この75階層からはまた新しいモンスターが追加されます」
鳥を狩りつつ新しいモンスターがいる75階層に進んで行った。
「現れました」
【名前】
【種族】 ヘルハウンド
【年齢】 0
【レベル】 1
【ランク】 A-
【HP】 1800/1800
【MP】 1300/1300
【攻撃】 520
【防御】 480
【魔攻】 510
【魔防】 470
【敏捷】 560
【運】 8
【スキル】
・火炎魔法Lv.8・暗黒魔法Lv.6・黒炎魔法Lv.2
・喰いつくLv.5・ひっかくLv.MAX・火炎耐性Lv.8
・暗黒耐性Lv.6・連携Lv.5
【ユニークスキル】
【称号】
「一応犬なのか?」
「犬の分類です」
3メートル以上ある犬?のようなモンスターが3体出てきた。
そいつらは俺を囲んで位置取りを始めた。
「波っ!!」
ズドン!!!
爆発魔法も使って思いっきり地面にメイスにしたカグロを叩きつけた。
「「「!!!!」」」
地面が大きく凹んだことでバランスを保つのに意識を向けた3匹を電光石火と縮地を使って刀に変えたカグロで首を落としていく。
『ピコーン!』
︙
︙
︙
︙
この階層ではこのモンスターが追加されただけなのでそのまま進んで行く。
「この77階層からも新たにモンスターが追加されます」
そう言われて歩くと直ぐに新しいモンスターを見つけることが出来た。
【名前】
【種族】 ラヴァリザードマン
【年齢】 0
【レベル】 1
【ランク】 A
【HP】 2200/2200
【MP】 1700/1700
【攻撃】 610
【防御】 560
【魔攻】 570
【魔防】 530
【敏捷】 540
【運】 4
【スキル】
・火炎魔法Lv.9・槍聖Lv.3・喰いつくLv.7
・ひっかくLv.MAX・連携Lv.3・火炎耐性Lv.9
【ユニークスキル】
【称号】
「リザードマンか……」
前に倒したリザードマンよりもだいぶ大きく4メートル弱ある。
片方は槍で片方はハンマーを持っている。
「シャー!!!」
2匹揃って正面から向かってきた。
なので久々に陰影魔法を使って自分の影に入った。
「テンペストカッター!」
通り過ぎた瞬間に影から飛び出して魔法を放った。
「「ジャー……」」
それで倒せはしなかったもののだいぶダメージを負ったようだ。なのでそこからはカグロを蛇腹剣にして倒した。
『ピコーン!』
︙
︙
「おっ!!久しぶりにドロップだ!!」
リザードマンの肉が落ちていた。前のリザードマンよりも高ランクのためさらに美味しいのだろう。
「ナービ??」
いつもの戦闘終わりのナービの「お疲れ様です」がなく、黙ったまんまだったため気になって声をかけた。
「……」
「どうしたの??」
呼びかけても答えが返って来なかったのでもう一度話しかけてみた。
「71階層に入ってすぐにあることに気が付きました。しかし気のせいの可能性が高く言わなかったのですが、この階層で確信に変わってしまいました」
「どうしたの?」
「それは……」
それからナービに聞かされた事は驚きの内容だった。
【名前】 斉藤 零
【種族】 ??
【年齢】 19
【レベル】 86★
【ランキング】 1位
【HP】 5200/5200
【MP】 6300/6300
【攻撃】 900+140
【防御】 710+100
【魔攻】 1100+140
【魔防】 710+100
【敏捷】 1195+40
【運】 82
【スキル】
・吸血Lv.3・超音波Lv.5・性豪Lv.5
・高速飛行Lv.8(5UP)・罠精密感知Lv.1
・罠解除Lv.3・偽装Lv.MAX ・熱感知Lv.8
・連携Lv.7 ・気配精密探知Lv.8・水中高速移動Lv.5
・水中呼吸Lv.MAX・無呼吸Lv.4
・危険精密察知Lv.6
【ユニークスキル】
・【MP】極大強化・【魔攻】極大強化
・【敏捷】極大強化・ナビゲーション・崩壊Lv.9
・多重思考Lv.5・神速思考Lv.4・全耐性Lv.6
・超再生Lv.7・電光石火Lv.5・竜魔法Lv.4
【エクストラスキル】
・魔王Lv.5・武王Lv.5・強欲Lv.2
【称号】
・先駆者
・挑戦者
・一騎当千
・耐える者
・魔を統べる者
・武を統べる者
・強欲
・新種
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