第22話 ボス戦4
「ユニークモンスターが出現しました」
あれから数10分たった時にナービがユニークモンスターの出現を教えてくれた。
姿が見えてくると、普通のオーガより1.5倍くらい大きいオーガがいた。
【名前】
【種族】 ジェネラルオーガ
【年齢】 0
【レベル】 5
【ランク】 A-
【HP】 3500/3500
【MP】 1500/1500
【攻撃】 470
【防御】 400
【魔攻】 250
【魔防】 380
【敏捷】 420
【運】 20
【スキル】
・棒豪Lv.5・武術Lv.8・打撃大耐性Lv.3
・斬撃大耐性Lv.3・再生Lv.7
【ユニークスキル】
・狂戦士Lv.5
【称号】
・ユニークモンスター
「あれ?狂戦士??」
ユニークスキルは1つしかないと教えられたのにまた持っているやつが現れた。
「ユニークスキルが1つだけなのは人間だけです」
後で詳しく聞くと、ユニークスキルとは種族スキルなども含まれるそうだ。ある1つの種族しか持てないスキルなどもユニークスキルとなるそうだ。
「ハァァッッ!!」
「ガァァッッ!!」
「ギィィンン!!」
狂戦士を使われるととても厄介なのでで身体属性強化で電光魔法を付与し、限界突破と極限突破を両方使って一気に止めを刺しに行ったが、鎌をオーガが持っていた金棒で防がれる。しかし、防がれはしたがオーガの腕には相当のダメージを与えただろう。
「グガァァッッ!!」
このままじゃマズいとオーガが思ったのか狂戦士を使って金棒を投げてきた。
ガギィン!!
咄嗟に向かってきた金棒弾いたが、たまたまオーガが向かってくる方向に弾いてしまい、オーガと金棒が重なってオーガの動きが見えなくなった。
「右手で金棒ごと殴ってきます」
少し焦っていたがナービのいつも通りの落ち着いた声で俺も冷静になった。
「クロイカヅチ!!」
金棒ごと殴ってくれると分かったので金棒に黒雷魔法を撃っておく。
「ガァァァァッ!!」
黒炎魔法と一緒で直接的なダメージは少ないが、麻痺などの状態異常を負ったようだ。
「波っっ!!」
麻痺している間に鎌を金棒に変えて脇腹を殴ると同時に爆発魔法を使った。
「グルガァァァッゥ!!」
そんなことは意に介さないとばかりにまたオーガは殴りかかってきた。
「底なし沼!!」
また殴ってくるのは予想出来ていたのでまた足止めできる魔法はないかと考えていると、新しい魔法融合が思いついたので、それを使った。
すると、オーガの足元が沼のようになり沼の中に沈んで行った。
「グガガァァァァァッッ!!」
力ずくで抜け出そうとしている。
「サンダーフレイム!!」
雷炎魔法でできるだけ威力を出して使った。
「グガガァ…」
全身が火傷と痺れで瀕死状態になっていた。
さらに底なし沼は炎の影響で固まって、底なし沼と状況は違うが抜け出せそうにない。
苦しめるのは趣味じゃないため金棒を鎌に変えて首を落とした。
『ピコーン!』
『打撃大耐性Lv.3を強奪し、打撃大耐性Lv.2と統合します』
『斬撃大耐性Lv.3を強奪し、斬撃大耐性Lv.2と統合します』
『再生Lv.7を強奪し、再生Lv.4と統合します』
とりあえず狂戦士が手に入らなくてよかった。
「ナービありがとう」
ナービに声をかけてもらわなくても勝てただろうが、無傷では済まなかっだろう。
「次からはもっと冷静でいてください」
「はーーい」
と最後は少しふざけた感じになったが反省会はこれで終わった。
「ドロップなんかしてないの?」
「刀がドロップしたようです」
武器はあるが、一応鑑定してもらった。
【名前】鬼丸
【レア度】A
【切れ味】A
【魔力伝導率】A-
【耐久】700/700
【スキル】
・吸血Lv.2・鬼殺し
【特殊効果】【攻撃】+40/【魔攻】+20
吸血は剣で血を吸う毎に切れ味を増し、耐久を回復させるもので、鬼殺しは鬼のモンスターに威力が2倍になるというものらしい。
「強いんだけど俺の魔剣には遠く及ばないから使わないかな〜」
そう言うと魔剣が喜んでいる気がした。
「スキルは結構魅力的なんだよなー」
スキルは両方とも使い勝手が悪くないいいものだ。
「なら次の進化で他の武器の能力を強奪できるようにすればいいのでは?」
「それだっ!!」
そうすればこの先どんないいスキルを持っている武器に出会っても宝の持ち腐れにならなくて済む!
魔剣の次の進化先も決まったところで40階層に向かった。
「ここからはトカゲに似たモンスターが出るみたいです」
今までの傾向からするとボスはトカゲの進化系みたいな感じになると予想できる。
「早速発見しました」
【名前】
【種族】 ロックリザード
【年齢】 0
【レベル】 2
【ランク】 B
【HP】 1530/1530
【MP】 750/750
【攻撃】 326
【防御】 285
【魔攻】 296
【魔防】 285
【敏捷】 358
【運】 9
【スキル】
・ひっかくLv.7・喰いつくLv.3・土魔法Lv.7
【ユニークスキル】
【称号】
この程度なら苦戦もしないのでサクッと倒してボス部屋に向かった。
「ボス部屋がありました」
「よしっ!じゃあ行くぞ!」
もうボス戦も慣れたもんなのでなんの躊躇いもボス部屋に入っていった。
「グギャァァァァ!!!!」
【名前】
【種族】 ワイバーン
【年齢】 0
【レベル】 10
【ランク】 A
【HP】 4500/4500
【MP】 3000/3000
【攻撃】 560
【防御】 500
【魔攻】 550
【魔防】 450
【敏捷】 620
【運】 16
【スキル】
・火炎魔法Lv.1・暴風魔法Lv.3・毒魔法Lv.8
・再生Lv.8・飛行Lv.6・ひっかくLv.MAX
・喰いつくLv.8・火耐性Lv.8
【ユニークスキル】
【称号】
・40階層ボス
・レアボス
・亜竜
ワイバーンってトカゲの進化系なの?進化しすぎじゃない?こいつはユニークスキルは持ってないがシンプルに強い。しかもこいつ空飛んでやがるし。
だが今の俺には魔法があるため空に飛ばれてようが関係ない。
「グギャァァ!!」
「コキュートス!」
ワイバーンがファイアーボールのようなものを放ってきた。しかし今まで見た奴とは温度が全く違いそう見える。俺は氷結魔法で氷のミストを出して相殺しようとした。
「グギャァ…」
何とか相殺できた。相殺されてワイバーンが心做しか悔しそうにしている。
「グギャァァァ!」
「コールドサイクロン!」
多重思考と神速思考で次は暴風魔法を使ってくると予想はしていたが、本当に使ってきたため氷嵐魔法で相殺していく。
「コキュートス!」
何度も氷結魔法を使って攻撃していく。
それをワイバーンが火炎魔法と暴風魔法を使って防いでいく。
「グギャ……」
ワイバーンは飛べなくなって地面に降りてきた。
40階層がトカゲだったのでワイバーンもドラゴンの仲間ではなくトカゲの仲間だと信じて、氷結魔法を使い続けた。結果として予想は当たっていたらしく、ワイバーンは体が寒くて動きづらくなって飛べなくなったようだ。
俺は身体属性強化で雷炎魔法を付与しているため寒くなく普通に動けている。
「クリスタルスピア!」
ワイバーン目掛けてクリスタルの槍を魔法で飛ばしていく。
「グギャァァ!!!!」
ワイバーンはすぐに反応して暴風魔法で粉々に砕いた。結晶が砕け散った隙に隠密と迷彩魔法を使って隠れてワイバーンの近くの壁に糸魔法で粘着質の糸をつけて糸操作で登っていく。
ワイバーンから15メートルほど上のところまで来たら鎌をハンマーに変えてワイバーン目掛けて飛び降りる。その時に【MP】を500くらい使ってハンマーを重力魔法で重くする。これで落下スピードが早くなった。
ワイバーンの背中の近くになったらハンマーの重さを勢いよく振り下ろした。そして、当てる瞬間にまた重くして、追加で爆発魔法も使っておいた。
「グギャァァァァッッッッ!!!!!!」
ゴキゴキと骨が折れる音がなり、ワイバーンが潰れて下の地面にもヒビが入っている。
「グギャァ…」
それでもまだ魔法で攻撃しようとしてくるのでハンマーを鎌に変えて急いで首を落とした。
『ピコーン!』
『レベルが上がりました』
『火炎魔法Lv.1を強奪し、魔王Lv.2と統合します』
『再生Lv.8を強奪し、再生Lv.7と統合します』
『火耐性Lv.8を強奪し、火耐性Lv.8と統合します』
『強奪Lv.8が強奪Lv.9になりました』
『魔王Lv.2が魔王Lv.3になりました』
『武王Lv.1が武王Lv.2になりました』
「お疲れ様です」
今回はワイバーンの魔法が掠ったりしたので無傷ではないが無事に勝つことが出来た。
【名前】 斉藤 零
【種族】 人間
【年齢】 18
【レベル】 52★ (1UP)
【ランキング】 1位
【HP】 3160/3160 (60UP)
【MP】 2600/2600 (50UP)
【攻撃】 560+70 (10UP)
【防御】 438+15 (8UP)
【魔攻】 560+70 (10UP)
【魔防】 438+15 (8UP)
【敏捷】 621+5 (11UP)
【運】 82
【スキル】
《耐性系》
・恐怖耐性Lv.4・打撃大耐性Lv.3(1UP)
・斬撃大耐性Lv.3(1UP)・火耐性Lv.8
・水耐性Lv.2・風耐性Lv.8・土耐性Lv.3
・闇耐性Lv.8・光耐性Lv.2
《特殊系》
・吸血Lv.3・超音波Lv.5・性豪Lv.5・飛行Lv.5
・再生Lv.8(4UP)・罠精密感知Lv.1
・罠解除Lv.3・偽装Lv.MAX ・熱感知Lv.8
【ユニークスキル】
・ナビゲーション・強奪Lv.9(1UP)・崩壊Lv.7
・多重思考Lv.2(1UP)・神速思考Lv.1
【エクストラスキル】
・魔王Lv.3(1UP)・武王Lv.2(1UP)
【称号】
・先駆者
・挑戦者
・一騎当千
・魔を統べる者
・武を統べる者
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