第66話 カラーボール

涼也side


この状況いつまで続くんだろうなぁ


-コツン--


ガラっ-


涼也「ヤッホー!」


風歌「リョウくん?何をぶつけたの?」


るなちゃんの家と

俺の家はお隣さんなんだよね


涼也「カラーボールだよ。 プラスチック製だしさ。ガラス割れないから大丈夫だって。それより ふうちゃん退院おめでとう!」


風歌「…リョウくん…ありがとう」


両家とも敷地内の表側を広いスペースを取って

裏は敷地を囲う木々に覆われた低い柵の近くに

寄せるように建ててあるからね


俺とるなちゃんふうちゃんの部屋の距離は

近いんだよね


そう言って呟いたふうちゃんが

涙で瞳を揺らしたなって…


-トゥルルル-


風歌「あ…」


着信のあった携帯を

見つめているふうちゃん


涼也「山乃さん?」


コクって頷いたふうちゃん


涼也「OK. ほら早く山乃さんに電話しなきゃ!またね!ふうちゃん!」


お互いに窓を閉めて

ふと

るなちゃんの部屋に 目を移す


さて…








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る