第31話『勇気の石』④

「ママに抱き付いて大きな声で泣きました」


「その日の夕方。ベルクをお医者さんに連れていったパパが、ベルクと帰って来ました」


パパ『ヴィント、頑張ったな。ルーナに「動いちゃダメ」と言ってくれてありがとう。「助けを呼んで偉かった」な。ベルクを「助けてくれてありがとう」』


ヴィント『ぼく「ルーナをしんじてるから」。「ベルクがたいせつ」なの!』


パパ『ルーナ、お兄ちゃんの「言い付けを守って偉かった」な。ベルクを「励ましてくれてありがとう」。大きな声で「助けてと言えて頑張ったな」』


ルーナ『「お兄ちゃんはいつも助けてくれる」から!「ベルクがぼく大好きなの」!』


パパ『ベルク、ブーリャを「助けて偉かった」な』


ベルク『「ヴィントにいちゃ、ルーナにいちゃ、だいしゅき」。「ブー ニャおともらち」なの』


「パパもママもベルクを「叱りませんでした」。大きなブーリャの為に「頑張ったベルクが誇らしかった」からです」


パパ.ママ『ブーリャ「助かってくれてありがとう」』


ブーリャ『クゥン』


「パパ.ママは、「ブーリャも労りました」。元気がないブーリャも、 これで少しは元気になるかな?ブーリャも「大切な家族」ですからね」


パパ『でもね。今度からは「助けて下さーい」!って大声で叫んで「大人の人に頼む」んだよ?』


ベルク『あい!』


ママ『さあ、みんな!お夕飯にしましょ!』


「ママが腕によりを作ってくれたお夕飯は、 すごいご馳走でした」



パパ『美味しそうだなぁ』


ヴィント『おいしそうだなぁ』


ルーナ『おいしそうだなぁ』


ベルク『おいちしょうだなぁ』


ブーリャ『クゥンクゥン』


ママ『美味しそうでしょぉ』


「ご馳走はとっても美味しくて。みんなで幸せでした。パパもママも、ヴィントもルーナもベルクもブーリャだって。眠る前にね、みんなで仲良くお歌を歌って、お休みなさいをしました」


「終わり」




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