盗賊
森の奥へと進んでいると、叫び声や怒声が聞こえてきた。どうやら近くに人が何人かおり、何か起こっているようだ。
「嬢ちゃん、引き返すか?」
「面白そうじゃない! このまま進むわ」
俺は盗賊や強い獣がいる可能性があったので、念のためアリシヤに聞くと、アリシヤは興奮しながら答えた。
俺とアリシヤが奥へ進むと、木々の開けた場所で冒険者であろう男女二人が七人の盗賊に襲われていた。
二人の冒険者の近くには冒険者の仲間だと思われる男性の死体があった。
「やめろ、ヘレナには手を出すな!」
男性の冒険者は盗賊と剣で戦いながら、服を脱がされそうになっている女性の冒険者を見ながら怒鳴った。
「そ、そこのあんた! 助けてくれ、盗賊に襲われてるんだ!」
男性の冒険者は俺とアリシヤに気付き、俺に助けを求めてくる。盗賊は俺とアリシヤに気付くと、アリシヤを見て言う。
「上玉じゃねえか、こいつを殺した後に可愛がってやるよ」
盗賊の一人が俺とアリシヤを見ながら言い、盗賊は剣を持って俺に走って駆け寄って来た。
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