対異能力特戦機隊 ミグラント

文月 

対異能力特戦機隊 ~予告~

「こちらウィング3。速度、高度共に安定、対象までの距離8約16km。現13:20ヒトサンニイマル機体問題無し」


『了解。こちらウィング1。ウィング3、予定通り奇襲ルートに入る』


「了解。ウィング3は規定ルートをなぞり目標上空へ向かう」


『了解。ウィング1以下二機は戦闘速度にて進行。到達時刻は240秒後。到達後は作戦通り』


「了解。これよりウィング3は作戦遂行のため隊より一時離脱する」


『了解。離脱を許可。これより無線は通じない。次の交信は作戦後。武運を祈る。帰ったら美味い飯食いに行くぞ』


「期待してます。交信終わり」


 プツッ


 切った無線を予備電源を残して落とし察知されないようにする。どこまで探知されるかわからない。奴らにとっちゃ微弱なものでも爆音に聞こえるって話だからな。これもどこまで通用するか。


 空に向けて駆けるが無線も無くこの場には文字通りの一人だ。

 ただ俺以外に単発エンジンが放つ甲高いとも、腹に響くとも取れる心地の良い音だけがこの場に居る。


 僅かに上昇していることによりキャノピーの外を空に浮かぶ雲が通り過ぎて、ついにその上にまで来てしまった。

 真下に広がるのは雲海。 

 不思議なもので、下にいる時は雲海になるような雲なんて見えないのに、上まで来るとしっかりと雲海になるんだ。


「どこまで行ってもこの景色は変わらない……」


 空に出るようになってもう五年。色んな空に行った。山の上、草原の上、海の上。でもどこまで行っても雲の上は変わらない。常に無限に広がる青だけがあり、鳥よりも早く高く舞える。どこまでも。


 青より高い場所に浮かぶ太陽、気ままに流れる雲、それをデルタ翼で切り裂き駆け抜ける自分。外は極寒で下手すりゃ死ぬ世界なのに、


 それなのに。



 ピーッピーッ

 と、その瞬間アラートが鳴り響く。

 目標が近づいてきた証だ。

 俺は右手で握る操縦桿に力を込める。幾度となく思い描いてきたこの状況。何があろうと失敗する訳にはいかない。


 目標は近づいているが目の前のレーダーにはまだ何も変化が無い。

 速度は戦闘速度の1295ノット時速2400km。巡航速度はもうとっくに超えている。

 音速の壁を超えたことは見慣れて、安定している。が、それがむしろ恐ろしい。今まで幾度となく到達し、来たものを落としてきた。

 なのに何か起こるのではないか。そんな予感が──


「……っ!?」


 俺は唐突に、だが冷静に操縦桿を引き機首を上へ向けほぼ垂直に上昇を開始する。


 俺は上昇する。

 体にそれなりのGが掛かるがその程度で泣きを言うようなヤワな体じゃない。もっと振り回せる。

 俺の意思に従って機体は安定して上昇を続ける。

 

 ……なんだろう、あの前方の一点から先へは進んではいけないような。

 何がある?

 連中か?それとも砲か?

 見えないんなら厄介すぎるぞ……

 

 高度を上げて速度で突っ込むか。


「このままじゃ作戦に遅れるだけだな……。〈イージス〉起動」


『声紋認証確認。全ロックポイントスキップ。特殊防衛システム〈イージス〉起動。システム、オールグリーン』


 コンピュータの電子音声と共にどこからともなくヴゥゥゥンと何か震えるような音が聞こえてくる。同時に今まで静かだった目の前の計器群の一つが高数値を示す。

 振り切るまではいかないが、ちと不味い。早くやることやらんと飽和しちまうな。

 

「〈イージス〉起動確認……っと。ま、この状態でこれが連中にどれだけ通じるかは知らんがな。三十秒持ちゃいい」


 上昇を続ける機体だが、操縦桿なんかを少し複雑に動かすことで機体をその場で回転させるような機動でアフターバーナーを吹かし、しばらく進行方向とは逆へ。

 ある程度距離を稼いだら機体をロールさせるように一気に下降に入る。


「ぐぎぎ……」


 身体が軋むような強烈なGが掛かり、さすがにやばくなりかけたが何とか保つ。

 現在の高度は約3万フィート。突っ込むには速度を乗らせてなんとかしなきゃならない。


 計器が狂ったように回転し、自身がどんな状況であるかを指し示そうとする。

 速度も上がり、機体が耐えられるかどうかが心配になってくる。


 現在の機体は垂直に降下している訳ではなくて、ゆったりと角度を変え続ける最終的には地上と並行になるようなコースを進んでいる。それで地上に真っ直ぐ激突するというリスクは避けられても、機体がどうなるか分からないことには変化が無い。

 でもそんなこと気にしてたらこんなことやってられない。


「こんな速度で減速したら吹っ飛んじまう。……が、このまま突っ込む!」


 操縦桿を少しずつ動かして機体を調整し、さっき一気に上昇したポイントまで戻る。


 嫌な予感こそするが、さっきとは違う。


「持ってくれよ……〈イージス〉!」


 その瞬間なにか巨大なものが、まるでガラスが割れるような音が響く。連中の壁か。〈イージス〉使って正解だ。壁の破片が内部に入り込まれたら即死だぞ。


 同時に〈イージス〉の計器が一気に振り切るほどに激しく動く。飽和状態だ。このままだとじきに使い物にならなくなるが、何とか最初の山場は越えた。あとは二重と無いことを祈るのみだ。


 すると、まるでつっかえていたものが取れたかのようにいきなり無線が入ってくる。通信を受け、予備電源で起動したようだ。


『……グ3!ウィン……!……うせよ!こちら……1!こち……』


「!?……こちらウィング3!こちらウィング3、応答せよ!」


『……こちらウィ……1!全て……ていた!撤……せよ!』



「ウィング1!聞こえない!ノイズが激しすぎる!」


 クソっ、何があった?撤退と聞こえたが、まさかな事があったのか?


『こちらウィング……残……2機!続行……命ずる!』


「何を!?落とされたのか!」


『クソっ!おま……げろ!我々は……囮……る!』


「ウィング1応答せよ!ウィング1!」


『ウィング3……健闘を』


「こちらウィング3こち───クソっ!!」


 もう、声を掛けることは出来なかった。無線が途切れたからだ。

 電波では無い。本体ごと、破壊された。


 何故なのか。なぜ最後だけこんなにも鮮明に伝えてくるのか。


 何度となくこんなことには立ち会ってきた。介錯だってしたことある。


 それなのに、それなのにどうしてここまで悔しいのか。


 今までで一番長く共に居たメンバーだからか?

 今までで一番俺に気楽に接してくれたからか?

 今までで一番強かったからか?



 全て違う。


「絶対殺す!!」


 俺は、今までで一番………


「────見つけた」



 この荒んだ世界で、


 楽しかったんだ。




 俺は。





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇






『目標補足。大きさ1.7メートル。有効殺傷圏内まであと十秒』


「よし。〈イージス〉解除。リソースを全て戦術システムへ」


『〈イージス解除。システム効率上昇〉』


 頭を冷やし、一旦冷静になって俺は操縦桿を握り直す。


 目の前のホロモニターに対象を収めたレティクルが表示される。

 微細に動き、常に中心へと据えようとする。

 操縦桿を僅かに動かして確実に仕留められる角度に調整する。


 まだだ。まだ早い。


 空を切り裂き、確実に敵へ、地上へと近づいて行く。まさに槍のように。


 レーダーには既に目標の正確な位置が出ている。

 これを出すためだけにどれだけの人間が死んだことか。


 を仕留めるためにどれだけの時間を掛けたのか。


「だからてめぇだけはここで殺す」


 操縦桿に備え付けられたトリガーに指をかけ、グッと握る。

 

 今だ。


 凄まじい音を立てて弾がばらまかれ、地面に土煙を立てていく。

 機体の片側に備えられた25mm機関砲が火を吹き射線上にあるもの全てを砕き破壊していく。


 音速を越えた速度で弾をばらまき、地上を掃射したがほんの一瞬の事。こちらからはどうなったのかが見えない。


 敵の位置こそわかっても生死は分からないからだ。



「どこにいやがる……」


 高速で機体を回頭させながら短距離レーダーなどを駆使して地上を走査する。


 僅か1.7メートル。岩なども多いこの辺りでは捜索は困難を極める。

 加えて、連中のを使われたら俺ら……いや俺ではどうしようも無くなる。


「……っ!見つけた」


 レーダーに感あり。

 ここから僅か百メートル。高速移動していると射撃は困難だが……


 操縦桿を倒し、一気にターンに入る。軽く上昇しながら背面飛行となり、半ば宙返りを描くように機体の向きを変える。


 さすがに一発じゃ上手くはいかないか。でも早くしないとこっちの燃料が持たん。


「角度調整……」


『戦術システム介入により、軌道調整。本ルート侵入による成功率73%』


「上々だ。次で仕留める」


 速度を乗らせ地表付近を這うように駆け抜け、レーダーの反応のある近くに、機体内部に誘導弾の代わりに搭載されているクラスター爆弾を投下する。

 機体の底面が開き、現れ投下されたのはまるでミサイルのように先端が鋭くなっていて、プラスチック爆弾のようなものが杭の表面にびっしりと設置された特殊武装の杭だった。


 即座に俺はその場からいなくなるので、そのまま起爆のスイッチを押す。


 とっくに地面に突き刺さったクラスター爆弾と杭自体の爆発の圏内からは離れているし、こちらは音速越えだ。爆音なんかよりも速い。


 ああ、レーダーの反応の真上。ピンポイントで爆発させた。少なくとも生きちゃ居ないだろう。

 如何に連中とはいえ、爆発の直撃には耐えられない。

 まあ俺の位置的にもすぐには確認出来ない。



「はぁ……何やってんだろうな。俺」


 確認のために旋回している時、ふと空を見た。


 思ったのはやっぱり、どれだけ手が血に塗れようと目の前にあるそれだけは変わらないということ。

 手を汚したのも復讐心という訳では無い。かと言って連中が悪だからという訳でもない。


 言われるがまま、と言った方が一番似合っているかもしれない。

 

 つまり俺はプロバガンダに乗せられた哀れな男ってとこか。

 なーにやってんだか。今どきそんな単純なやつは見かけない。

 でも俺の頃は少し違ったんだ。みんなこうなること、つまり空に上がるなり陸を駆けるなりなんらかで戦うことが一攫千金に最も近い誉れとなってた。


 ああ、でもそれは別にお国のためにとかそんな高尚なもんじゃあ無い。単純明快、食い扶持稼ぐためにやってたのさ。


 俺なんか確か十五の頃にはこっち側で、十二の時に家の負担を軽くするって名目で売り飛ばされた。せめて三日分の飯にでもなってりゃ良いがな。


「人一人の安い命、それはも同じで、こっちも同じだ。恨むなよ。恨むなら過去のあいつらだけを恨め」


 

 キャノピーの外には、先のクラスター爆弾での爆発跡が広がっているのが見える。

 幼い頃に見た月の表面のように穴ぼこばかり散らばり土煙も立っている。


 そして駆け抜けることで少し土煙は晴れ、地表は分かりやすくなる。

 そしてその土色の地面では分かりやすい色の物体。


 ……まあ、何歳かは知らんがガキだろうな。

 連中の親玉も胸糞悪いことをするが、そいつらを殺しているのはこっちなんだ。何を言える立場じゃあない。


 たとえバラバラにしたとて、こっちには確実に死んでるって保証さえあれば良いんだ。腕の一本でも持って帰りゃいいんだがな、それも出来やしない。


「ここじゃお前の運が悪くて俺の悪運が強かった、それだけだ。所詮戦争なんてそんなもんなんだよ。じゃあな、せめてバラバラにしちまった事は謝るよ。すまん」


 俺はしばらくその爆心地上空を周回し、ちょっとした言葉を送ると、そのまま機体を来た方向へと向ける。

 基地へ帰り、俺以外の全員が死んだことを伝え───


 ドゴォォォンッ!!





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 





 痛つつ………


 えーっと、なんだっけ……?


 ……一応、突如襲った轟音と機体に響くアラートの音が喧しかったのは覚えている。

 ははっ、生きてやがんの。

 

 ああ、そうだ。最初の音と同時に翼がもげたんだったな。

 そんで脱出する間もなく地面に機体ごと転がった。幸い、爆発物なんかは燃料以外無いし、漏れ出てたみたいだがまだ爆発してないってことは地面にでも吸われたのだろう。


 それに、それなりに速度落として地上スレスレ飛んでてさらに生命維持装置も上手く機能したのがこの悪運の奇跡の原因か。


 はぁーーっ……

 せめて機体から出ねえとどうも出来ないな。

 幸いにして身体はどこも折れてないみたいだし。それに早くこの上下逆さまから抜け出したい。


「痛てっ」


 足を引き抜こうとしたら引っかかってて部分が外れて、俺は地面に背中から落ちる。

 ほんと、よく死ななかったな。普通は爆発だ。

 ベイルアウトの余裕も無かったから実は俺死んでんじゃないの。

 



 何とか機体から這い出、被っていたヘルメットを外すとその惨状が目に入ってくる。

 先にもがれた片翼に地面に落ちた時にでも引きちぎられたもう片翼。地面を転がったことによりベッコベコになったフレーム。

 熱を持ってはいるが、機能停止を始めているエンジンユニット。

 燃料含め油とかはやっぱ地面に吸われてたな。

 内部コンピュータも完全に機能停止。復旧は難しいな。


 酷いもんだ。こりゃあ……


「同類、か」


 わかっちゃいたが、いざ自分に向けられると厄介極まりないなあれ。


 


 ────トライデント。

 連中と敵対するベールス・セキュリティー社がワーズ合衆国の協力を得て宇宙空間に設置した空対地ミサイルならぬ宙対地ミサイルだ。対地と言っても、空を飛ぶ的すら命中させるほどの性能を有する。

 丁度、今みたいにな。


 宇宙空間に進出したらまずやるべき事は軍事配備だからな。そんなのがあっても当然だ。


「ん?」


 どうやらコンピュータが停止しても、辛うじてモニタなどの電子機器の一部は生きていたようだ。かなり荒いが、何かが表示されていく。


「ユーアーア……『You are a wing』お前は翼……いやウィングか。ははっ、そういう事ね」


 俺はその場に座り込む。今の状況とこの文字列の意味を理解してしまったのだ。


「捨て駒……いやそれ以下か。ウィング……ね」


 考えてみれば一発で分かる。

 普通、戦闘のコールサインにウィングなんてシンプルかつ王道な物を使うわけが無い。

 最後は殺す予定だから晩餐代わりに伝説のコールサインか。


「クソッタレ。ガキ殺した報いとでも言うつもりか?」


 空を見上げ、トライデントがあるであろう先を睨む。


「オレはてめぇらの思うままにはならねえ。名誉と利益はくれてやる。が、このままで終わると思うなよ?」




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 もうだいたいいつから始まって、どれだけ続いているのか数えるのも億劫なほど長い戦争。


 ただ、始まった原因だけはハッキリしている。


 21世紀終盤。脳科学、生物学的、心理学など。少なくとも生物の内部に関わる学問において革新的な技術進化が発生した。


 俗に言う霊感や超能力、分かりやすく言えばテレパスやサイコキネシスと言った空想とされてきた個人の能力、その実在が確認されたのだ。


 全ての能力は根本的には人間の言語発露と変わらなかった。それが声帯と口の開閉機能や舌を用いた音波的意思疎通か脳を集中的に用いた意思疎通かの違いでしかなかったからだ。


 それから22世紀に突入し、研究によってその頃から〈異能〉と呼ばれるようになったその能力を持つものが増えてきた。


 だが、人間というのは自分たちと違うもの、外れたものを嫌う。


 まず起きた問題は人権問題だ。自分たちとは違う〈異能〉を持つ人間は本当に人間か?と。


 次に起きた問題が能力的な差だ。〈異能〉を持たない人間と持つ人間。その間にはほんの少しだけ人間としての能力に差があることがわかったのだ。

 身体能力や記憶力など。個人差はあるが、確かに差があった。


 最後に起きた問題が、人間としての問題だ。

 簡潔に言えば殺されたのだ。〈異能〉を持った一人の少年が。


 逆ではないか?

 そう思うだろう。〈異能〉を持った人間に対し持たない人間は劣っているのだから。むしろこちら側に手を出されたらそれはもう怒るだろう。が、こちら側ではない。ならばどうしたか。

 

 知ってしまったのだ。彼らは殺せると。持たざる者が持つ者を殺せるのだと。排除出来るのだと。自分たちとは違う人間を排除すれば世界はまた自分たちのみになると。

 そう考えたのだ。


 過激な話だが、実際起きたのだ。まず最初に狙われたのは偶然〈異能〉持ちの人間が多かった孤児院。全員死んだ。

 次は学校だ。〈異能〉の扱いを教えるための施設だった。こちらは半数が死んだ。

 その次に病院。〈異能〉関連の研究を兼ねた治療を行える施設だった。ほとんどが死んだ。


 もうお分かりだろう。彼らは子供を狙ったのだ。今後自分たちをかもしれない、今後〈異能〉持ちの人間を増やすであろう子供を。


 こうして、それに呼応するように〈異能〉持ちの人間たちは持たない人間に対しての報復を始めた。まずは孤児院を。次に学校を。最後に病院を。やられたことをやり返すように。それでいて被害がほんの少しだけ上回るように。


 それが世界各地で発生した。

 余波としてインフラがめちゃくちゃになり、たった数夜で国家としての機能を失った国も存在した。そもそも、国家が消滅したこともあった。


 それから双方さらに過激化し、ついに国境というものが消失した。

 最初の事件から約十年後の事だった。


 その頃から〈異能〉持ちの人間、持たない人間、持たない人間の内武力派の三派に世界の人間の分布は別れていた。


 人間はたった十年で半分減り、世界のかつてユーラシア大陸と呼ばれた大陸の東側半分を〈異能〉持ちの人間が。持たない人間が西側を。持たない人間の内武力派とされる人間たちは別の大陸、北・南米大陸へと移動していた。

 多くの島やアフリカ、オセアニアなどは様々な派閥がまるでパズルのように点在する危険地帯となり、普通は近づかない。


 そんな風に世界は分かれ、地上で、空で、宇宙で戦争は続いている。

 何時になれば終わるのか。

 技術など進歩せず、今なお技術水準は21世紀中盤程度。


 人間としての格は古代から変わっていないのだろう。


 勝つか負けるかの単純な盤上で息をするだけで既にもう戦争の渦中なのさ。俺たちは。





 さあ、どうなんだい?


 このクソッタレな世界で、立ちたいか?


         ★☆



 これにて、〈対異能力特戦機隊〉の予告が終了です!

 メインは〈魔銃使いとお嬢様〉ですが、フォローやいいねが多ければこの連載を開始します!!


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