応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • への応援コメント

    遅ればせながら、完結、おめでとうございます。

    この作品には、言葉にできないほど胸を打たれ、それでもなんとか言葉にしようと努力していたのですが、今の私には無理でした。

    とても素晴らしかったです。
    情けない話ですが、それしか言えません。

    作者からの返信

    過分なお褒めの言葉に、やったやったうまく化けられた、などと、喜びのでんぐりがえりを繰り返す狸です。
    正直、今年の三月以降は、能天気な狸にも気の滅入ることばっかりで、もはや自分自身すら化かさねば生き続けるのがしんどい、そんな気分でした。
    この話も、いわば読者様のみならず自分自分を騙くらかすために無茶の限りを尽くしたのだなあ、と、今になって思ったりもしております。

  • への応援コメント

    完結、お疲れさまでした。一時は、また大河小説化するのではと思ったこともありましたが(すみません)、見事に展開が収斂しての着地、感動しました。
    やはりバニラダヌキさまのような手練れでなければ、このようなものは書けないでしょうし、カクヨム様という場では受け止めきれないかも知れませんね。

    しかし、猫村さんのジャスミンの島、先日完結させた拙作、それにこの作品と、いずれも往還記的な展開になっているというのが、面白いシンクロだなと思いました。物語の一つの典型ではあるのですが、現実世界における様々な欠落がどんどん大きくなっているのが、こういう共振現象を起こしたのではないか、などとちょっと思いました。

    作者からの返信

    そうなんですよねえ。
    実はこないだのクリスマス物件よりも、ストレートに500枚超の長編にできるなあ、とか、自分でも思ったりしております。
    短編のつもりでしたから、いきなり第二章あたりでド~ンとカマしてしまったわけですが、あのシーンに至るまでの過去の展開に、慎一や管生が関わることもできるかな、と。つまり、あれを阻止するために、実結の子供時代の記憶に関わって、それに失敗して後半戦へ、みたいな。
    でもまあ中編としては、とりあえず、こんな展開と着地になりました。
    実は投稿前には、実結が目覚めるシーンや、慎一&管生の掛け合い漫才シーンも他にあったりしたのですが、この長さの中ではかえって浮いてしまいそうな気がして、投稿時にカットしたりも。

    しかし、確かにシンクロしてますねえ。
    狸の場合、今年に入ってからの全世界のアレコレに、小松左京大先生の『復活の日』よりも、むしろ『ゴルディアスの結び目』のような重圧感を覚えてしまい、それをお花畑方向に吹っ飛ばしたくて、こんな話を着想したわけでした。
    正直な話、もう脳内お花畑の話だけしか、自分では語れない気がします。

  • への応援コメント

     ああ、民族の太母たる美しく爛れたラスボスとの穏やかな対決、楽しませていただきました。子どものころに何度か山の中の横穴式石室に入ったのを思い出したりして。ヨモツシコメのお姉さん方が桃の実を見ただけで飛んで逃げてしまうのが微笑ましかったです。
     自分には敵わないな、と思う作品を見ると焦りを感じたりすることも多いのですが、ここまで技量がかけ離れていると、不思議と励まされます。ありがとうございます。

    (ひとつだけ、ひとり言としての質問ですが、訓読みで「ももとせ」とせずに「ひゃくとせ」と音読みにされたのには何か理由がおありなのでしょうか。単なる好奇心ですが…)

    作者からの返信

    いや、実在の黄泉醜女さんたちに会えたら、きっとかわいいと思うんですよね。「ぎゃあ!」とか叫んで逃げるから、あちらも「なにそれ失礼すぎ!」とか怒って追いかけてくるわけで、逃げるこっちだって、そのうち必ず腐るんですから。

    技量、と褒めていただくと、てへ、などと照れまくりつつ――狸の場合、いわゆる大衆小説、というより紙芝居とか落語とか講釈とか、話芸の世界が先に立っており、そこに純文学が乗っかってきた――そんな感じの育ちなので、たぶん猫村様とは、土俵が違うのかもしれません。

    で、「ひゃくとせ」問題。
    えーと、たぶん、あのあたりを筆記している狸は、もーまったく芸能鑑賞状態――ぶっちゃけ狸が学生の頃の、まだ若き坂東玉三郎さんが特殊メイクを施して伊邪那美を演じてくれている――それを狸が観ながらせっせと筆記している――そんな感じだったので、『百』も、声として『ひゃく』だったんだと思います。たぶん。今にして思えば、文字としては『もも』のほうが『桃』に通じていい感じですが、声として観客に実感させるにはやっぱり『ひゃく』かなあ、みたいな。
    単なる事後の自己分析ですが、たぶん、そんなニュアンスかと。

  • への応援コメント

    ああ、もう展開にわくわくしてたまらないです。カクヨムのフォーマットでこれが読めるのが、何かの間違いのようです。
    ちなみに、「文科出の地方公務員にとして」という誤字と思われる個所がありました。僕はカクヨム様では誤字指摘はしていないのですが、ここだけは異空間と判断しました。

    作者からの返信

    ああ、よかったよかった。
    あんまり羨道の先がアレすぎて、逃げる読者の方も多いのではないかと、心配しておりました。

    久々に徹夜で推敲したりしていたものですから、そんな消し忘れ文字を見落としてしまい、うわあ、と恥じ入ったりもするのですが、例によって、こっそり直して「え? なんの話ですかあ? そんなの知りませんよ?」と居直って――。

    ごめんなさい。
    狸の投稿物件に関しましては、誤字脱字、恥ずかしい誤謬、ただの精神的錯乱、どんどん指摘していただければ幸甚です。

  • への応援コメント

    こんな状況でも管生との会話に軽妙さがあって楽しく、読みやすいですね。
    いやこの人(ではないけれど)すっかり気に入ってしまいました。

    作者からの返信

    いやもう、管生は、ほとんどしゃべくり漫才のボケとツッコミ、両方こなせるコメディアンに成長しつつありまして……。
    あまりしゃべくり過ぎるときは、ハリセンではたいて黙らせております。

  • への応援コメント

    完結、おめでとうございます。
    大変な霊道行でしたね。
    実結ちゃん、ちゃんと幸せになってよかったです。
    手持ちのお星さまがもう残っていないのが残念ですが、心の中で無数に捧げます。

    作者からの返信

    どんな悲惨な運命に晒されまくっても、たとえそれが何十話にわたって続いても、なぜか最終回だけはいきなり世界がハッピー方向にでんぐりがえり、観ている子供たちは「おいおいそりゃねーだろう」と心の底で呆れつつ、でもやっぱり超ハッピーな涙が止まらないのでオールOK――そんな紙芝居の少女物が、子狸の頃から大好きでした。
    少女の瞳には、なんといってもキラキラ星です。
    狸も、いただいた無数の星を、瞳に浮かべてキラキラと……。
    ……猟師に鉄砲で撃たれそうな気がします。

  • への応援コメント

    管生の変幻自在ぶり、化け猫とはやり方が違いますが、これはこれで便利なものですね。しかも、何でもお見通しで。魅力的な人物? だと思います。

    作者からの返信

    根はいい人(?)なんですが……。
    ラスト・バトルでは、相手の格が違いすぎて、あまり膨らめないかもしれません。
    それでもオコジョらしく、愛嬌で勝負してほしいものです。

  • への応援コメント

    次回、最終章なのですね。
    慎一さん、管生、頑張って。

    作者からの返信

    いよいよラスボスとの決戦です。
    ドツキ合いではなく論戦がメインになるので、慎一の地方公務員らしい『事なかれ馴れ合いパワー』に期待したいと思います。

    編集済
  • への応援コメント

    おおお……坂道が…。そしてもう終わっちゃうんですね…

    作者からの返信

    国境の長い坂を下ると、●●の国だった。
    信号所はなくて、●●名物●●クラブがあった。
    夜の底がドドメ色になった。

    ……●●クラブをどこまで隠微に描けるか、模索中です。

  • への応援コメント

    何をか隠さむ、わたしはこういった記憶や夢や幻想といった舞台が大好きなのです。ちくちくと胸が痛みつつも興奮してしまいます……。

    ひとつだけ、脱字のご報告。
    「おぬしはここに関われのかもしれぬ」
    のところですが、「る」が抜けているかと思われますのでご確認ください。

    作者からの返信

    『うつし世はゆめ よるの夢こそまこと』――乱歩。
    『うつし世はタテマエ。よるの夢こそホンネ』――狸。

    と、ゆーわけで、「る」が抜けていたのは、猫村様の乱歩的な夢です。
    その証拠にあら不思議、今から覗けば、ちゃんと「る」があるではありませんか。それが猫村様の狸的な現世です。

    ……深い意味はまったくありません。

  • への応援コメント

    ああ……私の涙など億でも兆でもくれてやるので、どうか実結ちゃんを助けてあげてください。
    慎一さんならきっとやってくれるばず。
    次章も首を長くしてお待ちしております。

    作者からの返信

    助けます。
    慎一が助けそこねたら、狸が管生に化けて助けます。
    でもやっぱり慎一君にも、地方公務員らしく、地道にがんばってほしいです。
    地道にやってもダメだったら、狸が許しません。

  • への応援コメント

    あの……これは、とんでもない傑作になりそうなのですが。
    あまりの凄みに、背筋に何か走りました。これはまた、世界が滅びたりしませんか?

    作者からの返信

    ここから先は、さらに陰々滅々方向に沈んでいくので、背筋に何かが走るというより、背筋ぷるぷるがじわじわ持続する、みたいな感じになるかもしれません。いや、なったらいいなあ。
    でもまあ世界なんて、滅びそうに見えても、そう簡単に滅べるほど甘くない気がしますし……いや、甘すぎて滅びない世界がいいなあ。


  • 編集済

    への応援コメント

    ×… 羨道… 桃… ××…。いやはや期待が高まります。(一部伏せ字にしておきました)

    作者からの返信

    ああっ、もうほとんどネタバレしている!
    ……あとはもう、どこまで居直ってズブドロにハマるか……それしか道がないですね。

  • への応援コメント

    バニラダヌキさまの新作、楽しみにしていました。
    タイトルからも状況からも、懐かしの「夢限軌道」を連想しますね。また時空を巻き込むかのような展開になるのでしょうか。

    作者からの返信

    おはようございます。
    ……って、今頃起きたのか狸は。
    さて今回は、『夢限軌道』の逆パターンで、記憶からはみ出す話ではなく、逆に入ってゆく話なのですが――それはもうトンデモな方向に、ごんごん深入りしてしまいそうな気がします。
    天野様が途中で呆れて逃げ出さないことを、祈るばかりです。