第362話 水瓶座 ♒︎攻略
さてと、改めて水瓶座攻略なのです。頑張りましょうか。取り敢えず、情報をまとめてみます。
水瓶座は、風属性でノーアクティブ。
水瓶を持つ人物が男。天秤座とは違い、持ち主も敵として現れるので厄介です。そして、やはりフィールドは水場なのですよ。とても、嫌ですよね。
本体は、水瓶なので男性を倒しても意味がなく。かと言って、水瓶を攻撃しても男性に邪魔される。そして、守られている以上は水瓶はノーリスクで猛威を振るえる訳なのです。ヤバいですよね。
しかも、風属性なのに水属性スキル有り…。
ふむふむ、それではスキルを確認してみましょう。
移動制限系デバフアタッカーですかね?まさに、速さ殺しです。僕を含む、スピードアタッカーには天敵と言えるでしょう。しかし、魔法がどうやら弱点みたいですね。魔法を封じるスキル持ちですし。
流水乱舞
水瓶から流れる水が、帯のようになり乱舞してプレイヤーを攻撃する。最大8本の帯状の水を作り出して、鞭のように使い攻撃する。防御不可能なので、何かしらの対応で相殺しなければならない。
「つまり、パリィしないといけないのか。」
マッキーは、暢気に言う。
「だな、しかも最大8人でだ。」
トキヤは、苦笑しながら言う。ルイスは、考える雰囲気である。全員が、意見を話している。
ネクタールの酒器
即死攻撃無効化。毒や鈍足は、勿論だが泥酔効果もある。泥酔すると、全魔法スキルが封印されてしまう。鈍足は、泥酔を解除しなければ消えない。
「異常耐性で、何とかならんかな。」
考える雰囲気で、思わず呟くグレン。
「ある程度なら、何とかなるでしょう。」
ルイスは、暢気に微笑み言う。
暴風散弾
水瓶が、風を操り暴風を作り出し水混じりの風の散弾を放つ。当たると、継続ダメージを与える。ダメージ時間は、精神値に比例して短くなる。
「継続ダメージ」
「散弾かぁー」
呻くメンバー達…
「避けるのは、不可能じゃ…」
マッキーも、苦笑している。
威圧
その、独創的な意思で敵を睨み威圧する。具体的に言えば、移動速度低下や行動制限系のスキル。ネクタールの酒とは、同時発動が出来ない。
「いつものやつだね。」
セロンは、暢気に笑って言う。
範囲攻撃:災厄の洪水
水瓶から、勢いよく流れた水が川を溢れさせ、人々を容赦なく巻き込み流していく。全ステータス、低下させてHPの最大数値を減らす。ダメージが多ければ、お多い程に削られる最大HPも増える。
「今回も、やべーな。」
マッキーは、思わず呻くとルイスを含むリーダー達も、苦笑しながら同意するのだった。
特殊スキル:風の封印
空の水瓶から、風が吹き出しHPが高ければ高いほどに、動く事が難しくなる。威圧と同時使用可能。しかし、ネクタールの酒とは同時は不可能である。長く封印されればされるほど、ステータスを下げられてしまう。下げられるステータスは、ランダム。
「さてさて、やるか!」
マッキーの言葉に、全員が頷く。
流水乱舞は、火力の高いメンバーでパリィする事になった。初心者達が居ないので、そこまで気を使う必要もない。なので、思う存分に暴れ立ち回る。
ネクタールの酒は、酔い覚ましを飲んでから挑めば泥酔にならない。なので、後は気合いでどうにかしてしまった。もっとも、初心者が居ればこんな荒技的な事はしないが。楽なので、異常回復を掛けて鈍足も解除する。泥酔してないので、魔法使い放題。
暴風散弾は、タンクがヘイトを引いてノーダメガードする。念の為、補助魔法やスキルは使う。アタッカーは、攻撃待機して威圧を放たれる前に攻撃。
威圧は、効かないのでスルー。
災厄の洪水は、聖結界の中で立て直し時間に丁度いい。なので、耐久スキルを使いつつ立て直し。
風の封印は、動きにくくなるだけなので攻撃を強行する。動けば、封印対象にならないからだ。アタッカーなら、すぐに動ける様になるだろう。
こうして、水瓶座はぶっ飛ばされて星になりました
男の人も、慌てて水瓶座を追いかけてさる。こうして、水瓶座攻略がおわるのだった。
「残り1体だな。」
トキヤは、嬉しそうに言う。しかし、ルイスは考える雰囲気である。そして、苦笑している。
「もしかすると、2体かもしれませんが…。」
その呟きは、誰にも聞こえていなかった。
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